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読割 50
紙の本
最後の晩ごはん 12 秘された花とシフォンケーキ (角川文庫)
著者 椹野道流 (著)
芦屋の定食屋「ばんめし屋」を、作家の淡海が訪れた。彼は店員の海里に、小説のモデルだと発表して騒ぎになったことを謝罪。そして罪滅ぼしのように、海里にオーディションを提案し…...
最後の晩ごはん 12 秘された花とシフォンケーキ (角川文庫)
最後の晩ごはん 秘された花とシフォンケーキ
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商品説明
芦屋の定食屋「ばんめし屋」を、作家の淡海が訪れた。彼は店員の海里に、小説のモデルだと発表して騒ぎになったことを謝罪。そして罪滅ぼしのように、海里にオーディションを提案し…。ポークチャップなどのレシピ付き。【「TRC MARC」の商品解説】
芦屋の定食屋「ばんめし屋」。
節分の恵方巻きを振る舞う店員の海里と店長の夏神のもとを、
作家の淡海が訪れた。
彼は海里が小説のモデルであると発表し、
騒ぎになったことを謝罪。
そして罪滅ぼしのように、
海里にオーディションを提案する。
それは小さな店で行われる、往年の人気女優との朗読舞台。
一方夏神は、昔懐かしい料理を復活させ、
看板メニューにすべく動き始めるが、
厄介な幽霊が現れ……。
心震える青春お料理小説第12弾。【商品解説】
著者紹介
椹野道流
- 略歴
- 作家。監察医。講談社ホワイトハート「人買奇談」にてデビュー。代表作は「鬼籍通覧」シリーズ、「奇談」シリーズ(講談社)、「最後の晩ごはん」(KADOKAWA)、「時をかける眼鏡」(集英社)など多数。
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紙の本
恵方巻!
2020/05/31 07:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙が「ああ、ここね」と本文準拠な事がはっきりわかるだけに、ロイドの表情がなんともいい。
ばんめし屋に現れる幽霊だけでなく、登場人物たちもそれぞれに亡くした人の思い出とともに生きている。それは決して思い出に生きるような後ろ向きなものではなく。
そしてがっつり煮込みハンバーグが食べたくなってしまった。どうしてくれます。
紙の本
元女優とシフォンケーキ
2019/11/19 18:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
海里は朗読に進むんだぁ
一歩一歩進む海里と夏神。
美しい声の元女優との朗読会が、今後どのように展開していくのか興味津々。
戦後まもなくのカステラも食べてみたい。
炊飯器で蒸しちゃうなんて驚きだ。
紙の本
一歩一歩
2022/07/30 09:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
シリーズ12
やっぱり淡海先生の言い分にはもやもや感が拭えない。
自己弁護ときれい事的な言葉に嫌悪感すら感じる。
例え、これが海里が新たな道を歩む機会になったとしても
それはそれとして。
作家としての自己満足な感じと
人としての有り様のいやらしさがにじみ出ているなぁと。
例え海里に新しい出会いをもたらしたとしても
例え素晴らしい作品が出来たとしても。
表紙のロイドの表情が雄弁だなぁとしみじみ後でながめたりしてます。
海里は新しい出会いで自分の足で一歩ずつ歩んでいこうとしている。
倉持夫妻との新しい出会い
倉持夫妻の抱える切ない悲しみ
それを見る海里には亡き人への(そして残された人への)気持ちが
醸成されていく。
夏神さんも海里が離れていくようでちょっと心がふらふらした感じだったけれど
しっかり自分の足で踏みしめることができたようだし。
今回の幽霊はいつもと違うイレギュラーな形だったのも秀逸
ロイドは・・・お小遣いがお給料に格上げされてケーキを買うまでになっている。
彼の気持ちはいつでも、主人に寄りそう感じ
前のご主人にも海里にも
言葉は上目線だけどね、眼鏡だけどね。
橋口さんの最後の言葉はほろりと涙がにじみでてしまいましたし
最後の供養の話は本当にしんみりと心に染みました。
☆3.5ほろりときてしまったので4
電子書籍
シリーズ12作目
2020/02/09 21:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
元々それ程好きなキャラじゃなかった淡海だけど今回のことは裏切られた感というかがっかりした
結果的には海里の背を押したことになるのだろうけれど、道を示しただけと言うには打算や好奇心があり、それを開き直って「人を傷つけた分それを作品として昇華させる」なんて凄いエゴだと思う
事故ではなく分かっていて故意に傷つけておいて「殴られる覚悟」で謝罪すれば済むものなのか
作品として昇華すれば傷ついたことはなかったことになるの?
そもそも昇華出来たって誰が決めるの?自己満足じゃないのか
一方では亡くなった息子さんを想いながらも思い出を大事にしながらも前を向いている倉持悠子、それこそ悲しみを昇華させるべく努力しているのではないか
そして「思い出のカステラ」を作った夏神はその一生懸命さで思い出を昇華させたのだと思う
ー「昇華」とは何らかの悲しみ、喜び、憎しみといった強い感情が高められて、別の素晴らしい何かに変わるといったことー
この場合他人の淡海が海里の事件(心の傷)を小説により昇華させるというのは傲慢だと思う
紙の本
笑って泣ける
2019/06/28 10:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も、ハズレ無く、笑って泣けた。海里とロイドの会話は何とも軽妙。夏神さんの関西弁は味がある。海里の『師匠』となった「ゆうこお姉さん」の「中途半端のどこがいけないの?」発言は、ごもっとも!!。今回「ご来店」の幽霊さん。お父さんが出征する時にお母さんに「何もあげられるものが無いから」と庭の芙蓉の花を渡し、お母さんはそれを押し花にして眺めながらお父さんの帰りを待つ・・・。いいな、いいなぁ~。