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商品説明
国の規制が強まり監視ドローンが飛び交う空のもと、タフに生きる中学生の里宇とその家族。一家は、不思議な力を持つ“カザアナ”と出会い、人々を笑顔にするささやかな奇跡を起こしていく。『小説トリッパー』連載を単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】
国の規制が増し監視ドローン飛び交う息苦しい社会で、負けじとタフに生きる母姉弟の入谷家。一家は不思議な力を持つ“カザアナ”と出会い、人々を笑顔にするささやかな奇跡を起こしていく。読めば心のびやか、興奮とサプライズに満ちた近未来のハッピーエンタメ。【本の内容】
著者紹介
森絵都
- 略歴
- 〈森絵都〉1968年東京都生まれ。早稲田大学卒業。90年「リズム」で講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。「風に舞いあがるビニールシート」で直木賞、「みかづき」で中央公論文学賞を受賞。
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電子書籍
難しいと思ったが
2021/07/31 22:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akb49484800 - この投稿者のレビュー一覧を見る
始めは、難しい内容だと思ったがとても読みやすくて、すごく面白い。すらすらと読めて、読み始めると止まらなくなる。
紙の本
『カザアナ』
2020/01/17 20:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
平安の昔に暮らしていたふしぎな能力を持つ「風穴」たち
850年の時を経てよみがえった力を受け継いだのは
石を読み、その地にねむる記憶をあてる石読の香瑠
虫の気を読み、みずからの気とかよわせる虫読の鈴虫
空を読み、雨風のうごきをあてる空読のテル
そして力の封印を解いたのは中学生の里宇
日本ブームを演出して外国人ツーリストを招致しようとする国の観光革命と、ITによって監視された窮屈な規制社会に、里宇と家族、カザアナたちはささやかな抵抗を試みる
行き着いた先はテロリスト集団「ヌートリア」の拠点
そこにいたのは、来日中の……
《作家生活30年目の想像力が大爆発!》──帯のコピー
ありうる近未来を森絵都がユーモラスに描き出した最新エンターテインメント
閉塞した時代に“風穴”を開けることができるか
紙の本
カザアナ
2019/11/27 19:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんともよく分からないお話なのかと思いましたが、だんだんと面白くなりました。不思議な力を持った人たちがいるということは、やはりみんなに興味のあることなのかなあと思いました。
紙の本
観光立国になっている未来の日本は暮らしにくすぎる超管理社会になっていて...。
2019/10/14 23:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
近未来のニッポンは、観光立国になっていて、やたら意味なく強調される日本風。その枠からはみ出る市民を厳しく監視する社会。ふーむ、リアルな近未来だなと思いつつ読み進み、これって今の日本にそっくりだわと思い始める。そこに風穴を開ける異能者たちは、石の声を聴ける石読、虫の声を聴ける虫読、同じく空読&鳥読の4人。いずれも平安時代からの血をつなぐものたちで...。物語は、平家物語の時代と近未来を行き来して進みつつ、ある種の冒険談になっていて読みやすい。読みやすいけど、語り掛けてるテーマはかなり重い。
紙の本
自然と通じる力で立ち向かえ
2019/09/08 15:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
平安後期と現代(ちょっと未来)を行き来しつつ物語は進みます。
観光立国、国策、景勝地区、外国人労働者、そして国の監視体制などなどすぐ目の前に迫ってる姿かも。これは生きづらいなぁ。
学校内の問題、地区の問題から国際問題、さらに対国策へ、だんだん問題が大きくなります。
紙の本
ちょっぴりファンタジー
2020/11/05 14:25
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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャポい物事以外を排斥し規制と監視で縛られた近未来で奮闘する混血の姉弟と母のパワフル一家。日本らしさに凝り固まり逆に見失っていく政府に、自然を守ろうとする不思議な力を持ったカザアナの末裔と出会った一家がタッグを組み、珍妙に繰り広げられる心温まる優しい物語
紙の本
すっとする一冊
2020/02/13 23:53
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投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る
平安時代、石や虫など自然と通じ合う力を持った“風穴”たちが女院八条院と長閑に暮らしていた。それから850年余。今再び現れた風穴たちが、監視ドローンの飛び交う閉塞した社会にカザアナを開ける。★分厚いが読みやすい文体で、読後感も爽やか。初めにカザアナの女性に出逢った里宇、ある事件をきっかけにひきこもりになってしまった弟の早久。2人の母であり、フリーのジャーナリストのマム・由阿。帯に“閉塞した時代に風穴を空ける!”とあるように、彼らは監視社会に真っ向から立ち向かうのではなく、空気の流れをよくしてくれる。
紙の本
物語としてのまとまりに欠ける
2019/09/25 14:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷりしら - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の中には、書きたいことや問題意識がいっぱいあるんだろうなぁ、と思う。
が、余りにも要素を盛り込み過ぎていて、賑やかな割に個々のエピソードの掘り下げが浅い感じ。
無駄にがちゃがちゃしていると言うか。
まず物語の結構を整えた上で、著者の主張を盛り込んでほしかった。