紙の本
遊園地って、べつにそんなに好きじゃないんだよね
2019/12/09 10:29
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
遊園地って、べつにそんなに好きじゃないんだよね。
巨大テーマパークの神話みたいなのが
もっともらしく語られるのも好きじゃないし。
ひとごみはきらいだし。
音楽とかうるさいのもいやだし。
この遊園地のポリシーもなんかうそくさくて、
どっかでひっくりかえされるのかなと思ってたけど、
働くそれぞれの人間模様はおもしろい。
熱血青春小説っぽいところもある。
黒幕か?陰謀か? みたいな展開になって、
アクションぽいところもあって、
そして最後に大団円。
夢の遊園地は続く……
って、やっぱり真保裕一はうまいなあ。
読ませるなあ。
紙の本
後半から一気読みでした。
2020/02/04 13:03
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投稿者:はるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公が、代わっていくスタイルで、前半は短編みたいな感じで、楽しめます。
後半から、1つの謎を巡って、前半の主人公達が協力していきます。
後半からは、謎が気になり、気付けば、一気に読んでました。
主人公達の、それぞれの恋愛事情も書かれていて、良かったです。
紙の本
行こう!シリーズ3作目
2019/10/11 23:49
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
遊園地のいくつかの部署にいる人達の、仕事面での成長だけでなく、心のありようの変化も描かれていた。お仕事小説に終わらず、終盤にはミステリー的事件も。・・これは無くても良かった気もするが。
心に傷や鬱屈を抱えていた人達や、悪役にも、読み終わると暖かい気持ちを持った。前作2つの「行こう!」シリーズ同様、楽しいストーリーだった。
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巨大テーマパークで働く、いろんな人たちの思い。自分に対しての思いがあれば、パークに対する思いもある。それぞれに成長していく姿を見るのは楽しくてワクワクする。みんな楽しく働けているといいな。
魔女にとってつけたような設定があるのは、やや違和感を持つ。ホント?ってな感じ。上手く納まったからいいか。
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久しぶりに真保裕一に本を読んだ。
デビュー当時と作風が変わった感が強く、ライトタッチなところが若干物足らない。もっとグイグイ引き込むようなテーマの作品を望む。惜しい!
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奇跡の復活をとげた遊園地ファンタジア・パーク。「夢の国」には“魔女”と呼ばれるスゴ腕の契約社員がいた。園内すべてを知りつくし、トラブルを鮮やかに解決する。その魔女を探る者が現れ、折しも園内の劇場で発火事故が発生。さらには脅迫状まで届く緊急事態に。魔女と仲間は大切な夢の世界を守れるのか?
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今回は遊園地が舞台。モデルになった遊園地はTDL。魔女と呼ばれる伝説のパル(キャスト)とパルとして成長していく仲間たち。
最初は割り切って仕事をするパルたちが魔女と接するうちに意識を変えていくというストーリー。
非日常の空間をゲスト(パッセンジャー)に提供する。言葉で言えば簡単かもしれませんが更に商売として成り立たなければ難しい。
割り切って仕事する。仕事に愛着を感じないとそう思ってしまうけど、本当に好きな仕事であればアイデアを1日でも考えてられるものかもしれない。理想論かもしれませんが幸せであると感じるためには分配でなく成長はやはり必要な気もしました。
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仕事小説の部分とミステリーの部分とがうまくかみ合ってると思う
主人公の北浦もいいキャラと思う
最後のミステリー部分がとってつけた感があってそこだけちょっと残念だけど
全体としてよくまとまっていると思う
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前半は、行こうシリーズ前二作と同じように人間ドラマとして面白く読めた。ただ後半はストーリーに無理があり、冗長で退屈。読み終わって、心に残るものがない。
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遊園地での仕事が多分こんなんなんだと思える。笑顔はゼロ円の後ろにあるもの。何も特別じゃない普通の従業員たちが人様にハッピーを与える、自分もハッピーをみつける。特別なことでなく。誉めれば育つ的な関係はとても共感。
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着ぐるみで踊っているのは当たり前だが人間。。
みんなぬいぐるみ目当てで本人知らないのよねぇ~。
そんな裏話が書かれているのが印象だったなぁ。
アルバイトしながらオーディションで夢を勝ち取ったら代役を立ててさっさとやめる。ステップアップには当たり前なんですがデズニーもそうなのかなぁ~と思ってしまう。
夢の国の遊園地のアルバイトはそれぞれ辛い過去がある、前科あるもの、顔に傷があり表に出たくない人、妻と別れた人そんな人たちを受け入れててくれる運営会社が心おおらかだね
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※単行本で読了ですが、文庫しか出てこないので文庫で登録
ファンタシアで働くスタッフのお仕事小説と思って読み進めていたら後半、趣がまったく変わってさらに面白くなった。
インフォメスタッフの北浦くんやダンサーの遙奈がメインの前半も青春お仕事小説として素晴しい。
後半の、不審な事件に怪しい記者が出てきてから、さらに目が離せなくなった。
ファンタシアの魔女の秘密って?
