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商品説明
本格的な文学論から軽妙な社会観察まで、多彩に織りまぜたエッセイ集。「読むものとしての野球」「時の流れという悲劇の中で」「北海道はどこにある」「文学研究の効用」など、全36編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
1980年代から現在までに書かれた──アメリカの詩と小説、野球批評、処女、推理小説、文学研究界批判、
絵本、同級生、関西人vs北海道人、等々──幅広いテーマの文章が楽しめる著者初のエッセイ集。
推理作家・アメリカ文学者による極上のユーモア満載の一冊。
帯には柴田元幸氏、若島正氏による推薦コメント掲載。【商品解説】
目次
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- 「アナベル・リイ」に事よせて/私、幼稚園の味方です/読むものとしての野球/伊豆のむこうの海/アメリカへの笑顔/
- 本格推理小説の本格的な読み方は、〈キャスター〉を吸う人には教えられない/推理小説の〈謎の謎〉『学園あそび』における処女/
- 『ルンルンを買っておうちに帰ろう』における処女/『八月の光』フォークナー全集9/『りん太のももいろ日記』における処女/
- 『めぞん一刻』における処女/『ダッチマン』を20年ぶりに読んだ/東尾修の内角球は西武沿線的「管理」社会をシュートする/
- ナサニエル・ホーソーン『緋文字』/ある小説家の墓のこと/クリエイティヴ・ライティングのこと/おれはジェイソン・コンプソン/
- 時の流れという悲劇の中で/ジョン・アーヴィングの『ガープの世界』/フィリップ・ロスの『ポートノイの不満』/北海道はどこにある/
- 二つの思い出/型やぶりでいこう!/ぼくたちがすることを何故するのかなんて、だれにも分かりはしない/O先生への手紙/
- 二〇世紀前半アメリカ小説管見/文学研究の効用/「誤植」という贅沢/アメリカ文学研究の現在/アメリカの鱒釣り/
- アメリカ小説の登場人物たち/谷崎潤一郎『細雪』/次元の違う納得/一丁目一番地の謎/中井貫太のこと
著者紹介
平石 貴樹
- 略歴
- 〈平石貴樹〉1948年北海道函館市生まれ。作家、東京大学名誉教授。1983年「虹のカマクーラ」で第七回すばる文学賞受賞。著書に「松谷警部と目黒の雨」など。
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