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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/09/25
- 出版社: 晶文社
- サイズ:19cm/540p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7949-7054-1
紙の本
亜細亜熱帯怪談
タイに根づく精霊信仰と日本の共通項とは何か。タイ在住20年の作家・高田胤臣が、アジア最深部に広がる古典的な怪談から現代奇譚までを紹介し、東南アジアの文化や観光スポットを怪...
亜細亜熱帯怪談
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商品説明
タイに根づく精霊信仰と日本の共通項とは何か。タイ在住20年の作家・高田胤臣が、アジア最深部に広がる古典的な怪談から現代奇譚までを紹介し、東南アジアの文化や観光スポットを怪談を切り口に探究する。【「TRC MARC」の商品解説】
おそれ、おののき、かんがえる。
ぼくらもまた、亜細亜に染み渡る濃密な霊威に浸っているのだ。
――京極夏彦
空前絶後、タイを中心としたアジア最凶の現代怪談ルポルタージュがここに。
湿度120%、知られざる闇の世界の扉がいま開かれる。
タイ在住二〇年の作家が紹介する、アジア最深部に広がる怪異譚。
大量の死者が出た火災現場で起こる怪異、なぜか続発する交通事故現場、
宿泊客には知らされない「出る」ホテル、霊が毎夜やってくるスナックから、
謎のシマウマの置物や人力車の幽霊(?)まで、一挙紹介。
タイに根づく精霊信仰と日本の共通項とは何か。
東南アジアの文化や観光スポットを、怪談を切り口に探究する試み。
古典的な怪談の背景から最新の現代奇譚までを網羅した決定版。
―――タイで一番怪異に出会えるのは、著者の家だった―――【商品解説】
目次
- 1:語り継がれるタイの怪談
- 1 メーナーク
- 2 ポープ
- 3 プレート
- 4 ピー・クマントーン
- 5 ピー・トゥアイゲーウ
- 6 木に宿る精霊たち――タキアンさんやターニー姉さん
- 7 ピー・ジャクラ
- 8 交通事故死と魔のカーブ
著者紹介
高田胤臣
- 略歴
- 〈高田胤臣〉1977年生まれ。東京都出身。ライター。タイを中心に東南アジア各国で取材を進め、書籍、雑誌、ウェブ、電子書籍などで執筆。著書に「バンコクアソビ」「ベトナム裏の歩き方」など。
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紙の本
シマウマ……
2022/09/02 10:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな素敵な本が出たなんて、素晴らしい!!面白くて、しかも分厚い!!読み放題!!
水木しげる先生の著作に耽溺した身として、南方のアジアは妖怪天国というイメージがあり、先生の妖怪画でちょこちょこ知っている程のタイの霊をガッツリ540ページも味わえるという夢のような一冊。
よくぞここまで霊の種類や心霊スポットなどなどいろいろな怪談が集まるものだ、と感心するやら恐ろしがるやら、次々披露される様々な話題について行くのに忙しい。霊の種類も数多く、ひとつひとつ説明してくれているので分かりやすい(だが覚えるのは大変)。
交通事故も殺人事件も自殺も多いらしくて、心霊スポットは数知れず。
こんなふうにタイを見たことは無かった(美しい寺院を擁するご飯の美味しい「微笑みの国」だと紋切り型のイメージだった)が、さらにタイ国に対して深い親しみを持ち、憧れを抱くようになった。
特に印象に残ったのは、タイで事故現場や祠に備えられる「シマウマの置物」の考察。未知の風習であり、「なぜシマウマ?」と思って読んでいたらちゃんと由来を調査してくれていた。タイを訪れたらきっとシマウマの置物にも親しみを抱くだろう。