「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
あきない世傳金と銀 7 碧流篇 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
著者 高田 郁 (著)
大坂天満の呉服商「五鈴屋」の7代目店主となった幸は、亡き夫との約束でもあった江戸に念願の店を出した。考え方も着物の好みもまるで異なる江戸で果たして、幸たちは「買うての幸い...
あきない世傳金と銀 7 碧流篇 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
大坂天満の呉服商「五鈴屋」の7代目店主となった幸は、亡き夫との約束でもあった江戸に念願の店を出した。考え方も着物の好みもまるで異なる江戸で果たして、幸たちは「買うての幸い、売っての幸せ」を実現できるのか。【「TRC MARC」の商品解説】
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
買い手を大切にする商売哲学
2019/10/07 06:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
いままでこれでもかと苛酷な運命に翻弄されながらも
己を貫いてきた幸。
ようやく念願叶い、江戸への進出。
さあ、どんな苦しい運命が待ち受けるのか、
と身構えて読み進める。
すぐにはうまくいかないけれど、
小さな工夫と自由な発想、
人とのつながりを大切にし、買い手を大切にする商売哲学とで
道が開けてきた。
心配事もあるけれど、大きな流れは安泰だ。
とはいえ、これまでに幸を見舞った苦難を思い出すと、
最後のページをめくるまで安心できない。
紙の本
ネタバレありの、幸(さち)縁を繋ぐ、の巻
2024/03/07 17:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書名にある「世傳」とは「代々にわたって伝えていく」という意味で、
高田郁さんの人気シリーズにぴったりの言葉です。
「碧流(へきりゅう)篇」は、その『あきない世傳 金と銀』の第七巻めになります。
前巻で呉服商「五鈴屋」の七代目店主となった主人公の幸(さち)。
念願の江戸出店は果たし、いよいよこれから幸の商いの才が輝き出す。
毎回展開が楽しみの、ネタバレありの、ご用心、ご用心。
さっそくネタバレですが、この巻での驚きの展開のひとつが
幸の二番目の夫であった五代目徳兵衛こと惣次が江戸の町に、
しかも幸たちが店を出した浅草の町に現れるのです。
この巻ではその姿を見かけた程度ですが、今後こちらもどうなるのか
楽しみというか、ドキドキです。
しかし、そのおかげで幸の「女名前三年限り」の延長が認められます。
つまりは、幸の商才はまだ見られます。
そして、この巻では妹の結(ゆい)も江戸にやってきて、
新たな商売、小紋染めへの挑戦も始まります。
その知恵を幸にさずけるのは、やはり彼女の取り巻く人の縁。
亡くなった六代目徳兵衛こと智蔵の友人だった人形遣いから紹介された
歌舞伎役者からどんどんつながって、
ついには今人気の女形役者まで。
その衣装を頼まれた幸は鈴の柄の小紋染めで期待に応えます。
その役者はなんと若い頃に智蔵と友情を育んでいたとわかったときは
もう号泣です。
この『あきない世傳 金と銀』シリーズでは
高田郁さんのもうひとつの人気シリーズ『みをつくし料理帖』より
泣けないのが気になっていましたが、
この巻のラストはやっぱり泣けますよ、絶対。
紙の本
智ぼんさん!
2023/06/10 07:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kazutoys - この投稿者のレビュー一覧を見る
澪つくしの澪ちゃんに比べて、あまりに順調?と思いながら読み進めていましたが、(今でもそう思っていますが)、智ぼんさんの名前が意外な人から突然発せられて…。涙を流さずにはいられませんでした。澪ちゃんのような不運ではないのですが、こういう人と人との縁が繋がるのか、と高田さんの筆に感服し、ただただ涙する最後の数ページでした。
紙の本
いよいよ
2022/08/08 10:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かのま - この投稿者のレビュー一覧を見る
いよいよ、幸率いる精鋭メンバーが江戸にやってきて、大活躍します。常に前向きに、善い行いを実践していく幸に、また励まされること間違いなしです。時代に関係なく、素晴らしい人の生き方は勇気を与えてくれるものだと思います。
紙の本
江戸編が本格スタート
2021/09/23 08:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
いよいよ江戸店での本格的な商いがスタート。この巻では、染物、色が話題になり、染物師が川で布を染めている風景がときおり描かれていましたが、そういう昔の情景を思い浮かべ、のどかでいいなぁと思いました。また、江戸、伊勢、大坂との行き来や文のやりとりがありますが、今のようにメールもない時代の苦労が偲ばれました。最後の方の富五郎の言葉はすごく感動的で、素晴らしい巻でした。
紙の本
続きが気になる
2020/02/24 01:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えびまもん - この投稿者のレビュー一覧を見る
みをつくし料理帖シリーズ、他の短編集から変わらぬ高田郁さんのしっかりした世界観が大好きです。
早く続きが読みたい!
