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紙の本
罪の声 (講談社文庫)
著者 塩田武士 (著)
【山田風太郎賞(第7回)】父の遺品の中からカセットテープを見つけた俊也。幼い自分の声の音声は31年前の未解決事件で恐喝に使われた録音テープと全く同じだった…。「グリコ・森...
罪の声 (講談社文庫)
罪の声
05/02まで通常1,012円
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商品説明
【山田風太郎賞(第7回)】父の遺品の中からカセットテープを見つけた俊也。幼い自分の声の音声は31年前の未解決事件で恐喝に使われた録音テープと全く同じだった…。「グリコ・森永事件」をモデルにした長編小説。【「TRC MARC」の商品解説】
☆☆☆いよいよ映画公開☆☆☆
小栗 旬×星野 源
監督:土井裕泰 脚本:野木亜希子
日本中を震撼させた未解決事件を描いた
感動ヒューマンミステリー大作!!
35年の時を経て蘇る哀しき宿命。
脅迫テープに使われたのは、幼きころの自分の「声」だった――
第7回山田風太郎賞受賞作。「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、本屋大賞第3位。
圧倒的な取材と着想で、昭和最大の未解決事件を描いた傑作長編小説。
「これは、自分の声だ」
京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。それはかつて、日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、この未解決事件を追い始め--。
圧倒的リアリティで衝撃の「真実」を捉えた傑作。
文芸/ミステリー/ノンフィクション--
ジャンルを超え新聞・出版界が騒然とした超話題作、ついに文庫化!
逃げ続けることが、人生だった。
その運命に、必ず涙する。
【商品解説】
著者紹介
塩田武士
- 略歴
- 1979年兵庫県生まれ。関西学院大学卒業後、神戸新聞社に勤務。2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞、11年、将棋ペンクラブ大賞を受賞。同書は19年NHKでドラマ化された。12年、神戸新聞社を退社。16年、『罪の声』で第7回山田風太郎賞を受賞、同書は「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、第14回本屋大賞第3位にも選ばれた。19年『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。ほかの著書に『女神のタクト』『ともにがんばりましょう』『崩壊』『雪の香り』『拳に聞け!』『騙し絵の牙』などがある。
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電子書籍
圧巻
2020/11/05 11:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
実際に起きた事件をもとにして書かれたフィクションにはなっていますが、とてもリアリティーがあって実際の事件みたい。
紙の本
カセット
2019/06/16 08:28
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
乳の遺品の中から一本のカセットテープが発見され、聞いてみると31年前の未解決事件で使われた音声が入っていた。
電子書籍
ピリッとしない
2020/10/23 13:35
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:納豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
罪の声、映画化だそうですが。
原作読んだんだけど、個人的にあんまり面白くはなかったなぁ。
いや、面白くなくはないんだろうけど、グリコ・森永事件のドキュメンタリーやウィキペディアのほうが、不謹慎ながらぶっちぎりに面白いんですよ。
面白すぎる元ネタの後日添加物が今作って感じ。
フィクションならではの追加アレンジなども冗長で退屈だし、事件に関する捏造も、元が未解決事件なだけに、なんかスカッとしない。
作者の方が、事件当時の大騒ぎっぷりを体験していない世代らしく、あとから調べて書いたんだそうで。物語自体も、最近の人物が、過去の未解決事件を追いかける形です。
所詮は紙の上の出来事というか、自分の目や耳、足でもぎ取ってきたものがなく、臨場感が薄い。
かといって、元ネタから外れないという縛りを課しているため、想像力部分も広がらないっていう。
ああ、事実は小説よりも奇なり。
紙の本
物語は面白い
2019/11/23 23:33
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
グリコ森永事件の真相に迫る・・・というわけではなく、グリコ森永事件をベースにして、フィクションの小説を書いたという感じですね。
最近の小説でたまに感じることですが、文章が妙に下手ですね。ただ、あまり丁寧に読まないようにすれば気になりません。
映画化もされるそうですね。物語自体は面白いので、小説より映画のほうが面白いかもしれません。
電子書籍
興味深いが、難しい
