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商品説明
人類が抱いてきた古い昔の物語、再生と慰め−。英国の児童文学、ケルト妖精譚、「アーサー王物語」「エッダとサガ」を渡辺京二が読み解く。2019年に熊本市橙書店で行われた講義を書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
上巻では『ナルニア国物語』『指輪物語』『ゲド戦記』を読み解いたが、下巻では、英国の児童文学の黄金期を探り、さらには「アーサー王物語」「エッダとサガ」、ケルトの妖精譚、モリス、チェスタトンなど、ファンタジーの古層をたどる。なぜ人は物語を求めるのだろうか。
熊本の橙書店での14回の講義の書籍化。老賢人が折にふれて読みつないできたファンタジーについて語り尽くす。
「ものごとを知るというのに限界はありません。もっと知りたい、 もっともっとと切りがありません。それで私は、知るべきことはこんなにあるのよ、ファンタジーに限っても切りがないのよと言いたい訳です。……私たちは大変複雑化した世の中に生きている。何しろアウストラロピテクス以来、蓄積されて来た厖大な知を背負っている。ですから生きるためには、自分がどんなポジションにいるか、見当をつけねばならない。…… 勉強とは私にとって、そういうもの以外の何ものでもありませんでした。物知りになろうってんではなかったんです。」――本文より【商品解説】
目次
- 第八講 英国の児童文学1 グレアムとボストン
- 第九講 英国の児童文学2 ファージョンとトラヴァース
- 第十講 アーサー王物語とその周辺
- 第十一講 エッダとサガ
- 第十二講 アイルランドと妖精
- 第十三講 ウィリアム・モリスの夢
- 第十四講 チェスタトンの奇譚
著者紹介
渡辺京二
- 略歴
- 〈渡辺京二〉1930年京都生まれ。法政大学社会学部卒業。評論家。河合文化教育研究所主任研究員。「北一輝」で毎日出版文化賞、「逝きし世の面影」で和辻哲郎文化賞、「黒船前夜」で大佛次郎賞受賞。
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