サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

会員555万人突破&8周年 ポイントUPキャンペーン

【HB】春の読書応援!最大30%戻ってくるキャンペーン  ~4/12

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

罪の声(講談社文庫)
罪の声(講談社文庫) 罪の声(講談社文庫)

アプリで立ち読み

hontoアプリの確認

立ち読みには最新の「honto」アプリ(無料)が必要です。

バージョンの確認はアプリの「設定/情報」から確認できます。

最新の「honto」アプリをご利用の方

立ち読みする

最新の「honto」アプリをダウンロードされる方

hontoビューアアプリ

  • みんなの評価 5つ星のうち 4.1 213件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2019/05/15
  • 出版社: 講談社
  • レーベル: 講談社文庫
  • サイズ:15cm/535p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-06-514825-9

読割 50

読割50とは?

読割50とは?

hontoネットストアおよび、丸善・ジュンク堂・文教堂の提携書店にて対象の紙書籍を購入すると、同一の電子書籍が紙書籍の購入から5年間、50%OFFで購入できるサービスです。
購入時点で電子書籍が未発売でも、紙書籍の購入時期にかかわらず、電子書籍の発売後5年間、50%OFFで購入できます。

または読割50のアイコンがついている商品が対象です。

一部、対象外の出版社・商品があります。商品ページでアイコンの有無をご確認ください。

  • ※ご利用には、honto会員登録が必要です。
  • ※書店店頭でのお買い物の際は、会計時にレジにてhontoカードをご提示ください。
  • ※hontoが提供するサービスで、販売価格の50%OFFを負担しています。

読割50について詳しく見る

文庫

紙の本

罪の声 (講談社文庫)

著者 塩田武士 (著)

【山田風太郎賞(第7回)】父の遺品の中からカセットテープを見つけた俊也。幼い自分の声の音声は31年前の未解決事件で恐喝に使われた録音テープと全く同じだった…。「グリコ・森...

もっと見る

罪の声

税込 1,012 9pt

罪の声

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ほしい本に追加(値下がりすると通知がきます)

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ 閲覧期限
iOS EPUB 4.1MB 無制限
Android EPUB 4.1MB 無制限
Win EPUB 4.1MB 無制限
Mac EPUB 4.1MB 無制限

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ 閲覧期限
iOS EPUB 無制限
Android EPUB 無制限
Win EPUB 無制限
Mac EPUB 無制限

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

【山田風太郎賞(第7回)】父の遺品の中からカセットテープを見つけた俊也。幼い自分の声の音声は31年前の未解決事件で恐喝に使われた録音テープと全く同じだった…。「グリコ・森永事件」をモデルにした長編小説。【「TRC MARC」の商品解説】

第7回山田風太郎賞受賞作。「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、本屋大賞第3位。
圧倒的な取材と着想で、昭和最大の未解決事件を描いた傑作長編小説。

「これは、自分の声だ」
京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。それはかつて、日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、この未解決事件を追い始め--。
圧倒的リアリティで衝撃の「真実」を捉えた傑作。

文芸/ミステリー/ノンフィクション--
ジャンルを超え新聞・出版界が騒然とした超話題作、ついに文庫化!


逃げ続けることが、人生だった。
その運命に、必ず涙する。

【映画化決定!】
出演:小栗旬 星野源  2020年全国東宝系公開【商品解説】

著者紹介

塩田武士

略歴
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学卒業後、神戸新聞社に勤務。2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞、11年、将棋ペンクラブ大賞を受賞。同書は19年NHKでドラマ化された。12年、神戸新聞社を退社。16年、『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞、同書は「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第14回本屋大賞第3位にも選ばれた。19年『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。ほかの著書に『女神のタクト』『ともにがんばりましょう』『崩壊』『雪の香り』『拳に聞け!』『騙し絵の牙』などがある。

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー213件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

小栗旬×星野源主演で映画化決定!

