- カテゴリ:幼児 小学生 一般
- 発売日:2019/01/18
- 出版社: ロクリン社
- サイズ:27cm/31p
- 利用対象:幼児 小学生 一般
- ISBN:978-4-907542-66-5
紙の本
おおかみのこがはしってきて (北の大地の物語)
おおかみのこが走ってきて、つるっと転んだ。それは氷がおおかみよりもずっと偉いから。氷を溶かす太陽は氷よりも偉い。ではいちばん偉いものって何だろう? アイヌの深い知恵を伝え...
おおかみのこがはしってきて (北の大地の物語)
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商品説明
おおかみのこが走ってきて、つるっと転んだ。それは氷がおおかみよりもずっと偉いから。氷を溶かす太陽は氷よりも偉い。ではいちばん偉いものって何だろう? アイヌの深い知恵を伝える、命の物語。〔パロル舎 1999年刊を一部加筆修正し新装〕【「TRC MARC」の商品解説】
「ねえ、どうして?」
男の子がお父さんに聞きました。
アイヌの深い知恵に学ぶ命の物語。
アイヌに伝わる早口言葉を元に描かれた物語です。
親と子の対話を通じて、知恵の神髄に近づいていきます。
ストーリーは軽やかにテンポ良く、ユニークな飛躍を繰り返していき、
独特の面白みを醸し出しています。
【本書あとがきより】
アイヌの人々は、北の大地の先住民。はるかな昔から、大自然のふところで、豊かな暮らしを営んできた人々です。それは、大地から奪うのではなく、大地の恵み、それをもたらしてくれるカムイ(アイヌにとっての神)に 心から感謝する暮らし。人々が捕る鮭や鹿はカムイが遣わしてくれたもの、人々が捕る熊は客となって来てくれたカムイ自身と考え、心から感謝を捧げてきたのです。彼らは、一本の木を切り倒す時でさえ、深い祈りを捧げてきました。そんな人々の心の中には、とても豊かな、まるで天に輝くきら星のような物語の世界がありました。それは、北の大地からの贈り物。21世紀の今日、あまりにも多くの問題を抱えこみ、道に迷っているわたしたちへの、すばらしい贈り物なのです。(寮美千子)【商品解説】
著者紹介
寮 美千子
- 略歴
- 〈寮美千子〉1955年東京生まれ。毎日童話新人賞、泉鏡花文学賞受賞。著書に「イオマンテ」など。
〈小林敏也〉1947年静岡県生まれ。東京藝術大学美術学部工芸科卒。宮沢賢治賞を受賞。
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大地に感謝
2019/09/17 14:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:coco - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ねずみのよめいり」風の物語なのかと思い読み進めてみれば。
これは、巡り巡る自然と大地への感謝の物語。
各ページに配されたアイヌの文様が美しい。