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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/10/10
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/449p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-220177-3
紙の本
イノベーターズ 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史 1
コンピュータやインターネットは誰が作ったのかを、緻密な取材をもとにつづった歴史書。1は、コンピュータの母といわれる伯爵夫人エイダ・ラブレスの存在から、インターネットが生ま...
イノベーターズ 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史 1
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商品説明
コンピュータやインターネットは誰が作ったのかを、緻密な取材をもとにつづった歴史書。1は、コンピュータの母といわれる伯爵夫人エイダ・ラブレスの存在から、インターネットが生まれるまでを網羅する。【「TRC MARC」の商品解説】
コンピュータとインターネットは現代のひときわ重要な発明に数えられるが、だれが作ったのかはあまり知られていない。その源に一人の女性がいた。
第1巻では、コンピュータの母といわれる伯爵夫人エイダ・ラブレスの存在から、世界初のコンピュータの誕生、プログラミングの歴史、トランジスタとマイクロチップの発明、そしてインターネットが生まれるまでを網羅する。
【イノベーションは、人文科学と自然科学の交差点から生まれる!】
コンピュータとインターネットは現代のひときわ重要な発明に数えられるが、だれが作ったのかはあまり知られていない。どちらも、雑誌の表紙を飾ったり、エジソンやベル、モールスらと並んで殿堂入りするにふさわしい一人の天才発明家が、屋根裏やガレージというなにもないところから生み出したわけではない。
むしろ逆で、デジタル時代の発明は、ほとんどがコラボレーションのなかから生まれてきた。
そこには、独創的な人間や、少数ながら真の天才まで、魅力的な人間が数多くかかわっている。
本書は、そうした先駆者、ハッカーや発明家、アントレプレナー(起業家)たちがどんな人間だったか、何を考えたのか、その創造性の源がなんだったのかをつづった物語だ。(中略)
なにより印象に残ったのは、デジタル時代の真の創造性は、芸術と科学を結び付けられる人から生まれてきたという事実だ。美を大切と考える人たちだ。
「僕は子どものころ、自分は文系だと思っていたのに、エレクトロニクスが好きになってしまった」――伝記に着手してすぐ、ジョブズにこう言われた。
「その後、文系と理系の交差点に立てる人にこそ大きな価値があると、僕のヒーローのひとり、ポラロイド社のエドウィン・ランドが語った話を読んで、そういう人間になろうと思ったんだ」
文系と理系、つまり人文科学と自然科学の交差点に立った時に安らぎを感じられる人こそが、人間と機械の共生をつくり出していく。それが、本書のメインテーマだ。
……序章より
*コンピュータ概念をつくった孤独な数学者、アラン・チューリング
*世界初の電子式コンピュータ「ENIAC」をプログラミングした6人の理系女子
*トランジスタ発明の背景にあった「名を残したいという欲望」
*外向きの人・内向きの人・実行する人のトリオで生まれたインテルの成功
*創造性をみつける達人J.C.R.リックライダーがまとめたチームのイノベーション
ページをめくる手が止まらない!
この歴史を知らなければ、機械と人間が共生する時代を、生き抜くことはできない。【商品解説】
目次
- 第1章 ラブレス伯爵夫人エイダ
- 第2章 コンピュータ
- 第3章 プログラミング
- 第4章 トランジスタ
- 第5章 マイクロチップ
- 第6章 ビデオゲーム
- 第7章 インターネット
著者紹介
ウォルター・アイザックソン
- 略歴
- 〈ウォルター・アイザックソン〉1952年生まれ。『TIME』誌編集長などを経て、CNNのCEO。ジャーナリスト、伝記作家。テュレーン大学歴史学教授。著書に「スティーブ・ジョブズ」など。
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最良のコンピュータ開発史
2019/11/11 19:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで読んだ中で最良のコンピュータ開発史だ。レディ・エイダ・ラブレスに焦点を当てているというか狂言回しに使っているのが特徴だ。確かにもっと評価されてもよい人物だ。しかし著者は,それでもレディ・エイダ・ラブレスの評伝の章では,評価は様々だと公平に書いている。「公平さ」が本書の一番の特徴だ。ものには様々な側面があり見方がある。アタナソフとエッカート,モークリーの争いにしたところで,裁判での決着はついているもののエンジニア目線から見れば,動くもの作ったのはモークリーだよねってことになる。「真の発明者はXXXXだ!」と興味本位に書くのがジャーナリストのはずなのに,著者は冷静に「多くの協力者が共同で開発した」と書く。この「共同作業」が本書のテーマだ。インターネット開発史でも繰り返し「多くの共同作業」と記述してある。素晴らしい。欲をいえば,Unixとインターネットのところでビル・ジョイについても触れてほしかったし,関係データベースについても触れてほしかった。まぁ,きりがないんですけど。とにかく良書です。翻訳もとてもよい。お薦めです。