「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
言い訳 関東芸人はなぜM−1で勝てないのか (集英社新書)
M−1チャンピオン未経験ながら最年少審査員に抜擢された芸人・塙宣之(ナイツ)が、漫才を徹底解剖。「ツッコミ全盛時代」などの最新事情から「ヤホー漫才」誕生秘話まで存分に語る...
言い訳 関東芸人はなぜM−1で勝てないのか (集英社新書)
言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
M−1チャンピオン未経験ながら最年少審査員に抜擢された芸人・塙宣之(ナイツ)が、漫才を徹底解剖。「ツッコミ全盛時代」などの最新事情から「ヤホー漫才」誕生秘話まで存分に語る。【「TRC MARC」の商品解説】
2018年、M-1審査員として名を轟かせた芸人が漫才を徹底解剖。
M-1チャンピオンになれなかった塙だからこそ分かる歴代王者のストロングポイント、M-1必勝法とは?
「ツッコミ全盛時代」「関東芸人の強み」「フリートーク」などのトピックから「ヤホー漫才」誕生秘話まで、
”絶対漫才感”の持ち主が存分に吠える。
どうしてウケるのかだけを40年以上考え続けてきた、「笑い脳」に侵された男がたどりついた現代漫才論とは?
漫才師の聖典とも呼ばれるDVD『紳竜の研究』に続く令和時代の漫才バイブル、ここに誕生!
【本の内容】
目次
- ◆もくじ◆
- プロローグ「僕が霜降り明星を選んだワケ」
- 第一章 「王国」 大阪は漫才界のブラジル
- 第二章 「技術」 M-1は100メートル走
- 第三章 「自分」 ヤホー漫才誕生秘話
- 第四章 「逆襲」 不可能を可能にした非関西系のアンタ、サンド、パンク
- 第五章 「挑戦」 吉本流への道場破り
- 第六章 「革命」 南キャンは子守唄、オードリーはジャズ
- エピローグ「10年ぶりの聖地。俺ならいいよな」
著者紹介
塙 宣之
- 略歴
- ナイツ 塙宣之(はなわ のぶゆき)
芸人。1978年、千葉県生まれ。漫才協会副会長。2001年、お笑いコンビ「ナイツ」を土屋伸之と結成。
2008年度以降、3年連続でM-1グランプリ決勝に進出する。漫才新人大賞大賞、お笑いホープ大賞大賞、NHK新人演芸大賞大賞、
第9・10回ビートたけしのエンターテイメント賞 日本芸能大賞、浅草芸能大賞新人賞・奨励賞、第68回文化庁芸術祭大衆芸能部門優秀賞、第67回芸術選奨大衆芸能部門文部科学大臣新人賞など、受賞多数。
聞き手 中村計(なかむら けい)
ノンフィクションライター。『勝ち過ぎた監督』で講談社ノンフィクション賞受賞。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
伝わる日本語になっている
2019/09/07 07:42
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナイツの塙宣之さんが論じる「関東芸人はなぜM-1で勝てないのか」は、聞き手の中村計さんが発する90の質問によってスッキリまとまっている。だから読みやすい。伝わる日本語になっている。読了したときにはこの世に「漫才学」があるとして、その学位論文を読み終えた充実を感じました。もちろん学位審査の審査結果は合です。物事を相手に説明するのに「例え」という技法がありますが、「例え」が幾通りにも駆使されて<なるほど><そういうことか>と解き明かされていく過程が楽しい。耳がよくて音程がとれる能力のことを「絶対音感」というが、それから「絶対漫才感」。何やら漫才についてブレない感覚があるらしいぞ!と読者に思わせる妙手です。さらにM-1の4分の舞台、テレビ番組出番の15分、寄席の持ち時間30分を競馬レースの走行距離に例えて短距離、中距離、長距離(持久走)と論じてくださると競馬を知らない私にも尺度を示してくださっての論述になってその言わんとすることがストンと落ちました。Yahoo!(ヤフー)と言うべきところを言い間違えではなく意図的に一文字だけ変えて「ヤホー」と「小ネタ」で笑わせる「ヤホー漫才」。グチャグチャ説明しない切り取り感が読ませるなと思いました。関東と違う関西の厚い漫才人口についても漫才コンテストに何組出場したかの数字を示すことで伝わってきました。この本を読み、お笑いの番組をテレビで、寄席に行ってライブで観たくなりました。
紙の本
「浅草の星」が語り尽くす。令和の「現代漫才論」。
