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商品説明
沖縄のヤンキーたちはどのような現実を生きているのか。生きていくために建設業や性風俗業、ヤミ仕事に就いた若者たちと10年以上つき合った社会学者による調査の記録。地元社会の過酷な掟を描く。【「TRC MARC」の商品解説】
第6回 沖縄書店大賞・ 沖縄部門大賞受賞!
● ここにあるのは「優しい沖縄」ではなく、地元社会の過酷な掟である。
パシリから始まり、10年という歳月をかけた、驚愕のエスノグラフィー
――岸政彦(社会学者)
●バイクのうなり、工事現場の音、キャバクラの笑い、深夜のコンビニ前のささやき。
本書を満たす音をどう聞き取るのが「正しい」のかは、まだ決まっていない。
――千葉雅也(哲学者)
●上間陽子の『裸足で逃げる』と対になる作品だ。
――藤井誠二(ノンフィクションライター)
朝日 (2019.4.29)
読売 (2019.5.12)
毎日 (2019.5.26)
産経 (2019.4.14)
沖縄タイムス (2019.4.20)
琉球新報 (2019.4.21)
各紙で大絶賛!!
生まれ故郷が嫌いだと吐き捨てるように言った、沖縄の若者。
その出会いを原点に、沖縄での調査は始まった。
生きていくために建設業や性風俗業、ヤミ仕事に就いた若者たち。
10年以上にわたって、かれらとつき合ってきた社会学者の、
かつてない記録の誕生!【商品解説】
目次
- 第一章 暴走族少年らとの出会い
- 1 広島から沖縄へ
- 「メンバーにしてください」/暴走族のパシリになる/響き渡る爆音――沖縄調査一日目 etc.
- 2 拓哉との出会い
- 「すぐにでも結婚したい」/はじめての土地で彼女をつくる/ナンパをする理由 etc.
- 3 警官とやり合う
- 職務質問を受ける/警官と交渉するスキル/調査の前に信頼関係を築く etc.
- 第二章 地元の建設会社
- 1 裕太たちとの出会い
著者紹介
打越 正行
- 略歴
- 〈打越正行〉1979年生まれ。社会学者。首都大学東京人文科学研究科にて博士号(社会学)を取得。社会理論・動態研究所研究員、琉球大学非常勤講師。
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わからないことはわかっている人に聞け
2020/07/20 21:27
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投稿者:せきた - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは著者にしかできない観察。身体を使う仕事を通じて、身体感覚を共有して生まれる信頼関係を下敷きにしているから、言語化されにくい言わば地べたの若者の習慣や作法をうまく文字化していると思う。
この成果を共有できることは大いにプラス。沖縄社会を変えていけるヒントとなるだろう。