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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/04/20
- 出版社: 毎日新聞出版
- サイズ:20cm/548p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-620-32425-8
読割 50
紙の本
思い邪なし 京セラ創業者稲盛和夫
著者 北康利 (著)
京セラ創業・第二電電設立・JAL再生と超人的な手腕を発揮した新・経営の神様、稲盛和夫。その半生を、大物経営者と向き合ってきた作家・北康利が、本人へのロングインタビューや関...
思い邪なし 京セラ創業者稲盛和夫
思い邪なし(毎日新聞出版)
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商品説明
京セラ創業・第二電電設立・JAL再生と超人的な手腕を発揮した新・経営の神様、稲盛和夫。その半生を、大物経営者と向き合ってきた作家・北康利が、本人へのロングインタビューや関係者への周辺取材を通じて克明に描き出す。〔「稲盛和夫伝」(PHP文庫 2022年刊)に改題,加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
「フィロソフィ」「アメーバ経営」の原点はここにある!
「新・経営の神様」稲盛和夫氏、初の完全評伝!
京セラ株式会社名誉会長・稲盛和夫氏は同社を創業して世界的な大企業に育てあげ、創業以来60年間ずっと黒字経営を継続するという偉業を達成した、日本が世界に誇る希代の名経営者である。
京セラのほかにも、電電公社(現NTT)民営化時に第二電電(DDI)を設立し、日本の通信料金引き下げに大きく貢献。
その際「動機善なりや、私心なかりしか」と、新会社の設立が自分の私利私欲を満たすためではなく、広く公益に資するためであることを、何度も自問自答したという。経営を志す者ならば誰もが知るエピソードである。
また経営破綻したJALの再建を引き受け、徹底した意識改革によって同社をV字回復へと導いた経営術は、「奇跡」とまで称された。
本書は、「経営の神様」松下幸之助に続く、「新・経営の神様」の呼び声も高い稲盛和夫氏の初の完全評伝である。
『白洲次郎 占領を背負った男』で第14回山本七平賞受賞に輝く作家・北康利が、膨大な資料の綿密な考証と、本人へのロングインタビューを元に、「利他の経営者」の全貌に迫る。
「売上を最大に、経費を最小に」
「経営は〝トップの強い意志〟で決める」
「値決めは経営なり」
など、稲盛氏本人の経営思想が生まれた背景やエピソードを、高度経済成長期からバブル華やかなりし頃まで、日本経済が活況を呈していた時代の風景とともに、迫真の臨場感をもって描き出す。
稲盛氏が「利他の経営」を提唱し、その生涯をつうじて「思い邪なし」の境地を追い求め続けたのはなぜか。
その答えこそ、経営塾「盛和塾」の解散を宣言した稲盛氏が、時代の転換期を生きる日本人に贈る「最後のメッセージ」となる。
(毎日新聞に連載、大好評を博した連載「思い邪なし」に大幅加筆し書籍化)【商品解説】
目次
- 序 章 誓いの血判状
- 第一章 勝ちに見放されたガキ大将
- 第二章 ファインセラミックスとの出会い
- 第三章 世界の京セラへ
- 第四章 第二電電への挑戦
- 第五章 奇跡のJAL再生
- 第六章 「利他の心」を永久(とわ)に
著者紹介
北康利
- 略歴
- 〈北康利〉昭和35年愛知県生まれ。富士銀行入行。富士証券投資戦略部長、みずほ証券財務開発部長等を経て、作家。“100年経営の会”顧問。「白洲次郎占領を背負った男」で山本七平賞を受賞。
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紙の本
稲盛和夫氏の評伝決定版がついに登場
2019/06/14 08:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
経営者と呼ばれる人は世の中に星の数ほどいる。
それでも、名経営者ともなると両手の指ほどになるだろう。
その内でも、今でも「経営の神様」と称賛される松下幸之助氏は別格である。そして、その次となれば、この人の名前をあげる人も多くいるにちがいない。
京セラ創業者の稲盛和夫氏。
稲盛氏もまた松下幸之助氏を見て育った経営者だが、一方で「自分なりの独創を加え、松下幸之助を超えようと頑張って初めて、松下幸之助の境地にたどり着けるのではあるまいか」とも思ったという。
松下氏と稲盛氏に共通しているのは、多くの著作を残している点だろう。
まさに二人の「経営の神様」は、言葉の錬金術師でもあった。
この大部の本は、多くの経済人の評伝を書いている北康利氏が稲盛氏本人とのインタビューなども含め多くの関係者や関連本に接触して描いた、稲盛和夫氏の評伝である。
もちろん、稲盛氏の業績については自身の著作だけでなくさまざまな媒体で紹介されているので、既視感もないではないが、こうしてその人生の大半を振り返ってみると、圧巻であり、決定版評伝といってもいいのではないだろうか。
稲盛氏の有名な逸話として、電信事業に参戦しようとした際に「動機善なりや、私心なかりしか」と呪文のように反芻し、決断した話がある。
この本のタイトルはここからかと思っていたが、そうではなく、稲盛氏の故郷でもある鹿児島、旧薩摩藩の名君だった島津斉彬が座右の銘としていた言葉「思無邪」からきている。
新しい時代を見すえていた斉彬公は西郷隆盛だけでなく、時を経て、稲盛和夫という名経営者もまた生み出したといえる。