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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/10/10
- 出版社: 講談社
- サイズ:19cm/424p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-06-514738-2
紙の本
イノベーターズ 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史 2
コンピュータやインターネットは誰が作ったのかを、緻密な取材をもとにつづった歴史書。2は、パーソナルコンピュータ、ソフトウェア、ブログ、Google、ウィキなど、身近なデジ...
イノベーターズ 天才、ハッカー、ギークがおりなすデジタル革命史 2
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商品説明
コンピュータやインターネットは誰が作ったのかを、緻密な取材をもとにつづった歴史書。2は、パーソナルコンピュータ、ソフトウェア、ブログ、Google、ウィキなど、身近なデジタルイノベーションのすべてを明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
インターネットのプロトコルは、仲間同士の協力から生まれた。できあがったシステムも、同じようなコラボレーションを助長する遺伝子が埋め込まれているかのようだ。
第2巻では、いよいよ身近なデジタルイノベーションのすべてが明かされる。パーソナルコンピュータ、ソフトウェア、ブログ、Google、ウィキ。そしてテクノロジーの「これから」とは?
【チームワークこそイノベーションの根幹である】
人物のチームワークについて描くことが重要なのは、チームワークのスキルこそイノベーションの根幹であることが見落とされがちだからだ。私のような伝記作家の手によって孤高の発明家として描かれ、神話化された人物が主人公の本なら無数にある。私も、そうした本を何冊か世に送り出してきた。
アマゾンで「発明した」や「発明家」を検索してみればたくさんヒットする。一方、コラボレーションによる創造を描いた本は少ない。だが、今日の技術革新が形作られた経緯を理解するうえで真に重要で、しかも興味をそそられるのは、チームワークが生み出すものなのだ。
「イノベーション」という言葉は、多用されすぎたせいか、最近ではすっかり手あかがついてしまい、その意味もあいまいになりつつある。そこで私は、イノベーションが現実の世界で実際にはどのように起きるのかを明らかにしてみたいと考えた。
創意あふれる現代のイノベーターは、いかにして破壊的なアイデアを現実のものとしたのか。その発想の飛躍を生み出した要素はなんだったのか。どんなスキルが最終的に有効であり、どのようにリーダーシップを発揮し、コラボレーションを進めたのか。成功と失敗を分けたのはなんだったのか。
私が本書に取りかかったのは、10年以上も前のことになる。自分自身が目撃してきたデジタル時代の変化に魅力を感じていたことも動機だったが、ベンジャミン・フランクリンの伝記を書いたのもきっかけだった。(中略)
最初に考えたのは、インターネットを発明したチームに光を当てることだった。だが、インタビューに応じてくれたビル・ゲイツが、こう勧めてくれたのだ。インターネットとパーソナルコンピュータは同時期に出現した、それを書いたほうが深い話になるんじゃないか、と。
……序章より
*「ゼロックスというお金持ち」を狙うジョブズとゲイツ
*経営が苦手な天才起業家、ウィリアム・フォン・マイスター
*起業を支援する大学、スタンフォード
*「ウィキ」と「ヌーペディア」の目指したもの
*スペルミスが名付け親のGoogle
野心と創造性、欲望と使命。
AI と生きていく人生100年時代、ビジネスパーソン必読の歴史書。
【商品解説】
目次
- 第8章 パーソナルコンピュータ
- 第9章 ソフトウェア
- 第10章 オンライン
- 第11章 ウェブ登場
- 第12章 エイダよ、永遠に
著者紹介
ウォルター・アイザックソン
- 略歴
- 〈ウォルター・アイザックソン〉1952年生まれ。『TIME』誌編集長などを経て、CNNのCEO。ジャーナリスト、伝記作家。テュレーン大学歴史学教授。著書に「スティーブ・ジョブズ」など。
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最良のコンピュータ開発史
2019/11/11 20:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで読んだ中で最良のコンピュータ開発史だ。レディ・エイダ・ラブレスに焦点を当てているというか狂言回しに使っているのが特徴だ。確かにもっと評価されてもよい人物だ。しかし著者は,それでもレディ・エイダ・ラブレスの評伝の章では,評価は様々だと公平に書いている。「公平さ」が本書の一番の特徴だ。ものには様々な側面があり見方がある。アタナソフとエッカート,モークリーの争いにしたところで,裁判での決着はついているもののエンジニア目線から見れば,動くもの作ったのはモークリーだよねってことになる。「真の発明者はXXXXだ!」と興味本位に書くのがジャーナリストのはずなのに,著者は冷静に「多くの協力者が共同で開発した」と書く。この「共同作業」が本書のテーマだ。インターネット開発史でも繰り返し「多くの共同作業」と記述してある。素晴らしい。欲をいえば,Unixとインターネットのところでビル・ジョイについても触れてほしかったし,関係データベースについても触れてほしかった。まぁ,きりがないんですけど。とにかく良書です。翻訳もとてもよい。お薦めです。