2019/08/07 13:37

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

グリコ森永事件をもとに書かれた小説。細やかで執拗な記者阿久津の取材に辟易したり唸ったりしながら、歪んだ絆が引き起こす負の連鎖とラストの許し救いあいたいとの真摯な心の機微の対象的組み立てに著者の筆力を感じる。1つの事件を多面的に捉えることの重みを改めて強く認識させられる作品。真相が徐々に明らかになる展開に合わせ事件関係者の心情やそれに関わる者たちの変化や成長が丁寧に描かれていて読み応え抜群。何もしていないのに許されない、強烈な枷で人生が縛られる。子供を犯罪に巻き込めば、その子供の一生を粉々にする。それだけに留まらず、この事件に携わった人達のそれぞれの人生が実にリアルに表現されていて胸が苦しくなった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

これは本物だ!

2019/07/10 09:04

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しおかぜ - この投稿者のレビュー一覧を見る

500ページを超える大部であるが、久しぶりに寝る時間を惜しんで読みふけった本である。これは、まさに本物のミステリーである。
ストーリーやモチーフは、完全にグリコ森永事件で、その知識があれば、そのほとんどは「あの話か!」と分かるほど、かなり忠実に基づいている。この点は、ノンフィクションに近いといってもいい。しかし、その登場人物を取り巻く物語や背景は、もしかして「真実」ではないかとさえ思えてしまう。小説ないしはフィクションだと分かっていても、極めてリアリティに満ちた記述が続く。作者は、元新聞記者らしく、文章も言葉も平易で、実に過不足ない。それがまたリアリティを増強する要因でもある。
私はグリコ森永事件の時は東京の小学生だったので、著者より少し年上である。しかし、菓子が店頭から消えたとか、関西弁の脅迫・挑戦状、犯人取り逃がしという警察の失態、キツネ目の男、ビデオの男、そしてあの電話の声…忘れることができない事件である。この事件を題材にしたストーリーに、まさに感服した。
映画化は当然、まさに本物のミステリーである。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ノンフィクションと思わせるほどのリアリティー!

2020/01/14 18:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る

グリコ森永事件を題材に、著者オリジナルのストーリーを重ねた小説です。
京都でテーラーを営む曽根俊也は、母親の部屋から古いカセットテープと黒革の手帳を見つけます。そのテープにはあの昭和の食品企業恐喝事件の犯人による警察への指示に用いられた子供の声が。そして、それは俊也自身の声でした。
なぜ自分の声があのテープに録音されているのかという疑問、身内があの事件に関わっていたのではとの疑念に揺れる俊也と、未解決事件を追う新聞記者の阿久津英士。二人は夫々が事件の真相を追っていることを知らないままに、わずかにつながる手がかりを手繰っていきます。そして物語後半で二人は出会い、なぜ俊也の声が犯行に使われたのかの真相を掴みかけるのですが…
実際のグリコ森永事件は、警察の大規模な捜査にもかかわらず未解決のままです。そこに著者オリジナルの展開を盛り込み、緻密な伏線の張り方や、複雑に絡む人間関係の描写などのリアリティの豊かさ、「実際の事件の真相はこうだったんじゃないのか?」と思わされるほどの完成度です。
お菓子に毒物を入れるという凶悪な犯罪をモチーフにしていますが、結末は非常に切ない展開で締めくくられ、フィクションではありますが、重厚なノンフィクションを読んだような印象でした。文庫本で500ページを超える大作ですが冗長な印象は全く無くて、グリコ森永事件を知っている方なら誰でも読んでいるうちに引き込まれて読み終えることができるのでは。最近読んだフィクションでは断トツの一番かなという気がします。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

元になったグリコ・森永事件も深追いしてみたくなる。

2019/10/09 22:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画化のニュースで知った一冊。うっすら記憶に残っているグリコ・森永事件をモチーフにしたミステリー。世間を騒がせるだけ騒がせ、忽然と消えた犯人たち。そして、けっきょくすべてが時効となったあの事件の意味ってこうゆうことだったのかもと、納得してしまった。もちろんフィクションだが、そう思ってしまうほどリアリティを感じる一冊。読み損なわなくてよかったと思うし、映画も必ず見たい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

よく取材された物語

2019/10/06 11:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る

時を同じくしてグリコ森永事件の証言をまとめた書籍を読んでいたのであるが、捜査員や企業の動きが現実の経緯と寸分たがわぬようなイメージで描かれている。企業名もなんとなく、寄せて描かれているので、構図が実にわかりやすい。そこにフィクションの登場人物たちの人生の歯車が絡み合っていく。もう本当にどこまでがフィクションでどこからがノンフィクションなのか分からなくなりそうな境界線上を進行しながら物語はクローズしていく。骨太の作品に感動した。是非映画版は劇場で観賞したいと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

