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ゲノム編集の光と闇 人類の未来に何をもたらすか (ちくま新書)
著者 青野由利 (著)
【講談社科学出版賞(第35回)】倫理的・社会的な議論を巻き起こした中国の「遺伝子編集ベビー」。最先端の生命科学技術「ゲノム編集」を基礎から解きほぐして紹介しながら、生命科...
ゲノム編集の光と闇 人類の未来に何をもたらすか (ちくま新書)
ゲノム編集の光と闇 ──人類の未来に何をもたらすか
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商品説明
【講談社科学出版賞(第35回)】倫理的・社会的な議論を巻き起こした中国の「遺伝子編集ベビー」。最先端の生命科学技術「ゲノム編集」を基礎から解きほぐして紹介しながら、生命科学の歴史と系譜をも辿り、利益と問題点のせめぎ合いを冷静に検証する。【「TRC MARC」の商品解説】
世界を驚愕させた「ゲノム編集ベビー」誕生の発表。生命の設計図を自在に改変する最先端の技術を基礎から解きほぐし、利益と問題点のせめぎ合いを真摯に追う。【商品解説】
世界を驚愕させた「ゲノム編集ベビー」誕生の発表。生命の設計図を自在に改変する技術の利益と問題点を、ニュートラルに解きほぐす。【本の内容】
著者紹介
青野由利
- 略歴
- 〈青野由利〉東京生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。科学ジャーナリスト、毎日新聞社論説室専門編集委員。「インフルエンザは征圧できるのか」で科学ジャーナリスト賞を受賞。
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クリスパー・キャス9はゲーム・チェインジャー。
2019/04/06 15:44
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投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
具体的な病名を挙げての治療の話も時折耳にするようになった遺伝子操作。
遺伝子操作の具体化を加速した「遺伝子操作の道具」の一つがクリスパー・キャス9(クリスパーと略)である。
本書はクリスパーの特徴やその誕生経緯などを通してゲノム編集について、メリットもデメリットも考えるもの。わかりやすくするためにかなり簡略化した説明の部分もあるが、よくまとめてある文章だった。ちょっと「ヘタウマ(失礼!)」な説明の図もなかなか理解の助けになった。著者はその辺がうまいと思う。
進歩の中で、一つの技術が流れを加速する。クリスパー・キャス9はそんなゲーム・チェインジャーだった。油断している間に「想定外」と誰かが言ってしまうような問題が起きる可能性は常にある。遺伝子操作も同じ流れの中だ。
クローン羊と話題になったドリーは結構早死にだった。
中国で2016に生まれたという遺伝子治療による双子は元気にしているだろうか。
ゲームの中のような世界が現実になっていく中でどこまで個人は「ついていける」のか?
そんな怖さも感じてしまう。