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投稿者:井端隕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
10年前に発売された時に購入したのですが、どこかに行ってしまった(笑)ので、再び購入しました。色褪せぬ輝く言葉がぎゅう詰め。さすが清志郎さんです。
紙の本
何から独立するのかということだが
2019/05/06 00:34
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投稿者:lithos - この投稿者のレビュー一覧を見る
独立したいという気持ちを後押ししてくれると思います。何から、というのは人によって違うのでしょうが。彼の場合も何からというのは色々あったようです。私はほぼ彼が亡くなってから知ったような世代だったので、ロックの歴史を知るためにも良い本でした。文章もきちんと中身があって面白かったです。
紙の本
かっこいいが
2019/11/21 19:27
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投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
かっこいいとは思うが、やはり凡人には理解しにくい部分が多くて、読み終ったあとに、納得できる部分は少なかった。
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前から気になっていた忌野清志郎の「ロックで独立する方法」。
なんでこれまで読んでなかったんだろう?とも思いつつ、4月に独立してから読んだのは正解だったかもしれない。
そして、文庫本になってから読んだのも正解だったかもしれない。
たぶん、僕は仕事で悩んだりする時にはこの本を読み返したりするんだろう。もちろん、清志郎の歌を聴きながら。
読んでよかった、清志郎を好きになれていてよかった。
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先日、ブクログでいただいたコメントがきっかけで、最近清志郎さんの作品に多く触れていて、本作もその流れで読んだ一冊。
少しずつ読み進めていたが、今日病院の待合室で読み終えた。
自分の両腕だけで食べていこうって人が、そう簡単に反省しちゃいけない
オビのこの一言でまず心をわしづかみにされてしまう。
解説で津村記久子さんも述べているが、本書は現実的で誠実な仕事の本だ。
そして表紙の、少しさびしげ(自分にはそう見える)に微笑む清志郎さんの笑顔。
本当に優しい方だったのだと思う。
なにしろ、ロックで「成功」するのではなく「独立」する方法について書いているのが彼らしい。
ロックで売れることではなく、ロックで生きていくということを彼は伝えたいのだと感じた。
「アーティスト」でも「ミュージシャン」でもなく「バンドマン」であることにこだわり続けた清志郎さん。
独立するということと、バンドのメンバーであること、一見矛盾するかもしれないが、彼はハマっているという自転車のツーリングに例え、こう述べている。
あの頃も「もうメジャーになったんだから、これ以上頑張んなくていいや」って独りなら思ったかもしれない。(中略)あれは独りじゃ絶対できない。(中略)独りでやることと「独立」は違う。互いに「独立」してる仲間がいること──それが最高なのさ。
清志郎さんの『ラクに行こうぜ』という曲がある。
確か、以前何かのCMでも使われていたと思う。
幸せになりたいけど 頑張りたくない
というサビが、良識派?には怒られてしまいそうだが、笑えるし、そう歌えてしまうのが彼らしくてかっこいい。
自分は今、生き方であるとか、そういったこと諸々で非常に閉塞感を抱いているが、そういうときに清志郎さんの歌を口ずさんでみたくなる。
悩みがたちどころに解決するであるとかそういうことではないが、悲しいとき、寂しいときに寄り添ってくれる歌をいくつも歌ってきた、そんな人であると思う。
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帯に書いている、簡単に反省しちゃいけない、に惹かれて手に取ってみた。著者の雰囲気がよくでているエッセイである。ちょっと古い気がするが。ファンでなくても十分楽しめる。
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先月のどっかで本屋で見かけて、面白そうだから今度買おう、くらいの気持ちで心に留めておいた本。そして一昨日購入したのが、偶然にも忌野清志郎の命日だったというだけで小さな運命を感じてしまう安い俺。
音楽は好きだけどRCサクセションは世代的に両親の頃で、曲名をいくつか知っている程度の知識しかない。ので本人に惹かれたというよりは、バンドマンという立派な個人事業主として、恐らくはどこまでも自分というものを貫いて生き抜いた人の思いが詰まった一冊に違いない、という思いから手に取ってみた。読み終えてみれば期待通りで、「独立」して生きていきたい人にとっては少なからず何かしらの形で背中を押される、情熱を震わせられる本だった。「商業でやっていくこと」と「自分の好きを貫くこと」の間で揺れ、苦悩すること自体を楽しめるようになったら、それってもう無敵だよな、と。
ファンでも何でもない自分ですら読み終えた際に勝手に親しみを覚えちゃってるんだから、当時から好きだった人にはたまらない一冊なんじゃなかろうか。自分はきっとこの後、当時の動画だったりwikipediaだったりを漁って、忌野清志郎という人がどんなバンドマンだったのかをあれこれ調べて、触れるんだと思う。
少し前までの自分だったらきっと星5をつけていた。それが4に留まったのは、こういう立派な人の言葉を受けて「なるほど!」の連続じゃなく「やっぱそうだよな!」と思う割合が増えてきたと感じるから。夢を掴んだ人達の根っこってどれも共通しているものが多くて、それに励まされはすれど新しい発見が少なくなったのは、それなりに本を読むようになった故の成長……だと思いてえな。
あ、最後に驚いたのが、巻末の解説に出てきたのが津村記久子さんで。ついこないだ「この世にたやすい仕事はない」を読み終えたばかりだったので、世界狭くない?的な偶然。
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後書きで津村記久子さんがこれは仕事本だと書いている、その通り。
矢沢永吉の本を読んだ時も思ったけど、ロックで生きていくことを真剣に考えてたんだなぁ。