紙の本
縁を支えきる力
2020/01/23 19:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:里 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幸の持って生まれた商才は言うまでもないが、自分の運と人との縁を偶然のまま終わらせず、生かし切る工夫が素晴らしい。"新商品"となる小紋の色や型ににペ-ジを割いた分話はゆっくりとした展開になるが、作者の下調べの深さには頭が下がる。8巻が楽しみ。
紙の本
毎度のことながら
2019/09/11 10:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高田郁先生の「あきない世傳 金と銀」シリーズ、読み始めたら止まらない。だから、読みたいのに勿体なくて手を出せない。だって、すぐ読み終わって、続きは半年後・・・。今巻も、ひとの縁、楽しませて貰いました。智ぼんの友人の役者が江戸紫の装束で袖をさすりながら智ぼんを偲ぶ場面は、涙腺緩んでしょうがなかった。次巻に期待!
紙の本
あきない世傳 金と銀 7 碧流編
2019/08/17 07:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
いよいよ江戸店が本格始動です
ワクワクとドキドキのまま最終ページに辿り着きました
幸をはじめ店で働く人達皆のの商いに対する真摯な姿と
才知には学ぶところがたくさんあります
人の「縁」を大切に毎日を精進するということを
改めて心に刻みたいと思いました
紙の本
商いの戦場へ
2023/01/12 17:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本巻でいよいよ江戸店の商売が本格スタート。商慣行にしばられることなく、曇りなき目で顧客ファーストになる道を探る主人公の幸。江戸の武家社会に染まっていないからこその気づきが、新たな商売への糸口に。常に顧客の利益を第一にブレない幸の姿勢が、どれほど力を持つものかを教えてくれる気がします。
紙の本
主人公の人物造形が秀逸
2020/01/19 15:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:magoichi - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の人柄に感情移入し思わず応援してしまう、固定フアンは多いはず。物語は特段ひねった話しはなく、既視感のある商売モノであるが、そこも固定客には人気なのでしょう。肩肘張らずスラスラ読めます。
出ると買ってしまう。
紙の本
こんな強い生き方が出来たらなと嬉しい反面、羨ましくもなる。
2019/10/24 09:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな強い生き方が出来たらなと嬉しい反面、羨ましくもなる。「買うての幸い、売っての幸せ」、「売り手よし、買い手よし、世間よし」という商いの基本を貫くことで、周囲の人々を引き付け、その力に支えられて更に精進していく姿が眩しい。本作でも行方不明の次男・惣次(五代目・徳兵衛)という暗雲が見え隠れするが、それすらも周囲の温かい支援の前にはあっさりとかき消されてしまう。大きな流れに乗った幸率いる五鈴屋。余りにも順調すぎてそろそろ終わりに近づいたのかなと心配になって来た。長男・豊作(四代目・徳兵衛)に愛想をつかして去った船場の紅屋の娘:菊栄との一緒に何かをやろうという約束はまだだし、三男・智蔵(六代目・徳兵衛)の子供(6・P129):貫太のことは全く出てきてないし、まだまだ気になる課題は残ってるので、もう暫らく続いてほしいものですね。
紙の本
前進
2020/03/20 09:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
幸が店主となり、江戸店を開いてからの話。帯指南や、そこで出会ったお才さんとの縁、観察することによるいろいろな気づきからの工夫、歌舞伎役者との出会い、そして最後、智蔵との深い関わりまで明らかになり、試行錯誤からいろいろ前進した、全体的に明るい話でよかったです。
8代目はどうなることか、結ともどうなるのか、これも楽しみです。
紙の本
碧流ってなに?
2019/10/04 01:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
商いの流れも流れに流れて下流。
川の流れと同じく物語も動きが鈍く。
悩んで美談。悩んで美談。
惣ぼんも上方であれだけ伏線張ったのだから。
お竹さんのワンシーンでしつこい味付けに。
智ぼんの置き土産もかさばって渋滞に。
このシリーズのピーク、過ぎたかなー。
紙の本
未来に向かう姿
2019/09/19 09:37
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
商売人としての挑戦や苦悩、汚さやその陰に隠された人々の生活感を、とてもリアルに書かれていた 商売をしている自分にとって、倒産寸前の抜けられない負の連鎖や、ソコから脱出する切っ掛けになる自分の心持ちが身につまされるくらいに頷けた 今後の展開を見逃せない