- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/02/28
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/189p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-514766-5
読割 50
紙の本
壺中に天あり獣あり
著者 金子薫 (著)
無限の迷宮を彷徨い続ける青年・光。ある時、迷宮の中にホテルが建っているのを発見した光は、その支配人となり、客を呼び込むポスターを貼るため、再び迷宮へと足を踏み入れ…。『群...
壺中に天あり獣あり
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商品説明
無限の迷宮を彷徨い続ける青年・光。ある時、迷宮の中にホテルが建っているのを発見した光は、その支配人となり、客を呼び込むポスターを貼るため、再び迷宮へと足を踏み入れ…。『群像』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
無限の迷宮を彷徨い続ける青年・光は、有限のホテルが建っているのを発見する。光は支配人として従業員を雇い、客を呼び込むポスターを貼りに行く。迷宮の中でブリキの動物を磨き、修理しながら玩具屋で働く女性・言海は、ポスターを見て、ひとりホテルを目指すことを決意する――。人は生まれ落ちた迷宮から、外に出ることができるのか。小説の根源を問う、若き才能による大胆で緻密な野間文芸新人賞受賞後第一作。
無限の迷宮を彷徨い続ける青年・光。どんなに歩いても、螺旋階段が上下に伸び、廊下が一直線に続くばかりだ。
迷宮からの脱出を断念し、酒に沈んでいた光だったが、ある時、迷宮の中に有限のホテルが建っているのを発見する。光は支配人として従業員を雇い、客を呼び込むポスターを貼るため、再び迷宮へと足を踏み入れる。
迷宮の中でブリキの動物を磨き、修理しながら玩具屋で働く女性・言海は、ポスターを見て、ひとりホテルを目指すことを決意する――。
人は生まれ落ちた迷宮から、外に出ることができるのか。言葉を紡ぎ、世界を作り出すとは、どういうことなのか。創作という行為の根源を問い直す、若き才能による大胆で緻密な野間文芸新人賞受賞後第一作。【商品解説】
著者紹介
金子薫
- 略歴
- 〈金子薫〉1990年神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。「アルタッドに捧ぐ」で文藝賞、「双子は驢馬に跨がって」で野間文芸新人賞受賞。
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紙の本
次作が楽しみです
2020/10/08 10:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マリリン - この投稿者のレビュー一覧を見る
作品に惹かれたのは光と影(陰と陽?)が織りなす情景。意識して書かれたとは思えない世界がただただ耽美で、最初に手にした著者の作品「双子は驢馬に跨って」を読み何となく感じていた事がようやくわかったような気がしました。読み解くとは別に心地よい世界に浸りたくて再読しました。ものの見え方を変えた作品。
紙の本
閉塞感ある世界で
2019/04/18 19:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
広大な迷宮ホテルで生きる人々の偽物じみた生活
これは人の人生の縮図なのかな?
与えられた状況で目的を見つけ、達成されたら次に行け、みたいな。
それか、夢中になってやってても、ある日唐突に興味をなくしてしまうことはよくあるよね、みたいな。
んーとね、よくわかりませんでした。