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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2019/07/11
  • 出版社: 文藝春秋
  • サイズ:20cm/545p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-391054-3

紙の本

夏物語

著者 川上 未映子 (著)

【毎日出版文化賞文学・芸術部門(第73回)】パートナーなしの妊娠・出産を目指す夏子。彼女のまえに、精子提供で生まれ「父の顔」を知らない潤が現れ…。芥川賞受賞作「乳と卵」の...

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夏物語

税込 1,629 14pt

夏物語

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商品説明

【毎日出版文化賞文学・芸術部門(第73回)】パートナーなしの妊娠・出産を目指す夏子。彼女のまえに、精子提供で生まれ「父の顔」を知らない潤が現れ…。芥川賞受賞作「乳と卵」の登場人物たちが新たに織りなす物語。『文學界』掲載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

パートナーなしの妊娠、出産を目指す夏子のまえに現れた、
精子提供で生まれ「父の顔」を知らない逢沢潤――
生命の意味をめぐる真摯な問いを、切ない詩情と
泣き笑いに満ちた極上の筆致で描く、21世紀の世界文学!
世界十数ヵ国で翻訳決定!




生まれることに自己決定はない。だが産むことには自己決定がある。
この目も眩むような非対称を、どうやって埋めればよいのか?
母になる女たちは、この暗渠をどうやって越したのか?
どうすれば、そんな無謀で勝手な選択ができるのか?
作者は、「産むこと」の自己決定とは何か? という、怖ろしい問い、だが、
これまでほとんどの産んだ者たちがスルーしてきた問いに、正面から立ち向かう。
――上野千鶴子(「文藝」秋季号)


笑橋で今日も生きる巻子の、物語終盤での言葉に、誰もが泣くだろう。(中略)
この作品は間違いなく傑作である。
――岸政彦(「文學界」8月号)



この作品は、全方向からの意見に耳を傾けているような、
極めてフェアな作りになっている。
それも生殖医療を論じる難しさの中で、
子どもを持つ、というシンプルな願いをどう叶えるかと、模索した結果であろう。
川上未映子は、難しいテーマを、異様な密度で書き切った。
――桐野夏生(「文學界」8月号)


これ以上ないほどシリアスな倫理問題を扱っているが、
大阪弁を交えた語りやセリフの爆発的な笑いの威力よ。
破壊と創造を同時になしとげる川上語も堪能されたし。
――鴻巣友季子(「毎日新聞」7月28日書評)




この物語には、人が生まれて生きて、そしていなくなることの、
すべてがある。【商品解説】

著者紹介

川上 未映子

略歴
1976年大阪府生まれ。2007年『わたくし率 イン 歯ー、または世界』『そら頭はでかいです、世界がすこんと入ります』で早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞、08年『乳と卵』で芥川賞、09年詩集『先端で、さすわ さされるわ そらええわ』で中原中也賞、10年『ヘヴン』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、紫式部文学賞、13年詩集『水瓶』で高見順賞、『愛の夢とか』で谷崎潤一郎賞、16年『マリーの愛の証明』でGRANTA Best of Young Japanese Novelists、『あこがれ』で渡辺淳一文学賞を受賞。他の著書に『すべて真夜中の恋人たち』、『きみは赤ちゃん』、『みみずくは黄昏に飛びたつ』(村上春樹氏との共著)、『ウィステリアと三人の女たち』など。17年には「早稲田文学増刊 女性号」で責任編集を務めた。

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みんなのレビュー105件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

大きな意思と強さで語られた作品

2019/12/02 17:21

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

SNSで「いいね」する人じゃなくて、困ったときに側にいてくれる人が大切、そんな人間関係もキャリアのひとつだ。女性が子供を産むことをめぐって、さまざまな意見が響き合う、出産の倫理に関して真摯でシリアスな物語。子どもを産むこと、生まれるということについてのあらゆる声、声、声。子どもを持ちたいと思わない人でさえ引き込まれるのではないかと思った。だってみんな生まれてきたのだから。女性の視点で反出生主義について触れていて、贅沢なほど女性性が詰め込まれている。読者に「あなたは?」と強く思わせ考えさせる小説。親になったこと親であることは私のエゴではないのか?日頃の、昨日の、自分の言動を振り返り、心のうちを覗き込む感覚が、読み終わっても続く。

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紙の本

ザ・等身大!ザ・リアル!

2020/04/21 20:30

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぼぶ - この投稿者のレビュー一覧を見る

文体は、文学作品に比べると少しぎこちない感じがするかもしれないし、無骨に思うかも知れません。また、最初はつまらないと思うかもしれません。でも、我慢して読み進めて欲しい。
悪い意味での小説臭さ、「作ったんやろう」感が全く無いのです。描かれている情景、感情はひたすらリアル。特に、自分が「何かをしたい」と思案しているときや、思いが浮かび上がってくるときの心の動きが、とても自分に似ていました。
等身大の自分を曝け出す、というのは難しいもの。でも、どれだけ無骨で、ごつごつしていて、生々しくても、自分は自分。自分を受け入れて、進んでみようと思わせてくれる作品です。

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紙の本

多様な生命の価値観

2020/04/08 22:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

結婚や家族に捉われずに、子を持とうとする夏子の生き方に共感できます。生物学上の父を探す、潤とのコントラストも際立っていました。

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電子書籍

最終的に好きな結末でした。

2019/08/13 10:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さくら - この投稿者のレビュー一覧を見る

みんないい加減に生きてきて、つまづいて、人に迷惑をかけて。自分がしたいことを追求している。「この世界に誰一人として望んで生まれてきたひとはいない」
自分がやろうとしている事は、最初からぜんぶ間違っている事かもしれないけれど、忘れることにしないで、間違うことを選ぼうと思います。夏目夏子の決意。受け止めました。

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2019/08/06 03:36

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2020/01/28 16:08

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2020/06/22 04:04

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2019/11/28 15:24

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2019/12/20 19:16

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2020/02/18 20:15

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2019/09/25 17:33

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2020/04/26 15:26

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2020/03/05 17:08

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2020/01/24 21:12

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2020/01/25 08:15

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