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紙の本
天上の葦 上 (角川文庫)
著者 太田愛 (著)
渋谷の交差点で何もない空を指して老人が絶命し、同じ日、公安警察官の山波が姿を消した。老人の調査を依頼された興信所の鑓水と修司、山波の捜査を命じられた刑事の相馬。2つの事件...
天上の葦 上 (角川文庫)
天上の葦 上
紙の本 |
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- 税込価格:1,804円(16pt)
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商品説明
渋谷の交差点で何もない空を指して老人が絶命し、同じ日、公安警察官の山波が姿を消した。老人の調査を依頼された興信所の鑓水と修司、山波の捜査を命じられた刑事の相馬。2つの事件が結ばれた先で進む、未曾有の犯罪とは…。〔2017年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
白昼、老人が渋谷のスクランブル交差点で何もない空を指さして絶命した。正光秀雄96歳。死の間際、正光はあの空に何を見ていたのか。それを突き止めれば一千万円の報酬を支払う。興信所を営む鑓水と修司のもとに不可解な依頼が舞い込む。そして老人が死んだ同じ日、ひとりの公安警察官が忽然と姿を消した。その捜索を極秘裏に命じられる停職中の刑事・相馬。廃屋に残された夥しい血痕、老人のポケットから見つかった大手テレビ局社長の名刺、遠い過去から届いた一枚の葉書、そして闇の中の孔雀……。二つの事件がひとつに結ばれた先には、社会を一変させる犯罪が仕組まれていた!? 鑓水、修司、相馬の三人が最大の謎に挑む。感動のクライムサスペンス巨編!【商品解説】
著者紹介
太田愛
- 略歴
- 香川県生まれ。大学在学中よりはじめた演劇活動を経て、1997年テレビシリーズ「ウルトラマンティガ」で脚本家デビュー。「TRICK2」「相棒」など、刑事ドラマやサスペンスドラマで高い評価を得ている。2012年、本作『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。13年には『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補となる。
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紙の本
一巻目を読了するも核心は遠い。しかし文句なく面白い一冊。
2020/05/04 23:08
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
渋谷のスクランブル交差点で天上を指さしたまま絶命した老人。それはダイイングメッセージなのか?その不可解な謎を探れと依頼された興信所の鑓水と修司。同じく警察官の相馬もそこに繋がる事件を探るように公安から秘密裏に依頼され...。
テーマは、現代のマスメディアと、第二次世界大戦中の大本営の検閲あたりをつなぐなにかなんだろうなぁと思っているうち、一巻が終わってしまった。読者は、登場人物たちが推理して調べてを積み重ねならが核心に迫る様子を追うように読む。そして、なかなか核心にはたどり着かない。だどりつかないのだけれど、無駄な描写は少しもなく、いつもワクワクしながら読み進む。一巻読み終わった読後感は、あと1冊読んだらこの物語とはお別れなんだなぁ..ということだったりする。文句なく面白い。
紙の本
先が気になる
2019/12/19 07:53
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
表現が独特で、描写も細かいので、読むスピードはおそくなるものの、内容は面白く先が予測出来ないので、気になって仕方がない。
ラストが気になります。
紙の本
相変わらずの骨太のストーリー
2020/08/10 10:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
お馴染みのメンバーの、今作も相変わらずの骨太のストーリー。渋谷のスクランブル交差点で、天を指しながら亡くなった老人は、果たして何が言いたかったのか?を調べる3人。その謎が知りたくてついつい早く読みたくなります。展開も早くてスリリングで、相変わらず楽しいストーリーです。このシリーズの見所は鑓水、相馬、修司の三人の個性と立場を活かした展開。まだまだ展開が読めませんが、この巻の終盤の瀬戸内海の島がのどかでいいなぁと思いました。
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テーマはいいと思うけど
2021/02/18 11:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の訴えはよくわかるのだが、その問題提起がこの小説の進行に合っているのか疑問に思う。なんか報道規制の黒幕が小物過ぎる感じがするし、私に言わせると鑓水らおふざけ三人組の姿勢が真摯に感じられない。