2021/01/02 14:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
グリコ・森永事件のことはあまりよく知らない世代ですが、映画に興味をもったことがきっかけでまずこちらの小説を読みました。
視点が変わっていくのと、どんどん人物や情報が出てくるので、正直読んでいくのが難しかったです。時系列や重要人物をメモしながらもう一度読みたいと思いました。
このような事件が実際にこの日本で起こったのだと思うと、不思議な感じがします。
紙の本
力作です
2020/10/05 17:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sato - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の思い入れが伝わる作品。比較的新しい過去の未解決事件が題材であり、主人公は著者の前職と同じ新聞記者です。躍動感と雑味が混在。文章に繊細さを求めるなら発展途上だと思います。
紙の本
昔の事件
2020/07/05 00:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:toshi - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供のころ発生したグリコ森永事件を題材にしており、今も謎になっている犯人に迫る作品でした。
一つの想像としては、注意深く読み進めることができました。
映画も作成されるので、楽しみにしています。
紙の本
結局、読み終わってみてこのタイトルがしっくりこない・・・。
2019/06/29 05:39
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
気になっていたので読んでみたわけですが・・・初めて読む作家の文章はすんなり入ってくるものと入ってこないものがあり・・・これは入ってこない方だった。プロローグと第一章のはじめのほうで四苦八苦。関西弁の会話を文章で読むことにも微妙に違和感があったり。
こちら側にも「グリコ・森永事件の真実」を求めたいのか、「小説としての面白さ・すごさ」がほしいのかわかってなかったかもな、と読後反省することに。
父親の遺品の中から古いカセットテープを見つけ、再生してみたら自分の子供の時の声が入っていた。その中に、<ギン萬事件>と呼ばれる昭和の未解決事件で使われた男児の声が。あれは自分だったのか、父は事件に関係したのかと考える男と、年末企画で昭和・平成の未解決事件を追うことになった新聞記者。二人の追跡は交差するのか、果たして事件の真相とは・・・という話。
脅迫電話に使われた子供の声、あの子供たちは自分が何をしたのか記憶があるのか。もしあるのなら今はどう生きているのか、という話のとっかかりはすごくいいと思うのですよ。そこを聞いて「読みたい!」と思ったので。
しかし文章がすんなり入ってこなくて・・・カセットテープを見つけた曽根さんはテーラーなのだが、次に店が描写される場面では「あれ、クリーニング屋だっけ?」と混乱。いや、自分の読解力が足りないだけなのですが・・・テーラーだと初めに把握していなかったから起こる誤解。
プロローグは曽根さん視点で始まり、第一章は新聞記者の阿久津くん視点で始まる。そのまま第一章は阿久津視点なのかと思いきや、5節から曽根さん視点に(つまり1~4は阿久津視点)。この統一性のなさはなに?! 程よい分量のところで切ってるだけか? だったらそこは空白行を使い、視点が変わる・時間の経過が明らかなところで変えたらいいじゃない!
・・・まぁ、それがこの作者のスタイルなのかもしれませんが、私が好んで読んできた作家たちは章立てに意味を持たせていたことが多かったと思うので、そこでまず物語にのめり込めなかったのがひとつ。
前半で多く割かれる阿久津が追う<ギン萬事件>の詳細――それは実際のグリコ・森永事件で起こったことを会社名と固有名詞だけ変えてあとはそのまま描いているが、<NHKスペシャル・未解決事件:グリコ・森永事件>を観た身としては特別新しいことはなく・・・。
「子供を犯罪に利用すれば、その子の未来は閉ざされてしまう(だから、そんなことはあってはならない)」という作者の言いたいことに賛同するけれど、前半のルポルタージュタッチと、後半のフィクション部分がうまいこと融合していないというか・・・「あぁ、ここからはフィクションなんですね」とわかってしまうのがせつないというか。「もしかしたらこれが真実かも?!」みたいな身に迫るものがないから、急に他人事になってしまうというか。
実際のグリコ・森永事件の記憶はありますが、子供だったのと、その当時は北東北に住んでいたため毒入りのお菓子が身近に置かれることがなかったのであたしも他人事のように事件報道を見ていたような。「かい人二十面相」を名乗るのが江戸川乱歩に失礼だ!、という方向に真剣に腹を立てていた記憶がある。
でも神戸に暮らすようになった目で事件を見ると、近畿エリアでは非常に大きな事件だったことが実感としてわかるってきた。
この事件のルポルタージュを読んでみるか。
電子書籍
ギン萬事件
2022/03/02 05:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
これって、あの未解決のグリコ森永事件でしょうね。確か、子供の声で、指示された音声がありました……。そこから、作者は、書いたのでしょうけど、すごくリアリティーあります
紙の本
罪の声
