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世界史の大逆転 国際情勢のルールが変わった (角川新書)
なぜ世の中の「常識」は時代遅れになったのか。北朝鮮の核保有を認めたアメリカ、「脱石油」とAI社会の衝撃…。2人の碩学が、地政学や哲学等の知見と情報を踏まえ、激動する国際情...
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商品説明
なぜ世の中の「常識」は時代遅れになったのか。北朝鮮の核保有を認めたアメリカ、「脱石油」とAI社会の衝撃…。2人の碩学が、地政学や哲学等の知見と情報を踏まえ、激動する国際情勢を語り合う。【「TRC MARC」の商品解説】
解き放たれる北朝鮮から「脱石油」とAIの衝撃まで、ここ数年で起こりつつあるのは、何十年に一度かの地殻変動である(宮家氏)。
予想をことごとく裏切るかたちで逆転しはじめた国際情勢の本質を知るためには、いったいどうすべきなのか?
地政学や哲学などの学問的知見と圧倒的な情報量を武器にして、6つの視点から新たな世界の原理を読み解く必読の一書。
【本書の内容】
米朝首脳会談はトランプ大統領の「投機」/「一九五三年体制」から「新アチソン・ライン」へ/歴史の転換期には国民の「無意識」に注目せよ/トランプ政権は選挙で選ばれた「王族」/劇的に変化したアメリカの対中政策/なぜ習近平は憲法改正を断行したか/米中貿易戦争は対岸の火事ではない/天才政治家プーチンが企んでいること/北方領土問題はこれからどうなるのか/核抑止論は頭の体操のようなもの/北朝鮮が核兵器で恫喝するのは日本だけ/「イラン核合意」は妥協の産物だった/中東和平プロセスを壊したトランプの過ち/トルコ・ジャーナリスト殺害事件の深層/ムハンマド皇太子の改革は成功するか/なぜヨーロッパは「脱石油」を急ぐ?/大転換を迫られる日本の自動車産業/AIは自律型兵器と相性がよい/独裁者の登場を望む国民たち/民主主義では危機に対応できない/“ポスト安倍”と日本のファシズム……ほか【商品解説】
保守化する世界、自国第一を突き進む国家、AIで働き手が疎外される社会……。かつての「当たり前」が逆転しはじめた。安全保障に精通した二人の博学が、何が時代後れになったのか、知っておくべきは何かを示す。【本の内容】
目次
- 第1章 米朝首脳会談後の東アジア
- 第2章 国際情勢は「感情」で動く
- 第3章 核抑止から核拡散の時代へ
- 第4章 混迷する中東と「脱石油」の衝撃
- 第5章 AIが世界の「常識」を覆す
- 第6章 民主主義はもう限界なのか
著者紹介
佐藤 優
- 略歴
- 〈佐藤優〉1960年東京都生まれ。作家。元外務省主任分析官。「自壊する帝国」で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。
〈宮家邦彦〉1953年神奈川県生まれ。外交政策研究所代表。
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紙の本
池上本等とは雲泥の差
2019/04/13 10:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
北朝鮮、中国、ロシア、イラン、サウジ、トルコ、ヨーロッパ等の世界情勢を、米国(トランプ氏)との関わりの中で解説した対談集。
新自由主義の跋扈に伴う富裕層による経済支配の不満の捌け口として、民族主義が台頭。オバマ時代のエリート達による支配秩序はもはや崩壊し、トランプ氏の登場が歴史の必然だったか否かは分かりませんが、大逆転したルールを理解する一助となる本です。
中でも第5章のAIの影響予測や第6章の民主主義の限界は読み応えがありました。トランプ氏への嫌悪を書き連ねただけの池上本等とは雲泥の差です。
紙の本
理念に趣が置かれた対談集
2019/04/24 01:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トーマス - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、勇ましいタイトルの書籍であるが、世界主要地域における最近の主に政治的出来を題材にした「理念的」な対談集である。事象の分析に哲学的要素も含んでいるため、知的興奮を掻き立てながら泥臭さを伴った現実を追っかけていくという多くの政治アナリストの手法と大分趣を異にしており、その分新鮮さがあり又大いに啓蒙される見解が多々包含されている。
が、個人的趣味から言えば、もう少し現実的な視点から捉えても良かろうと思える箇所が幾つかある。例えば、トランプ登場の舞台事情に米国のリベラリズムがもたらした格差社会と産業の競争力低下があること、前オバマ政権の対中国・朝鮮政策の不作為のリカバリーに共和党が時間を割かれていること、或いは、ドミノ現象による核保有国の増加を防ぎ、自由・民主主義と基本的人権尊重を堅持する正当性を持つ世界の覇権国として「核を持った北朝鮮」を容認する筈がないことについて言及する価値があるのではないか。更に、例えば「ファシズムは生産性の低い国民を「非国民」として容赦なく排除しているとしているが、資本主義経済と不可分の関係にある生産性は、格差社会の生成過程に登場するなら分かるが、ファシズムと結びつけられることに無理があるのではないかとの感を持つ等々。
本書は、若干言葉遊び的な論理展開もあるとの印象も持つが、時には斯様な理念的な書籍を読み、多角的なものの捉え方を学ぶことは有益だと思う。