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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2019/07/20
  • 出版社: トランスビュー
  • サイズ:20cm/263p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-7987-0173-8

紙の本

死者の民主主義

著者 畑中 章宏 (著)

私たちは「見えない世界」とどのようにつながってきたのか。大震災をめぐる幽霊と妖怪、渋谷のハロウィン、ITと怪異現象、熊を神に祀る風習など、古今の現象を民俗学の視点で読み解...

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死者の民主主義

税込 2,310 21pt

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商品説明

私たちは「見えない世界」とどのようにつながってきたのか。大震災をめぐる幽霊と妖怪、渋谷のハロウィン、ITと怪異現象、熊を神に祀る風習など、古今の現象を民俗学の視点で読み解く。【「TRC MARC」の商品解説】

人ならざるものたちの声を聴け

20世紀初めのほぼ同じ時期に、イギリス人作家チェスタトンと、当時はまだ官僚だった民俗学者の柳田国男は、ほぼ同じことを主張した。それが「死者の民主主義」である。
その意味するところは、世の中のあり方を決める選挙への投票権を生きている者だけが独占するべきではない、すなわち「死者にも選挙権を与えよ」ということである。

精霊や妖怪、小さな神々といったものは、単なる迷信にすぎないのだろうか。
それらを素朴に信じてきた人びとこそが、社会の担い手だったのではなかったか。
いま私たちは、近代化のなかで見過ごされてきたものに目を向け、
伝統にもとづく古くて新しい民主主義を考えなければならない。

死者、妖怪、幽霊、動物、神、そしてAI……
人は「見えない世界」とどのようにつながってきたのか。
古今の現象を民俗学の視点で読み解く論考集。


〔本書に登場するものたち〕
柳田国男、南方熊楠、宮本常一、今和次郎、ギルバート・K・チェスタトン、網野善彦、宮沢賢治、谷川健一、諸星大二郎、道祖神、河童、天狗、ザシキワラシ、潜伏キリシタン、仙童寅吉、熊、猫、アイボ、VTuber、浦野すず、飴屋法水、齋藤陽道……【商品解説】

目次

  • Ⅰ 死者の民主主義
  • いまこの国には「死者のための民主主義」が必要である
  • 「死者を会議に招かねばならない」
  • 祖霊の政治参加を促す
  • 妖怪や精霊にも選挙権を
  • 「死者の立憲主義」
  • 南方熊楠の戦い
  • 「平凡人は人生を内側から見ている」

著者紹介

畑中 章宏

略歴
〈畑中章宏〉1962年大阪生まれ。作家、民俗学者。著書に「災害と妖怪」「ごん狐はなぜ撃ち殺されたのか」「蚕」など。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

妖怪にも民主主義を

2019/11/03 12:32

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けいちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

2019年7月の参議院議員選挙で、日本初の障害者議員が誕生した。
また、最近のビジネス界ではSDGsが流行となっており、将来のことを見据えた持続可能な開発を考えている人が増えているように見える。
本書の中でも著者は、「草の根民主主義」が広がってきていると認めているが、その一方で、「死者のための民主主義」が必要であると主張する。

「死者のための民主主義」は、元々はイギリスの作家であるギルバート・キース・チェスタトンと、日本の民俗学者である柳田国男が提唱したものである。
日本やイギリスといった国家は、「今の人間」だけのものではない。将来の国民となる、我々の子孫のものでもある。それと同様に、過去にこの国に生きていた者たちのものでもある。

本書で著者は、「死者や精霊や妖怪、あるいはそのほかの人間ならざるもの、また人間と人間ならざるものの境界にいるような存在の事情に思いをいたし、彼らの言い分を聞いてみよう」と呼びかける。「彼らの政治参加を促し、彼らが現代社会の重要な構成員であることを知らしめたい」とも主張する。
確かに、「日本」という国家は、「今の人間」だけで構成されるものではない。「今」ではなく、過去も未来も包摂するし、「人間」以外のものも重要な国家の構成要素である。
著者は今までにも、「日本列島に棲息してきた「妖怪」たちは、災害や戦争などにより不慮の死を遂げた人びとの集合霊であり、彼らにも選挙権を与えるべきだと主張」している。「精霊や妖怪、小さな神々を素朴に信じる人びと、信じてきた人びとこそが民主主義の担い手であると私は考える」という。

本書では、タイトルにもなった「死者の民主主義」以外にも、「妖怪と公共」、「ITと怪異現象」、「VTuberは人形浄瑠璃と似ているか?」、「アイボの慰霊とザトキワへのご褒美」、「『この世界の片隅に』は妖怪映画である」、「熊を神に祀る風習」など、様々なテーマを民俗学と結び付けて語っている。
民俗学も妖怪も、時代に合わせて変化するものである。
新しい民俗学の書が、「死者の民主主義」というタイトルで出されたことは、非常に興味深い。
「今の人間」中心主義から脱却すべく、人ならざるものたちの声を聴くきっかけとして、今読むべき本。

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2019/08/04 17:14

投稿元:ブクログ

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2019/08/17 00:53

投稿元:ブクログ

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2020/04/04 21:21

投稿元:ブクログ

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