映画化されるのですね

2019/08/12 16:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

事件についてや、多くの推論は知っているので、どういう落としどころになるのかは興味がある。
映画を見てから読むか読んでから見るべきか、それを迷うことも含めて楽しみな小説だ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

名作です

2019/08/10 07:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エヌ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「グリコ森永事件」の脅迫テープが自分の声だったら…
冒頭から、物語に引き込まれ、フィクションでありながら、
ノンフィクションのような感覚に陥ります。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ドラマティックな読書体験

2019/08/06 18:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みよし - この投稿者のレビュー一覧を見る

当時日本を震撼させた「グリコ森永事件」を題材に、この事件の真相を追うフィクション。フィクションと分かっていながらも、一つ一つ事実が明らかになる過程に鳥肌が立つ。「虚無」の中に「希望」が書かれていて、読後は爽やかである。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

見えない被害者

2019/07/18 11:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

一定の年齢以上の方には、言わずと知れた事件を下敷きににされていますが、自分の「声」を見つけたテーラーや、その伯父も一般的な被害者ではないけれど、やはり被害者なのでは?と思わせられました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

圧倒的なリアリティで真実を捉えた傑作です!

2019/06/24 12:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、山田風太郎賞、本屋大賞等、各種の賞を受けた塩田武士氏の傑作です。ある日、自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、そこには幼い頃の自分の声が録音されてしました。そして、もっと驚くべきことに、その声は日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と同じものでした。一体、どういうことなのでしょうか。圧倒的なリアリティで真実を捉えた塩田氏の大傑作です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

罪の声は一人のものではない

2020/02/13 23:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る

罪の声はひとつではない───実際にあった未解決事件(私が生まれる前の)グリコ・森永事件を題材にした物語。曽根俊也が自宅で見つけた古いカセットテープは、日本中を震撼させた脅迫・殺人未遂事件に使われたものだった。テープに録音されていたのは、幼い頃の自分の声───被害者でありながら加害者の身内でもある曽根や、事件を追う記者・阿久津が真実に辿り着くまでの過程で向き合うことになる「罪の声」は重く、苦しく、切ない。あとがきを読んでますますミステリーと呼んで一括りに出来ない物語だと思った。これは買ってよかった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

リアルだね!!

2020/01/04 16:52

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:てくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

私は実際の「グリコ・森永事件」についてよくわかりませんが、ノンフィクションのようで、とてもリアルでした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

あの事件の真相は?

2019/07/19 15:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る

グリコ・森永事件の発生当時、私は京都で浪人生活を送っていた。
しかも、犯人がコピー機を使ったとされる百万遍の近くで。
あの時、もしかしたら私も犯人とすれ違っていたかもしれないと思うと、改めてこの事件の真相を知りたくなる。

もちろん、この本はフィクションであるが、様々な推理(取材も?)を働かせて、本当に裏ではこんなことが起きていたんじゃないかと思わせるほどの説得力があった。

主人公は二人。
ある日、脅迫に使われたテープを見つけ、自分の子供の頃の声だと気づいたテーラーの曽根と、大日新聞の文化部記者・阿久津。

阿久津は、昭和・平成の未解決事件を特集するために、いやいや駆り出される。
バリバリの事件記者じゃない設定のおかげで、我々と同じくらいの目線で取材を開始するため、とても感情移入しやすい。

一方の曽根は、かなりセンセーショナルな設定。
あの声がもし自分だったら・・・なんて考えたこともなかったので、曽根がどう動くのかにとても興味が湧いた。
この本を読みたいと思ったのも、犯人側に近しい者の視点をどう描くかというところが気になったため。

しかし、物語は、曽根も阿久津と同様、謎を探るための調査をするばかり・・・。
二人の視点は違えど、行動は似たようなことをしているので、その部分では、もう少し曽根の物語を膨らませても良かったんじゃないか。

とはいえ、虚実ない交ぜにしながら、500ページ以上を、息も継がせぬ展開で一気に読ませる構成は素晴らしい。
今頃、犯人はどうしているんだろうと思わずにはいられない。


※ 文庫本の帯には、映画化の予告も。
阿久津を小栗旬、曽根を星野源・・・うーん、カッコよすぎじゃない?