独立するってことは自分で自分のことを決めるっていう、終わりなき闘争なんだ。
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すべての「つくりたい人」必読。陳腐なコンテンツマーケ流行りの日本をガツンと殴ってくれる一冊。「成功」ではなく「独立」が、クリエーターを幸せにする。
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忌野清志郎さんが、音楽で身を立てていくことについての現実、業界の厳しい裏話、そしてロックについての熱い思いを語った1冊。もともとは対談形式で収録されたものを、読者に語り掛ける形に再編されていて、それがストレートな語り口になっていて響きます。
それにしても、音楽、特にロックにこだわってご飯を食べていくということは、実力もさりながら、強い運とハートがなければ無理だなと。清志郎さんなんて、常に周りを振り回して生きていたものね。もっともっと長生きしてもらいたかったな。。
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一切妥協なしで100万枚売って、面白がりたい。
自分の夢を漫画で描く。
ロックで独立するためには、自分の才能を信じる。
完成度低くてもオリジナルしか演奏しない。
ミュージシャン同士は頻繁な付き合いはないが、
密かにファンだったりすることはよくあること。
メジャーは前回売れた枚数の60%が基本。
回りにいるやつはみんな泥棒。マネージメント料50%。
詳しく知らなくても、
プロとして誠実に常識的に話してくれる人の方がずっと好感もてる。
「君が代」騒動
「星条旗」もやっていたが日本では触れられず、
TIMEの記者のみ突いてきた。
ジミヘンも非難浴びたがベトナム戦争のため大問題にならなかった。
湾岸戦争のころなら右翼が大騒ぎししたはず。
音楽の話題じゃなく、売り上げ統計の話題=ビジネスマンの仕事ばかり。
歌ったことがニュースにならない。
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2019.7月。
簡単に反省しちゃいけない。自分を貫く。一流だからこそものすごい考えて努力してる。そしてきっと優しい。
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(ロックで)独立する方法
1、ものを作るということ
2、メンタリティについて
3、ビジネスについて
アバンギャルドとポップの間の綱渡り
アバンギャルドは、メルセデスの意気込みではないのです。
独りで立つことと、仕事との向き合い方を勇気づける言葉、ということです。
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ジュンク堂で見かけてパラっとめくってみて、おっ、兼松懐かしいな〜ってのと、私も「独立」して生きていきたいのに随分その糸口がつかめないもんだから気になって買ってみた。キヨシローのものの作り方は、うん、そりゃそうだなっていう至極まっとうなやり方で貫かれていて、安堵するところであった。でもそれもそんなに多くの人が簡単にできることでもない。
全体通してそんなに驚くことはなかったし、私がどうやって軸足を動かしていくかという直接的なエネルギーになりそうではなかった。しかしキヨシロークラスでも思ったより失敗してるのねえ。だから私は結構失敗しても落ち込むことはないんだな。克服する力があるかはまた別だが。という感じでまた読み返すことがあるかもしれない。
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『#ロックで独立する方法』
ほぼ日書評 Day656
忌野清志郎が、この世に残したかった声を綴った一冊、それを単行本から文庫化する際に、より本人の言葉らしく再構成したもの。
ライターによる聴き語りゆえに「解釈」の部分は排除できないが、本書から受ける印象としては、非常に肉声に近い内容だ。
例によって、印象に残ったフレーズを3つほど。特に最後のものは、『カバーズ』の歌詞などからして、一部では「社会派」と思われている清志郎さんが、左翼の重鎮をこき下ろしているのが小気味良い。
1日8時間ぐらいずっと家でギター弾いていた時期があったんだけど、その頃、外でアベックがいちゃついている場面が、ちょうど部屋から見えるような家に住んでた。でも、アベックのやってることよりもずっと楽しいと思ってた(…)端からみりゃ「努力」かもしれないけど、こういうことを簡単に「努力」て言っちゃうと、かえって矮小なものになってしまう。「好きなことをやり続ける」は、そんな安っぽいもんじゃない。「わかってくれない世間のせいにしちゃえるほどのこと」を、「やっぱりダメかと簡単には反省しちゃえないほどのこと」を、自分がどれだけできているかっていうのが大切なんだ。そこまでの自信を持てないと言うなら、それは最初からそれほど好きなことなんかじゃなかったんだよ。
(ライブに向かうのも楽器を持って電車移動だった頃のはなしで)何しろ、ベースといっても、ばかでかいウッドベースだったから。そう、コントラバスだ。もっとも、あんなバカでかいものを、リンコさん1人に運ばせるほど我々も人でなしじゃなかった(…)何しろ、電車に乗る時は、ウッドベース専用の別料金の切符を買わなきゃならない。その特殊な切符の売り場が、駅によってはものすごく遠い場所にあるんだ。だからそれを、リンコさんが買いに行ってる間、残りの2人はずっとベースの見張り番。これがいちいち面倒だった。それにしてもリンコさんも、よくもまあ、あんなものを買ったと思うよ。
(インタビュー嫌いと呼ばれて)自分としては、インタビューに、正直に誠実に答えているつもりなのに、なかなか相手の意図と噛み合わなかったりする。
『君が代』騒動の時なんか、それが顕著だったね。突然、筑紫哲也さんとか、田原総一朗さんとかの「社会系」の人たちからインタビューを受けるわけだが、ほとんど話にならない。
(正直な答えを言っても、はぐらかしているとしか思ってもらえず、しかたなく)「若者たちにこの問題について考えて欲しかった」とかなんとか、心にもないことを答えてあげると、やっと納得する。要するに、こちらに言わせたい答えや結論は、最初から決まっているんだ。それを本人に確認しに来るのなら、まだわかるんだが、確認する内容も勝手に決めちゃっているわけだ。だったら、わざわざインタビューなんかに来ないで、最初から自分で勝手に変えちゃえばいいと思うんだが。
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