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紙の本
農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦 (文春新書)
著者 川内イオ (著)
元エリート会計士が作るピーナッツバター、東大卒の畑に入らないマネージャー…。独自のアイデアと先端技術で、稀少かつ高品質の商品、サービスを生み出す農業の変革者たち。時代を先...
農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦 (文春新書)
農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦
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商品説明
元エリート会計士が作るピーナッツバター、東大卒の畑に入らないマネージャー…。独自のアイデアと先端技術で、稀少かつ高品質の商品、サービスを生み出す農業の変革者たち。時代を先取る彼らの生き方、働き方を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
3K、高齢化など衰退産業の代名詞のようにみなされてきた日本の農業。就業人口はこの20年で半減、耕作放棄地も40万ヘクタールを超えている。
しかし、この農業がいま「未来産業」として注目されている。希少で高品質な産品に特化し、トップブランドを作り上げたり、最新テクノロジーを導入したり、大規模な「植物工場」を立ち上げたり、といったこれまでの常識を覆すやり方で成功をおさめているイノベーターたちが登場してきているのだ。
本書はそうした新しいリーダーたちを取り上げ、新ビジネスとしての農業を紹介する。
この記事の一部はNewsPicksに掲載され、大反響を呼んだ。
堀江貴文氏や経営学者の楠木建一橋大学大学院教授からも推奨のコメントが寄せられている。
堀江貴文氏「農業×テクノロジー、異質なものの掛け算からイノベーションは始まる」
楠木建一橋大学教授「地に足が着いた、素晴らしい仕事論だ」
仕事も人も面白い! 常識を覆す「ネクストファーマー」たち
・元エリート会計士が作る「究極のピーナッツバター」
・東大卒「畑に入らないマネージャー」が推進する500のカイゼン
・世界の一流シェフを魅了する「ハーブ農園」
・京都の自動化レタス工場が世界を席巻する日
・アマゾンより早い野菜流通革命
・女性「未利用資源オタク」が切り開く新エコシステム
・ITのパイオニアが挑む「日本農業を知的産業に」
・悪臭の出ないスーパー堆肥が農業を変える
・毎年完売する100グラム1万円の茶葉の秘密
・岡山の鬼才が生んだ奇跡の国産バナナ【商品解説】
先端技術と最新マネジメントで、希少かつ高品質なオンリーワン商品を生み出し、世界を席巻——。いま、日本の農業の常識が覆る。 【本の内容】
著者紹介
川内イオ
- 略歴
- 〈川内イオ〉1979年生まれ。稀人ハンター、フリーライター。バルセロナでのライター生活を経て帰国。編集者として勤務後、フリーランスに。「規格外の稀な人」を追う稀人ハンターとして全国を巡る。
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紙の本
一筋の光明
2019/10/20 22:24
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、これまでにない取り組みにより日本の農業に新風を吹き込んでいる10名の奮闘物語。この内7名は農業とは縁もゆかりもない業種からの転身である。異業種からの転身組の活躍は、次のとおりである。■アメリカにある世界4大会計事務所を30歳で退職。故郷の浜松で、1904年の万博で「世界一」と評価された落花生を復活させ、究極のピーナッツバター作り。脱常識で実験の日々。在米中、全国紙「ウォールストリートジャーナル」で、浜松の落花生のことを知ったらしい■大手外資系化学メーカーを4年で退職、宇都宮の梨園に就職、4年間で500以上のカイゼンを実施、客足の絶えない梨園に育て上げ、その後「農家のカイゼン伝道師」として独立■宝石の鑑定士から世界が注目する世界最大規模の植物工場を稼働■提携する産地、生産者から指定した作物を全量、畑で買い取り、それを事業者に販売。このシステムでは、生産者による販路の開拓を不要にし、集荷場に持って行く負担をゼロにし、既存流通市場に出荷するより高い価格で出荷できる。しかも色、形、大きさなどを市場基準に限定しないので、廃棄ロスが減り生産者はより多くの作物を出荷できる。この流通革命を手掛けているのは、元金融マン■休耕田で無農薬、無化学肥料で育てた飼料用米からエタノールを製造、その廃棄物(搾りかす)を鶏や牛の餌として活用するエコシステムを構築したのは、元銀行の総合職だった女性。このエコシステムには、国内外から視察が相当数あるようで、外国人の宿泊も増加、地域の活性化にも寄与■大手広告代理店のアメリカ現地法人の副社長から転身。農業の「見える化」、IT活用に挑戦、例えば、人間の血流に相当する植物の樹液流を非破壊で計測、健康状態を解析しながら給水量とストレスを制御して、糖度の高い果物の栽培■海運業、造船業を営む傍ら、40年で5~6億円の研究資金を投じて、凍結解凍覚醒法により無農薬、無化学肥料、糖度2倍、皮まで食べられる国産バナナを開発。この手法は、パパイヤ、マンゴー、コーヒー等の南国の果樹にも適用可能。
農家の跡取りの活躍は次のとおり。■14歳でカナダのインターナショナルスクールに留学、その後大学の農学部や北米トップクラスの園芸学校に学び、帰国後、100種類のハーブを栽培、日本中の有名レストランと取引。英語、ラテン語(植物に関する共通言語はラテン語らしい)に堪能で、海外の有名シェフや海外文献からハーブに関する情報や栽培法を入手■常識外れの栽培法で100g1万円の茶葉の栽培■30年以上の年月をかけて開発した堆肥は、牛糞独特の臭みがなく、多くの益虫が含まれ、それが害虫を駆逐、無農薬有機栽培に大きく貢献。
最近、日本農業に関しては暗いニュースのオンパレードという様相を呈しているが、本書を読むと一筋の光明が見えてくるようで、ちょっとホットした気分にさせてくれる。最近出版された「日本を救う未来の農業 イスラエルに学ぶICT農法」(ちくま新書)の併読をお勧めする。
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農業は会社化したほうがいいのかな?
2019/12/28 14:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
(1)梨農家を家業から事業へ変えた、畑に入らない東大卒のマネージャーの話
(2)毎日大量に排出される牛の糞から作る堆肥の悪臭を和らげるために、独学で土壌学や微生物の勉強をし、自ら、土着菌を培養して乳酸菌を中心とした有用菌を入れた飼料を作った、牛飼いの男の人の話
その他バナナの話など興味津々で読みました。
紙の本
NOHGYOの時代
2019/12/18 11:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
天候に左右される、長期休暇も取れずハードな仕事、見合う稼ぎや充足感に疑問といったイメージの日本の農業が、伝統と知見を組み合わせたハイブリッド型農法や未利用資源からのエコシステムなどで進化している。少子高齢化の日本の農業は決して暗くはなさそうだ。