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

未解決事件

2019/07/09 18:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

フィクションと分かってながらも、事件自体はホンモノで、事件の大部分もおそらく事実なんだと思うと、到底フィクションとして読むことは難しい。
加害者側に子供が絡んでいる事もあって、読んでいても、なかなか辛かった。
特に最終章は辛かった。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

結局、読み終わってみてこのタイトルがしっくりこない・・・。

2019/06/29 05:39

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る

気になっていたので読んでみたわけですが・・・初めて読む作家の文章はすんなり入ってくるものと入ってこないものがあり・・・これは入ってこない方だった。プロローグと第一章のはじめのほうで四苦八苦。関西弁の会話を文章で読むことにも微妙に違和感があったり。
こちら側にも「グリコ・森永事件の真実」を求めたいのか、「小説としての面白さ・すごさ」がほしいのかわかってなかったかもな、と読後反省することに。

父親の遺品の中から古いカセットテープを見つけ、再生してみたら自分の子供の時の声が入っていた。その中に、<ギン萬事件>と呼ばれる昭和の未解決事件で使われた男児の声が。あれは自分だったのか、父は事件に関係したのかと考える男と、年末企画で昭和・平成の未解決事件を追うことになった新聞記者。二人の追跡は交差するのか、果たして事件の真相とは・・・という話。

脅迫電話に使われた子供の声、あの子供たちは自分が何をしたのか記憶があるのか。もしあるのなら今はどう生きているのか、という話のとっかかりはすごくいいと思うのですよ。そこを聞いて「読みたい!」と思ったので。
しかし文章がすんなり入ってこなくて・・・カセットテープを見つけた曽根さんはテーラーなのだが、次に店が描写される場面では「あれ、クリーニング屋だっけ?」と混乱。いや、自分の読解力が足りないだけなのですが・・・テーラーだと初めに把握していなかったから起こる誤解。
プロローグは曽根さん視点で始まり、第一章は新聞記者の阿久津くん視点で始まる。そのまま第一章は阿久津視点なのかと思いきや、5節から曽根さん視点に(つまり1~4は阿久津視点)。この統一性のなさはなに?! 程よい分量のところで切ってるだけか? だったらそこは空白行を使い、視点が変わる・時間の経過が明らかなところで変えたらいいじゃない!
・・・まぁ、それがこの作者のスタイルなのかもしれませんが、私が好んで読んできた作家たちは章立てに意味を持たせていたことが多かったと思うので、そこでまず物語にのめり込めなかったのがひとつ。
前半で多く割かれる阿久津が追う<ギン萬事件>の詳細――それは実際のグリコ・森永事件で起こったことを会社名と固有名詞だけ変えてあとはそのまま描いているが、<NHKスペシャル・未解決事件:グリコ・森永事件>を観た身としては特別新しいことはなく・・・。
「子供を犯罪に利用すれば、その子の未来は閉ざされてしまう(だから、そんなことはあってはならない)」という作者の言いたいことに賛同するけれど、前半のルポルタージュタッチと、後半のフィクション部分がうまいこと融合していないというか・・・「あぁ、ここからはフィクションなんですね」とわかってしまうのがせつないというか。「もしかしたらこれが真実かも?!」みたいな身に迫るものがないから、急に他人事になってしまうというか。

実際のグリコ・森永事件の記憶はありますが、子供だったのと、その当時は北東北に住んでいたため毒入りのお菓子が身近に置かれることがなかったのであたしも他人事のように事件報道を見ていたような。「かい人二十面相」を名乗るのが江戸川乱歩に失礼だ!、という方向に真剣に腹を立てていた記憶がある。
でも神戸に暮らすようになった目で事件を見ると、近畿エリアでは非常に大きな事件だったことが実感としてわかるってきた。
この事件のルポルタージュを読んでみるか。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

講談社文庫 ランキング

講談社文庫のランキングをご紹介します講談社文庫 ランキング一覧を見る

前へ戻る

次に進む

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。