- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/09/20
- 出版社: 亜紀書房
- サイズ:18cm/179p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7505-1608-0
読割 50
紙の本
本を読めなくなった人のための読書論
著者 若松 英輔 (著)
本が読めなくなったのは、内なる自分からのサイン。だから、読めないときは無理をして読まなくてもいい。本は、たくさん読まなくていい。多読・速読を超えて、人生の言葉と「たしかに...
本を読めなくなった人のための読書論
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商品説明
本が読めなくなったのは、内なる自分からのサイン。だから、読めないときは無理をして読まなくてもいい。本は、たくさん読まなくていい。多読・速読を超えて、人生の言葉と「たしかに」出会う読書を提案する。【「TRC MARC」の商品解説】
本は
ぜんぶ読まなくていい
たくさん読まなくていい
多読・速読を超えて、人生の言葉と「たしかに」出会うために。
NHK「100分de名著」常連の本読みの達人が案内する読書の方法。
本が読めなくなったのは、内なる自分からのサイン。
だから、読めないときは、無理をして読まなくていい。
読めない本にも意味があるから、積読でもいい。
知識を増やすためではなく、
人生を深いところで導き、励ます言葉と出会うためにする読書。
その方法を、あなたと一緒に考える。
【もくじより】
・読めないときは、読まなくてもよい
・「正しい」読み方など存在しない
・「書く」ことから始める「読書」
・本は、最初から読まなくてもよい
・言葉の肌感覚を取り戻す
・ゆっくり読む
・情を開く【商品解説】
著者紹介
若松 英輔
- 略歴
- 〈若松英輔〉1968年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。批評家、随筆家。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。「叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦」で西脇順三郎学術賞を受賞。
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紙の本
本を読むのも勇気がいる
2019/11/23 09:27
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近たまに本が読めなくなっていることに気づくことがあります。
あるいは、本を読んでも楽しくない、夢中になれない自分に気づくことがあったりして、そんな時に出会ったのが、この本。
「本を読めなくなった人」って自分のことです。
でも、そんな人に向けた「読書論」って、まるで逆説のような気もしますが。
書いたのは気鋭の文芸評論家、若松英輔氏。
あらかじめ書いておくと、この本を読んだからといって本が読めるようになるわけではない。
ましてや読書嫌いの人が本好きになったりもしない。
でも、少し勇気が出ます。
本が読めなくなっているというのは「新しい読書の次元が開けるという人生の合図」と、若松氏はいいます。
「新しい読書の次元」とは他人に左右されない、自分だけの読み方かもしれません。
「人が何を、どう、どれくらい読んでいるか」は気になります。例えば書店によくあるベストセラーの順位なんかはその顕著なものです。
それは気にしないでいい、とあります。
「他者と比べる習慣から自由になることができれば」いいのだと、若松氏は書いています。
そもそも読書そのものが自分だけの行為です。
その行為が他人と交わることもありますが、この本にあるように「読書とは、自分以外の人の書いた言葉を扉にして、未知なる自分に出会う」行為です。
本を読めなくなった人が果たしてわざわざ「読書論」を読むかどうかわかりませんが、きっとこの本を読めば、もう少し本とつきあってみるかと感じるのではないでしょうか。