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紙の本
根本敬ゲルニカ計画 (BT BOOKS)
著者 ニコ・ニコルソン (著)
個人の意志を超えた何かに突き動かされ、ピカソの絵画〈ゲルニカ〉と同サイズの大作に挑戦する特殊漫画家・根本敬。その完成までをニコ・ニコルソンが追い、漫画で描く。『美術手帖』...
根本敬ゲルニカ計画 (BT BOOKS)
根本敬ゲルニカ計画
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商品説明
個人の意志を超えた何かに突き動かされ、ピカソの絵画〈ゲルニカ〉と同サイズの大作に挑戦する特殊漫画家・根本敬。その完成までをニコ・ニコルソンが追い、漫画で描く。『美術手帖』連載を単行本化。ジャケット裏に絵あり。【「TRC MARC」の商品解説】
『美術手帖』連載の単行本化。特殊漫画家・根本敬による《ゲルニカ》サイズの絵ができるまで。画=ニコ・ニコルソン【商品解説】
著者紹介
ニコ・ニコルソン
- 略歴
- 〈ニコ・ニコルソン〉漫画家。自身と家族の東日本大震災からの復興を描いたエッセイコミック「ナガサレール イエタテール」は第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員会推薦作品に選ばれた。
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“特殊漫画家”根本敬が大きな絵を描くという話
2019/10/08 12:43
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投稿者:y0a - この投稿者のレビュー一覧を見る
“特殊漫画家”根本敬が、現代美術家会田誠のアシスト&アドバイスを受けて、ゲルニカと同じサイズのキャンバスに絵を描くという、創作実験をルポしたマンガ。大きな絵を描くのはお金もかかるし場所も要る。周囲に居る、その他多くの人の協力が不可欠で、これはプロジェクトの記録と言った方がいいのだろう。
これまでの根本の作品を見ると、とっても変な人・不思議な人という印象を持つ人が多いのかも知れないが、本人は自分が空虚であることを隠しておらず、創作意欲とか表現欲求とか、芸術家っぽいことを全然言わない。ただただ自然に周囲の勧めや要求に応じているだけ、という意味で「サラリーマン芸術家」などと言ったりする。しかし、完成した絵の何ともいえないプリミティブな気持ち悪さといたずらっぽさは、根本を通さないと出てこないものだ。これって何?会田誠、ナイスアシスト。事実上の共作だなぁ。
“ふつう漫画家”としての著者の仕事も、分かり易くてナイスだが、この世にある芸術やら何やらの評価は、大勢の思い込みの集合体なのかも知れないと思った。