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商品説明
「前衛短歌の三雄」のひとり、塚本邦雄の全歌集。第3巻は、塚本の遺した序数歌集のうち、「星餐圖」「蒼鬱境」「青き菊の主題」「森曜集」を収録。穂村弘のエッセイ、島内景二の解題も掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
星餐圖 | 9−50 | |
---|---|---|
蒼鬱境 | 51−56 | |
青き菊の主題 | 57−106 |
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紙の本
本当は名前も旧字体・異体字で表記すべきなんだが。
2024/02/01 01:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
詩歌の類は音読を念頭に置くから、読み仮名がついていた方が良いと思うんだけど。
塚本は印刷芸術としてレイアウトなどにも拘りたかったらしい。
この全集はレイアウトで妥協しているのだが、一頁一首が理想のよう。
七十年代初頭の歌が多く、三島の記憶が生々しいのか、斬首のイメージが多いような気もする。もっとも、元々死の言葉は多かったのでこっちの気にしすぎかも知れない。
読めない漢字がいくつかあり、歌を読めてないのだが、それでも鮮烈なイメージがちらほら。塚本に限らず、語彙の豊富な人を読むと我が身の貧しさを痛感する。
塚本は青って文字が好きのよう。(青は旧字体・異体字)
この全集には習作というべき初期作が収められており、それを読むと、塚本が技能を研ぎ澄ませてきた様がよくわかる。
短歌という定型詩は、制限が厳しく、そのような環境では才能と共に技能が問われる。