取材と称してやってきた記者とはどう対決するのか。
ああいう決着でよかった。
ただ、ファンタシアのためならパルが<自主的に>無償で働くように仕向けるシステムは間違っていると感じる。
とんだブラック企業だと。
パルが喜んでそうしているのが洗脳みたいで、ちょっと、、、
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「デパートに行こう」「ローカル線で行こう」に続く「行こうシリーズ」第3弾!
(第4弾は「オリンピックへ行こう」)
経営難から復活を遂げた遊園地が舞台。
物語は遊園地で働く従業員目線で展開していきます。
顔に目立つ傷のあるインフォメーションスタッフ、プロのを目指すダンサー、離婚歴のあるメンテナンススタッフ、深夜の清掃をするナイトキーパーの女性、伝説の契約社員の魔女
章を追うごとに、これまでの登場人物の関係性やその人のもつ背景がつながってきて面白い。そして中盤から、ミステリー要素も合わさって後半につれどんどん盛り上がる。
ただ、終盤にちょっと違和感を感じてしまう場面でモヤッとしましたが概ね楽しみました。
夢の舞台裏とそこで働く人たちの成長や人生を感じ、楽しめる作品です。
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【読んだきっかけ】
真保裕一さん「行こう!」シリーズの3作目
【心に残った要素】
「夢の国」の裏舞台における人間模様と成長過程があるあるで面白い。
ファンタジーでありながら私にとってはリアリティすら感じるところもあって引き込まれました。
なにより、大きなテーマパークには創業者からアルバイトスタッフまで本当に多くの人の想いがあって、支えられているのを実感できる。
【ここが好き!】
ラストの解説。他シリーズ本にも含まれているけれど今作の解説がいちばん心に響きました。
「真保さんの小説は、言葉のアミューズメント・パーク」
スリリングよりワクワクが勝るミステリー。
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愛嬌をふりまき、ファンを大切にする。
絶えずそう求められるアイドルに時々、
行き過ぎた媚びややさぐれを感じる。
数あるアイドルグループの中には、
意識がファンでなく、
グループ内の熾烈な争いに向いている、
と感じさせることもある。
そんな中、乃木坂46は、
過度にはしゃがず清楚で謙虚。
努力・感謝・笑顔のモットーの元、
健全な競争による切磋琢磨、
グループが築いてきた
ものへの敬意と責任を感じさせる。
性格が良い子が揃っているんだな。
と思うほど、僕は素直な性格ではない。
彼女たちだって最初から心底、
努力・感謝・笑顔と
思っていたわけではないだろう。
葛藤し悩みぬいた日々があるのだと思う。
この物語の舞台はテーマパーク。
そこで働く人たちは、
決してお客様の夢を損なってはならない。
少ない賃金で笑顔を絶やさず懸命に働き、
建設的に切磋琢磨し合う。
誰もが最初からそうではない。
やりがい搾取にも近い業務内容や雰囲気に、
去って行く人も多い。
どのようにして人は
やりがいある仕事と出会い、
やりがいを感じていくのか。
仕事への情熱と夢を感じる物語。