2021/10/17 13:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ヤホーで調べたんですけど」「ヤフーだろ!」
うんこをもらしたことでいじめられていた少年時代。
それを逆手にとって笑いを取った時、彼は「最強の鎧」を身につけた。
松本人志に感動し、本気で芸人を志した。
「どうしたらウケる事が出来るか」
大学の後輩土屋伸之とコンビを結成。
M-1で決勝まで進出するも、頂点を極めることは出来なかった。
「大阪は漫才界のブラジル。M-1は100メートル走」
独自の視点から、M-1を、漫才を語り尽くしていく。
2018年12月、著者はM-1審査員の席に。
そこで生まれた「初ゴール」。
優勝した霜降り明星に1票を投じた理由とは。
笑いを真剣に、縦横無尽に語り尽くす。
ページを止められない。
堪らない高揚感が続く。
「人類が芸術を生み出したのは、言葉で伝えきれない思いを作品で表現しようとしたからです。芸術家が感動したとき、それが『感動』という言葉で足りていたなら、絵画も音楽も創造し得なかったと思うのです。
漫才師も同じです。人間の『おかしさ』をおかしいと言うだけでは伝えきれないから、ネタを思いついたのです。漫才という話芸が誕生したのです。
深いところからお客さんの感情を揺さぶり続けるために漫才師ができること。それは優れたネタを考え続けることしかないと思います」
「浅草の星」が漫才を語り尽くす。
昭和には、立川談志の「現代落語論」。
平成には、松本人志の「遺書」。
令和の「現代漫才論」ここにあり。
電子書籍
お笑いに関して、こんなにきれいに言語化されている本はないのでは
2020/06/28 16:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ななな - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までM-1やお笑いに関して抱いていた疑問(なぜこのコンビは何度も決勝に出ているのに優勝できないのか等)に対し、「大阪は漫才界のブラジル」、「M-1は100メートル走」といったユーモラスな表現を駆使しながら、とてもわかりやすく解説した本。
歴代のM-1チャンピオン、出場者に対し、先輩後輩関係なく、客観的に分析しており、塙さんのこの本にかける覚悟を感じた。そしてなにより、この本のタイトルを「言い訳」という表現におさめたセンスに感嘆。
紙の本
『言い訳 関東芸人はなぜM-1で勝てないのか』
2019/12/22 14:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
《関東芸人がM-1で勝てないのは、M-1が「ナニワのしゃべくり漫才」を競う「吉本の大会」だから》
2018年に審査員に抜擢され霜降り明星に1票を投じたナイツ塙が、「M-1」14回(2001~2018、2011~2014のブランクをはさむ)の歴史を軸に、現在のお笑い界を漫才を通して批評したマジメな本
「決勝で霜降りを選んだのは芸人としての強さがあったから」
「笑いに目覚めたのは小4のとき、自作の『ウンコの歌』から」
「M-1は100メートル走である」
「ヤホー漫才誕生の秘密」
「松本さんが『面白い』と認めたら支持せざるを得ない」
発売4か月で10万部突破、ベストセラー街道驀進中の新書を第15回M-1放映日(2019年12月22日)にどうぞ
紙の本
M-1で優勝できなかったM-1審査員によるM-1論
2019/11/21 11:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まぐろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナイツ塙がM-1を軸に漫才論を語り下ろす一冊。M-1が漫才の中でも非常に特殊な世界であることを示し、その魅力と意義と同時になぜ自分たちがM-1で勝てなかったかの「言い訳」を語る。M-1論であり漫才論であり、2000年以降のお笑い論として非常に面白い。2010年までのM-1第一期と、2015年復活後のM-1の違いについては何となくの違和感として感じていたものを見事に言語化していて興味深かった。
電子書籍
令和の「現代漫才論」ここにあり。
2022/12/25 10:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ヤホーで調べたんですけど」「ヤフーだろ!」
うんこをもらしたことでいじめられていた少年時代。
それを逆手にとって笑いを取った時、彼は「最強の鎧」を身につけた。
