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読割 50
紙の本
墨龍賦 (PHP文芸文庫)
著者 葉室 麟 (著)
浅井家滅亡、斎藤利三との友情、本能寺の変…。建仁寺の「雲龍図」で名を馳せた桃山時代最後の巨匠・海北友松。武人の魂を持ち続けた絵師の生涯を描く歴史長編。【「TRC MARC...
墨龍賦 (PHP文芸文庫)
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商品説明
浅井家滅亡、斎藤利三との友情、本能寺の変…。建仁寺の「雲龍図」で名を馳せた桃山時代最後の巨匠・海北友松。武人の魂を持ち続けた絵師の生涯を描く歴史長編。【「TRC MARC」の商品解説】
建仁寺の「雲龍図」を描いたことで知られる海北友松(かいほう・ゆうしょう)は遅咲きの絵師だが、山水図屏風、竹林七賢図、花卉図屏風、寒山拾得・三酸図屏風など、すばらしい作品を遺している。
しかしそこに至る道は、決して平坦ではなかった。
近江の浅井家に仕えていた実家・海北家が滅亡。武士に戻りたくとも戻れず、葛藤を抱きつつ絵師の道を選び取った友松は、明智光秀の片腕・斎藤利三と出会い、友情を育んでいく。
その利三が仕える光秀が信長に叛旗を翻す。本能寺の変――。しかしその天下は長く続かなかった。利三の運命は……。
武人の魂を捨てきれなかった友松は、そのとき何を考え、どんな行動をしたのか。
苦悩の末、晩年にその才能を花開かせ、安土・桃山時代の巨匠・狩野永徳と並び称されるまでになった男の生涯を描く傑作歴史小説。
著者・葉室麟が、デビュー前から書きたかった人物を、円熟の筆で描き上げている。
解説は、作家の澤田瞳子氏。【商品解説】
著者紹介
葉室 麟
- 略歴
- 作家
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紙の本
海北友松がたどり着いた世界
2021/09/03 08:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぐぅちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
月下渓流図屏風、海北友松の最晩年の最高傑作。
この1枚のために京都国立博物館まで足を運んだが、この作品の前に立ったとき
一瞬で心を奪われて立ちすくんでしまった。
ふんわりと包み込まれるようでいて、胸に迫ってくるなんとも心地よい風景。
本書で描かれる友松の生涯に渡る波乱に満ちた生き様。
フィクションながらさもありなんと思わせるストーリー。
今再びあの風景の前に立ったら、違った想いが込み上げるのかもしれない。
戦乱の世を生き抜いた絵師の姿が、巧みな文章で綴られている。
作者が早逝されたことが、つくづく惜しまれる。
紙の本
墨龍賦
2020/05/23 07:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雨読 - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦国の世に絵師として活躍した海北友松が主人公の作品です。
友松の息子である小谷忠左衛門は絵師として京都で暮らしていたが、ある日京都所司代から江戸に下るように命じられる。
父のことを余り知らなかったが、春日局からその生立ちや生き様を教えらこととなる。
春日局の語りで小説が構成されている。
語りには斎藤内蔵助、明智光秀、帰蝶、狩野永徳、安国寺恵瓊、宮本武蔵等との出会いや、友松の武人としての魂、絵師としての信念をも描いています。
著者葉室麟氏との生き様とも重なっているように感じました。
電子書籍
武士のように生きた絵師の生きざまがすがすがしい
2020/10/11 15:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KazT - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦国時代の絵師、海北友松の生涯を描いてます。
戦国大名、浅井家の家臣、海北家に生まれたものの次男ゆえに寺に入り、武士となる思いを断たれた友松は狩野派に学び絵師となります。ある事件で知り合った明智光秀の家臣、斎藤内蔵助や同じ寺にいる安国寺恵瓊と出会い、本能寺の変に大きく関わります。絵師として雲竜図を描き、その晩年には宮本武蔵に絵を教え、その生涯を閉じます。
武士にあこがれながら武士にならず、しかし武士以上に武士のように生きた絵師の生きざまがすがすがしく、良作です。
なお、本作は斎藤内蔵助の娘、春日局が友松の息子に友松の人生を語る形で描かれています。
紙の本
面白かった
2019/12/02 17:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤 - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵師、海北友松が主人公の小説。
友松のことはこの本にて初めて知りました。
度々登場する、安国寺恵瓊などは知っていましたが…。
この本を読んで、なんとなく友松のことが好きになりました。
本能寺の変の描き方もなかなか新しく、面白かったです。
紙の本
読了
2019/12/21 23:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
夏に建仁寺の龍を見て感動した。表紙の龍に惹かれて、海北友松がどのようにしてあの龍を描いたのか興味を持ったため購入した。
武士として生きたい気持ちを抱えながら、絵師として生きる道も捨てきれないでいる友松。葛藤の末に、内に秘めた武士としての誇りが、あの強い龍を描かせたのだと感じた。