2021/09/10 12:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:渡り鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
グリコ・森永事件を題材にしたフィクション。この作者は、将棋の奨励会の滅茶苦茶に過酷な三段リーグを題材にしたデビュー作『盤上のアルファ』が結構、面白かったので『罪の声』を読んだが、フィクションだが妙にリアリティがあって結構、面白い。丁度、社会人になった頃の事件で、話が進むにつれ当時の記憶が呼びおこされる。 出張時に退屈しのぎで、飛行機で読むには最適な本。
電子書籍
グリコ森永事件を題材に
2021/03/14 06:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
実際の事件をなぞらえているが、フィクションとノンフィクションの境目がわからず、本物の事件の経過について書かれているものも確認しながら読む、という作業も楽しかった。
非常にリアルで、本物の事件の真相もこうだったのでは…と思わせる。ワクワクハラハラしながら読み進め、最後にガッカリさせられることもなく、納得いく結末だった。
全体的に長いので、もう少し余分なエピソードが抜けていれば、なお良かった。
紙の本
グリコ森永事件
2021/01/14 20:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
グリコ森永事件を忠実に再現にした絶妙なフィクション作品。ちょっとくどかったけど、点が線になってからはテンポが良く読み易かった。推測も含め事件の内容より、事件を追う新聞記者の心情などが非常に面白かった。英検準1級というだけで畑違いの仕事を振られた新聞記者がどう事件の本質に迫り、何を思い、何を書くか、個人的にここが一番の見所で“記者”という仕事に興味を惹かれた
紙の本
これがグリコ事件の真相だ
2020/12/29 00:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さくらココ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう2年以上前だと思うが、久米宏のラジオ番組で紹介していた。これがグリコ事件の真相だみたいな言い方で、文庫化したら読もうと思っていた。厚い本であるが、通勤時間に集中してあっという間に読むことができた。フィクションだがグリコ事件とはこういうことだったのかと思わせてしまう内容である。
紙の本
グリコ森永事件が今蘇る
2020/11/23 15:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語はあるきっかけで場所を指定する幼い自分の声が入っているテープを俊也が家で発見したところから始まる。この1本のテープが、スーツ職人として小さいながらも店を持ち、家族と幸せに暮らす俊也の人生に大きな影響を与える。
その一方で、過去に世間を騒がせた未解決事件のギン萬事件を取り上げる企画が持ち上がり、阿久津という新聞記者が新たな情報探しに駆り出される。
ギン萬事件で交わった2人の男が見た真実とは。
グリコ森永事件が題材とされているこの物語を読んで、当時の事件をニュースなどで断片的にしか知らない私でも手に汗握る犯人グループと警察のやりとりや事件の背景から過去に起きた事件をより実感を持って捉えられた。
そして何より時効を迎えて世間的にはもう終わってしまった事件だが、そこに関わった人や、巻き込まれた人の人生は続いていて、事件が与えた影響の大きさや軽はずみな行動の代償を強く感じた。
真相は闇の中だが、この物語で語られたように事件に巻き込まれてしまった人たちの幸せを思わず願っている自分がいた。
紙の本
映画も素晴らしいですが、小説も最高でした
2020/11/14 12:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は単行本が出た時から読みたい読みたいと思っていたが
貧乏性なもので文庫版が出るのをまた首を長くして待って
やっと文庫版が出たと喜んで買った記憶があります。
で、それが2019年5月でしたから1年以上も積書にしてほっていたわけだ・苦笑
1984年から1985年かけて起こされた犯罪である「グリコ森永事件」をもとにした
フィクションですがよく出来ていました。
著者の塩田さんはもともと新聞記者だったので
新聞社や記者の描写も説得力があると言いますか納得できる物でした。
この事件が起こった頃私はもう成人していて大阪で働いていたのですが、
何故かあまり事件についての記憶がありません。
この作品で改めて「グリコ森永事件」が極めて卑劣な犯罪だったのだと知りました。
みなさんご存知のようにこの作品映画化されて最近公開されたのですが、
実はそちらを先に観たのですがこちらも非常によくできた作品でした。
そして原作になるこの小説を読み終えて一番感じていることは
映画「罪の声」がちゃんと独立した一個の作品として完成していたことでした。
よく原作のある映像化作品の出来具合は議論の対象になりますが、
その点この映画「罪の声」は長編である原作を巧く消化した上で
絵として見せることで省いたり強調したりできる映画の長所を生かしたものでした。
今年劇場に出かけて観た中では一番の作品だと思っています。
その意味で監督の土井裕泰さんに対する興味が消えません。