ザ・ベストミステリーズ 推理小説年鑑 ２０１９

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ミステリアンソロジー。どれもこれもが傑作ぞろいです。
お気に入りはやはり澤村伊智「学校は死の匂い」。ホラー好きにもミステリ好きにもお勧めの一作です。ああ、でもこれを先に読んで、「ずうのめ人形」に行くと切ないなあ……。
曽根圭介「母の務め」には完全に騙されました。はい、薄々勘づいてはいたのですが。分かったと思ったのは気のせいでした（苦笑）。
芦沢央「埋め合わせ」もたわいのない話のわりにはぞくりとさせられて印象的だった一作。どんどん泥沼化していく主人公には馬鹿だなあと思いつつ、同情しないでもなかったのだけれど。まさかここまでとは。

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9人の作家さんによるミステリー短編集。どれもいい作品でまだ読んでいない作家さんのものもあった。こういう作品集は新発見もあってミステリー好きな方は勿論、そうでない人にもお薦め。

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【収録作品】「学校は死の匂い」澤村伊智／「埋め合わせ」芦沢央／「ホームに佇む」有栖川有栖／「イミテーション・ガールズ」逸木裕／「クレイジーキルト」宇佐美まこと／「東京駅発6時00分のぞみ1号博多行き」大倉崇裕／「くぎ」佐藤究／「母の務め」曽根圭介／「緋色の残響」長岡弘樹

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昨年発表された短編ミステリの中から選び抜かれたベスト集成。
傑作選である事に異存は無いのだけど、このシリーズは広義のミステリを対象にしているので、収録作はサスペンス小説だったりホラーに寄っていたりと、謎解きを楽しめる作品が少なくて満足度はイマイチだった。有栖川さんでさえ本格ミステリじゃないんだものなあ。後は、表紙に大袈裟な宣伝文句が印刷されているのが毎年不満。表紙はタイトルと作家名だけで良いとずっと思っている。私の頭が古いのかな？

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学校は死の匂い：★無し
埋め合わせ：読まず
ホームに佇む：読まず
イミテーション・ガールズ：★無し
クレイジー・キルト：読まず
東京駅発6時00分のぞみ１号博多行き：★無し
くぎ：★
母の務め：★
緋色の残響：★★

長岡弘樹は上手いな。

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面白かった！特に澤村伊智さんの学校は死の匂いが面白かった。こういう怪異とミステリがあわさった物語好き。
他だと佐藤究さんのくぎも面白かった。主人公の生い立ちや今の状況だけでも面白い。

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一つ読んで、もう返却しようかと思ったが、最後まで読み終えた。そこそこに面白かったから返さずに正解。他のも読んでみたい。ホラーっぽいのは嫌いではないがそれだけでは物足りぬ。

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３か月ほど前に読み終わっているのですが、ほぼ覚えていない。
こういう事態を避けるために、ブクログ始めたのになぁ。

巻頭の澤村伊智はスゴかったです。
他のも読んでみたいけど、怖そうで未読。

他はマジでなーんも覚えてないですわ。