ボナペティ！ （新書館ディアプラス文庫）

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投稿者：M★　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「appetit（食欲）」で、「良い食欲」＝「たらふく食らえ」という意味。
食欲に溢れている人に対して使う「召し上がれ」で、
調べたら、フランスの上流階級では下品だと嫌って使わないみたい。


花井瑠可：ビストロのオーナー
有村　葉：19歳,天涯孤独のフリーター

・・作品の紹介文が、凄く哀れっぽい。
葉は自殺を決意。
不幸な人生を終える「最後の晩餐」をしようと選んだ店に入る、
　でも料理の支払いが、所持金不足で出来なかった。
訳ありと悟った店主の瑠可に、強引に住み込みのバイトを薦められる。

というか、瑠可に事情がばれてたみたい。
いい人と縁が出来た葉。
葉は、植物の葉の名の通りで、無意識に光を求めるタイプ。
本当に死にたい人は、最後の晩餐を思いつかないよね。
心では諦めても、体というか、本能では生きたいと思っていたんだと思う。
絶対絶命の体力切れの寸前に生き直すチャンスを掴めた葉、良かったね。

ハピエン。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

なかなか不幸の連鎖から抜け出せない主人公が不憫、つい「自分なんか」と卑下してしまうのも今までの生活を思えば仕方ないのかも。
真面目で人に迷惑を掛けてはいけないと思うあまり常に一歩引いてしまい貧乏くじをひいてしまうのだろう。
見事なくらいのすれ違い(誤解)で傷ついていく主人公が読んでいて痛かった。
主人公は今までずっと苦労してきたのだからおとぎ話のように「王子様とずっと幸せに暮らしました」になればいい。

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投稿者：ひーたん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

不幸のどん底にいた葉 19歳が、死ぬ前に最後の晩餐に選んだレストラン。そこで出会ったのは、オーナーの瑠可と優しい人達。
真面目で健気で一生懸命な葉が、最後は幸せになってくれて本当に嬉しい。
読み始めて数ページで、アルバイト先の店長をガツン！とやりたくなりました。

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投稿者：sumomo　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

月村先生の作品が読みたくて購入しました。
葉くんの人生が心配になったり、シンデレラストーリー的な展開にドキドキしたり、その先もモヤモヤありキュンキュンあり、気持ちが忙しかったです。
やっぱりハッピーエンドってすてきです！葉くんには瑠可さんのご飯と愛情でいつまでも幸せに暮らしてほしい。

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投稿者：まぐろ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

不憫健気受けです。
もう序盤は受けの境遇だけで泣きそうでした。
瑠可が優しすぎて、疑っちゃう葉（受け）の気持ちもすごい伝わってきます。

付き合うまでもすれ違って、付き合った後もすれ違っております。
せめて付き合った後はもう少し甘さが欲しかったです…。
お互いが素直になるために必要だったのはわかりますが…。

葉の幸せを祈りたくなる作品でした。

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投稿者：みやび　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

どんだけ不幸体質なんだ……！　月村先生お得意のネガティブ男子が幸せになるまでのお話。
なんでも悪い方、悪い方に考える受けは月村BLではデフォルトですが、あまり不幸に流されすぎるのはどうなんでしょ。

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投稿者：紺　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

久しぶりに作者さんの作品を読みました。いつもの自意識が低い受け、受けから見て完璧な攻めのパターンです。攻めの元彼が受けに見えないので、攻めが元彼と付き合ってだときは受けだったのかなと気になりました。

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投稿者：れん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

出だしから　不幸満載なものだから　感情移入しすぎてしまったせいか　幸せになっていく様子を読みながらも　なんだかうるうるときてしまいました。
葉くんの性格も素直でいじらしくて　応援したくなります。
瑠可に拾われてからは　周りの人たちも暖かく　でも幸せすぎてびくびくしていくところとか　自分に自信がなさ過ぎて　深読みしすぎの心理状態には　共感しながら読むことができました。
瑠可はとてもやさしくて素敵ですね。葉くんの拾い方にしても　実に上手でしたし　それにしても洗面所のお手伝いや　アパートの件については　おやおやと思いながら読みましたが　後からそういうことだったのねと　わかりました。
心が癒される　優しいお話でした。

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投稿者：チキンペット　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本当に可哀想な人生を送っている受けなのですが どうやらとても可愛い子らしく 本人は自分の魅力に全く気づいていない 王道パターン。

攻めは見目麗しい世話焼きさん。素敵な雰囲気のお店や、お料理も随所に出てくるので あたたかい気持ちになりたい時に最適なお話です

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投稿者：冬みかん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の周りの人たちが優しい人たちで、そのやり取りがほっこりします。受けがいまいち後ろ向きすぎですが、幸せ慣れしてないってことかな。

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投稿者：かなぶん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

月村先生の他作品と同じようにかわいくてあたたかいお話。
今回も不憫受けが、大人な攻めに甘やかされてハッピーになります。

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投稿者：本のとり　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

恵まれない境遇の男の子が、あるきっかけで、ふわっとすくいあげられる感じが、まるでシンデレラストーリーでドキドキしました。ハッピーエンドにほっこり。

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投稿者：やまだち　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

特典インタビューペーパーによると、月村先生のお好きな属性の一つである「溺愛年上攻×不憫受」のカップル。

雑誌掲載作品である長編と、文庫書き下ろし短編の二話を収録。どちらも受け視点。

キラキライケメンのオーナーシェフ攻め、天涯孤独のフリーター受け（帯より）。

ネタバレがあります。

色々なことに絶望し疲れてしまった受けは、19歳という若さで人生を終わらせようと決意。何もかも片付けて最後の晩餐にと、前から憧れていたビストロに行き・・・

健気で不幸な受けが、年上の攻めに甘やかされて幸せになるお話です（涙）。

万事控えめな受けが、じれったく感じます。でも普段は優しい攻めが、ここぞという時はリードしたりエッチも積極的という二刀流（？・笑）なので、受けだけでなく読者の方もお腹も心も身体も満たされると思います。

世知辛い現代社会で、一人で生きていくのは辛いものです。受けが攻めと出会えて本当に良かったと、本当に思いました。

特典ペーパーは、作品についてのインタビューペーパーでした。お店のお話は興味深いです。