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紙の本
日本語と西欧語 主語の由来を探る (講談社学術文庫)
著者 金谷武洋 (著)
元々「主語」がなかった日本語。英語に「主語」が現れる時期も、古代に遡れるものではない。どのような事情、何の必要があって「主語」は生まれ、拡がったのか。言語史を遡行して解き...
日本語と西欧語 主語の由来を探る (講談社学術文庫)
日本語と西欧語 主語の由来を探る
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商品説明
元々「主語」がなかった日本語。英語に「主語」が現れる時期も、古代に遡れるものではない。どのような事情、何の必要があって「主語」は生まれ、拡がったのか。言語史を遡行して解き明かす比較文法・文化論。〔「英語にも主語はなかった」(2004年刊)の改題改訂〕【「TRC MARC」の商品解説】
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」(川端康成)は英語で「The train came out of the long tunnel into the snow countory」(サイデンステッカー)。世界を表現する際の「視点」 の違い。英語は「神の視点」を得ることによって主語の誕生を準備したが、「虫の視点」を持つ日本語にはそれは必要なかった。英語の歴史を踏まえ両言語と文化の違いを考察。【商品解説】
目次
- 序 章 上昇気流に乗った英語
- 第一章 「神の視点」と「虫の視点」
- 第二章 アメリカよ、どこへ行く
- 第三章 英語を遡る
- 第四章 日本語文法から世界を見る
- 第五章 最近の主語必要論
著者紹介
金谷武洋
- 略歴
- 1951年北海道生まれ。東京大学教養学部卒業。ラヴァル大学で修士号(言語学)、モントリオール大学で博士号(言語学)取得。専門は類型論、日本語教育。
カナダ放送協会国際局勤務、モントリオール大学東アジア研究所日本語科科長を歴任。
著書に『日本語に主語はいらない』『日本語文法の謎を解く』『日本語が世界を平和にするこれだけの理由』などがある
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日本語と西欧語を比較して、その違いを明らかにした言語文化論です!
2020/03/06 09:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、日本語と西欧語を比較して、その構造の違いを歴史的な視点も踏まえて考察した画期的な言語文化の論考です。同書では、英語と日本語の大きな違いとして主語の存在を挙げています。著者によれば、「英語は<神の視点>を得ることによって主語の誕生を準備した」とされ、反対に「日本語は<虫の視点>をもっていたため主語は必要なかった」と述べられています。これは一体どういう意味なのでしょうか。この詳細は、ぜひ、同書をお読みください。日本語の独特なメカニズムが西欧語と比較することで明らかにされます!