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紙の本
天上の葦 下 (角川文庫)
著者 太田愛 (著)
山波を追う鑓水たちが辿り着いたのは、瀬戸内海の小島だった。そこでは、渋谷で老人が絶命した瞬間から、大きな歯車が回り始めていた。穏やかな島の営みの裏に隠されたトリックを暴い...
天上の葦 下 (角川文庫)
天上の葦 下
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:1,804円(16pt)
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商品説明
山波を追う鑓水たちが辿り着いたのは、瀬戸内海の小島だった。そこでは、渋谷で老人が絶命した瞬間から、大きな歯車が回り始めていた。穏やかな島の営みの裏に隠されたトリックを暴いた時、痛ましい真実の扉が開かれる…。〔2017年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
失踪した公安警察官を追って、鑓水、修司、相馬の三人が辿り着いたのは瀬戸内海の離島だった。山頂に高射砲台跡の残る因習の島。そこでは、渋谷で老人が絶命した瞬間から、誰もが思いもよらないかたちで大きな歯車が回り始めていた。誰が敵で誰が味方なのか。あの日、この島で何が起こったのか。穏やかな島の営みの裏に隠された巧妙なトリックを暴いた時、あまりに痛ましい真実の扉が開かれる。――君は君で、僕は僕で、最善を尽くさなければならない。すべての思いを引き受け、鑓水たちは力を尽くして巨大な敵に立ち向かう。『犯罪者』『幻夏』(日本推理作家協会賞候補作)に続く待望の1800枚巨編!【商品解説】
著者紹介
太田愛
- 略歴
- 香川県生まれ。大学在学中よりはじめた演劇活動を経て、1997年テレビシリーズ「ウルトラマンティガ」で脚本家デビュー。「TRICK2」「相棒」など、刑事ドラマやサスペンスドラマで高い評価を得ている。2012年、本作『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。13年には『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補となる。
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紙の本
テンポよく痛快なストーリー
2020/10/10 16:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
テーマは報道の自由といったところ。報道の怖さと大切さを知らしめるために、戦時中の話まで遡るとは。さすかです。これまでうっすらとしか知らなかった戦時の報道規制。国民に真実が知らされないまま、敗戦へと突き進んだ当時の様子がなんとなく分かりました。ストーリーの終盤は相変わらずテンポもよくて痛快。読ませます。そしてラストの手紙ではちょっと切なくて感動。
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高度すぎる
2020/01/14 06:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る
テーマは面白いし、内容も面白い。
伏線が張り巡らされ、その回収もバッチリ。
ただ、深掘りし過ぎて上下巻ともに、途中で疲れた感がありました。
再読すれば、また面白いかもしれません。
戦時中の部分、公安の部分は読んでいても感情がグッと入りました。
紙の本
ほぼ戦争だった
2023/01/04 20:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
話のうち殆どが戦争の話でした。
私は年齢的に曽祖父、曽祖母たちも戦後の生まれで、
日本の戦争をそこまで身近に感じれたことはありれませんでした。
だけど太田愛さん流石文が上手くって、
グイグイ惹きつけられすぐに読んじゃいました。
ただ3人組の話をもっと読みたかったからマイナス1点です。
こんなに上手な戦争の話はまた別の本で読みたかった。
紙の本
長いジェットコースターに乗せられたように、物語は一挙に進む
2020/05/11 22:29
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻は、伏線。下巻は、伏線を回収しつつの謎解きと鮮やかな解決。同じ物語だというのに、いきなりジェットコースターに乗ったかのような物語は展開する。もうほんとに面白すぎて、分厚い一冊を読者は一挙に読み進みたくなるのである。
そして、鮮やかで希望あるエンディング。本書のテーマは、現代社会にリアルに横たわる大きな問題と同じだからこそ、この終わり方は痛快でもある。
さて、渋谷のスクランブル交差点で天上を指さしたまま絶命した老人の謎は?もちろん、最後まで読み切った読者には、その答えもきちんと用意されている。
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見事な伏線回収
2021/03/14 21:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はなこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争という重いテーマで、ともすれば読み辛くなる内容だと思うが、エピソードの一つ一つが興味深く、登場人物も魅力的で、続きが気になり止まらなくなる。
興に乗ってきた所でシーンが切り替わると残念な気持ちになることが多いが、誰のパートでも面白いので、興醒めになることがない。
戦争を生き抜いた老人たちの芯の強さに心打たれた。