松本人志に感動し、本気で芸人を志した。
「どうしたらウケる事が出来るか」
大学の後輩土屋伸之とコンビを結成。
M-1で決勝まで進出するも、頂点を極めることは出来なかった。
「大阪は漫才界のブラジル。M-1は100メートル走」
独自の視点から、M-1を、漫才を語り尽くしていく。
2018年12月、著者はM-1審査員の席に。
そこで生まれた「初ゴール」。
優勝した霜降り明星に1票を投じた理由とは。
笑いを真剣に、縦横無尽に語り尽くす。
ページを止められない。
堪らない高揚感が続く。
「人類が芸術を生み出したのは、言葉で伝えきれない思いを作品で表現しようとしたからです。芸術家が感動したとき、それが『感動』という言葉で足りていたなら、絵画も音楽も創造し得なかったと思うのです。
漫才師も同じです。人間の『おかしさ』をおかしいと言うだけでは伝えきれないから、ネタを思いついたのです。漫才という話芸が誕生したのです。
深いところからお客さんの感情を揺さぶり続けるために漫才師ができること。それは優れたネタを考え続けることしかないと思います」
「浅草の星」が漫才を語り尽くす。
昭和には、立川談志の「現代落語論」。
平成には、松本人志の「遺書」。
令和の「現代漫才論」ここにあり。
紙の本
さすが塙さん!
2020/11/13 12:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちゃーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
漫才愛が溢れた一冊です。漫才の分析がわかりやすく、あっという間に読み終えました。漫才、芸人さんの奥深さに脱帽しましたし、漫才を見る目が変わり、さらに漫才を楽しめるようになりました。
電子書籍
愛を超えている
2020/06/06 10:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて胸が苦しくなりそうだった。塙って、漫才のことをこんなに真剣に考えているのか、と思うと。愛を超えている。
紙の本
M-1を中心にした言い訳の漫才論
2020/03/15 09:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:パミチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
M-1で優勝できなかった筆者が、過去のM-1の優勝者や決勝進出者の漫才を分析し、いかにすればM-1で優勝できるか、その方法を説いた漫才論である。質疑応答形式の構成の為、読みやすく今の漫才の実態がよくわかる。読んでいて面白い。ただ関西弁や上方漫才を意識しすぎるせいか関東の言葉は漫才に不向きであるとか、関東の漫才を卑下しすぎるのが気になる。東京でも過去には「コロンビアトップ・ライト」、「獅子てんや・瀬戸わんや」、「Wけんじ」、など日本中を爆笑させた漫才師を多く輩出している。そういう意味でも「言い訳」なのであろう。
今後筆者にはM-1論に限定せず本格的な漫才論を望みたい。しかしながら漫才師による漫才論ははじめてでありその意味でも評価できる。
紙の本
言い訳
2020/02/07 21:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナイツの漫才が大好きなので、この本を読みました。関東のお笑いと関西のお笑いに違いがあるというのは、よく分かりますが、面白いものはやっぱり面白いと思います。
紙の本
ナイツ塙がM1審査員である理由
2022/04/29 16:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オデダンクス - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナイツ塙の漫才師です。
非吉本、非関西だからこその視点で、冷静に漫才を語っています。
吉本じゃないから勝てないと、東京の漫才師は思うかも知れませんが、これほどの視点、考え方があるのか?と、後輩たちに説いているような感じ
M1優勝していないからこその視点で見れる
M1審査員にふさわしい理由が分かる本です。
紙の本
賢い
2019/09/23 19:53
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
文章を読んでいるだkで賢い人なんだなということが伝わってきます。審査員として客観的で的確で、納得できます。