紙の本
老いていく日常
2020/02/29 08:52
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
樋口先生の軽快な語り口でスラスラと読めた
自宅が老朽化するころには自分は老人ホームに入る予定でいたが、自宅が自分より早く老朽化して迷ったが、80歳すぎて二世帯住宅に建て替える事になった。
人間の寿命が延びて「家」の寿命を超えてしまった。これから日本全体に起こる事だと思った。
樋口先生のケースがすべての人にあてはまるわけではないが、「ヘタヨロ期」をどう過ごすかは考えないといけないと思った。
紙の本
前向きなヨタヘロ期!!
2020/08/07 19:12
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投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨタへロ期や色々な面白い造語が出てきて、それだけでユーモアを感じてしまう。
単にご自分の老後対策と言うだけにとどまらず、色々な資料や社会に対する広い視野をお持ちで「ハウツー ヨタヘロ期」本。
色々と身体の不調はおありのようだが、気力は抜群。
素晴らしいと思った。
電子書籍
明日の友
2023/08/13 22:20
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここでは、健康寿命と平均寿命の間のおよそ10年を「ヨタヘロ期」と命名されています。体中、痛いところだらけで「ヨタヨタ・ヘロヘロ」……。ねえ。たしかに。自分はまだまだ先と思っていましたが、ウーン、準備は……
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樋口先生の筆力全開。
暗くなりがちな病気や老後資金の問題を明るい気持ちで考えることができるようになった気がします。
自分も親の介護に関わる年齢になってきたので、樋口先生のことを時々思い出しながら、過ごします。ありがたい。
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樋口恵子先生、以前から軽快な文章が大好きでした。
今回も期待を裏切らず。
「ケアされ上手」の方をご紹介されたくだりは、表現が見事、あっぱれです。
終活本といえば終活本。
コミカルなエッセイといえば、エッセイ。
楽しく読ませて頂きました。
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ヨタヘロ期(79~90代)には まだ届いていないけど・・・・
「明日の友」の連載エッセイ「人生100年学のすすめ」をまとめた1冊
著者 樋口恵子 87歳
自分の老いを客観的に分析し、ユーモアある文章で表現
これからやって来るであろう様々なことが、悲観的ではなく 読んでいて心地よい
これが知的に 社会とつながりを続けている人の目指す姿かもしれない
*老いても一定の判断力がある限り、買い物と言う社会参加と決定権を最期まで持たせてほしい 「青年よ大志を抱け、老年よサイフを抱け」・・・いい言葉だ
*高齢者の多い地域に招かれた時 どんな地域に住みたいかの問いに
「歩いて買い物 近くに仲間 ちょっと稼げる仕事があって
共に語らい 共に食べ こんな団地に私は住みたい」・・・大きく同意だ
親世代の介護を考え出したとき そして 自分の今後を思う時
手に取って損はない1冊だと思う
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母に勧めるつもりで、買った本だけど、魅力的な樋口恵子さんがどんな老い方をされているのか、読みたくなって、母より先に読みました。朝起きると、どこかが激痛、という87歳の現実を知り、サボっている体のケアをやんなくっちゃ、と切に思いました。伊藤比呂美さんや樋口恵子さん、上野千鶴子さんたちの、人生の始末のつけ方はかっこいいですね。果たして、自分にできるのだろうか?できるように成長したいものです。
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母がヨタヘロになってきて毎日のように愚痴の電話をしてくるようになったので、あなただけじゃないのよと元気づけるために買ってまず私が読んでみた。が、ヨタヘロの部分はあまりなく、けっこう社会的な内容で・・・。とりあえず母に渡したら、「あら、樋口恵子さんの本読むの久しぶりだわ。」と喜んでもらえて結果的にはよかった。
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時々お茶目な側面を覗かせながら、老いを語る姿に親しみが湧く。具体的な数字を持って人生100年時代を説いていらっしゃる所が、流石研究者とうなずかされる。ただ自身を持って貧乏とおっしゃるのには、どうも共鳴できなく、そこだけが残念。今や格差は限りなく、お書きになるような暮らしはできない老人たちが、数多くいる事はご存知のはず。
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Eテレの100分de名著でボーヴォワールの「老い」をやっているのを見て、樋口さんが最近本だしてたなと思い読んでみた。久しぶりに読む樋口さんの本。出版時87才の樋口さんの日常が分かってよかった。
1932年生まれの樋口さん、77才で胸腹部大動脈瘤感染症の大病をし、今は体が痛いとこだらけだという。膝も悪く歩きが大変なようだ。元気な老人から、思うように体が動かなくなってくる時期を「ヨタヘロ期」と名付け、氏の日常を記す。「ぬれ落ち葉」「親孝行、したくないのに親がいる」など、氏はニクい言葉を創造するが、後期高齢者の末は「ヨタヘロ期」かあ。現状をひいて笑い飛ばす元気は衰えてないですね。
2019.12.20第1刷 2019.12.30第2刷 図書館
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先日、樋口恵子氏の本 「老いの福袋」を先に読ませてもらった。
1932年生まれの著者は、この当時珍しい東大卒の学士様である。
その割に、お茶目で、ユーモアセンスたっぷりで、描かれており、凄く読みやすい。
この本は、「老いの福袋」の前 2019年に発行されて2020年には第5刷を発行している位、読まれている。
寿命は、延びても、健康寿命でないと、人生100年も介護する人、される人が、多くなったら、楽しくない。
ヨタヘロ期には、もう少し時間があるが、この年になると、1年経つのが早い!
人生後半の安心生活を最初に読んで、「してよかった25のこと」は、参考にさせて貰おうと思っている。
最近は、天災が、多くて、我が家も著者と同様に、修繕積立金を考慮すべきであったと、思う事が多々ある。
先ず、屋根の修理、LPガスから天然ガスに交換のガス工事で、三か所給湯の工事、下水道工事でトイレから、ガレージのコンクリート部分も綺麗にしたのだが、外壁が、少しずつ傷んで来ており、悩んでいる。
直すべきだが、ちょっとの工事費では間に合わない!
家の中も改築したいところが、沢山あるのだけど・・・
直しても、子供達が、住むわけでもないし、・・・・壁が朽ちる迄に、我身が、朽ちるかも・・・(笑)
著者も身体が、弱かった事を考えると、頑張らなくては・・・と、思う。
この本は、高齢者にハッパをかけて、励ましてくれている本である。
「老いの福袋」は、高齢者のヨタヘロ期にどうすればよいか迄書かれていた。
この本を読んでから、読めば、重複する点があるけど、わかりやすかったと、思いながら、本を閉じた。
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これから向かう老いの現実を知りたいと思って読みました。他の方もおっしゃっていたように樋口さんは恵まれていると思います。ご自分は貧乏とおっしゃっていましたが。
娘さんが近くにいることや頼りになる人が身近にいて、ましてやマイペースでできる仕事があります。
羨ましいかぎりです。
「調理定年」ということをおっしゃっていました。
私はもう既に食事の支度が面倒くさいので、そうだよなぁ、と思いました。
いろんな体験記を読んで覚悟して進んで行こうと思います。
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「老~い、どん! 」の号砲が鳴った自らの生活や、心と体の変化をユーモラスに語ります。また、老いてなお自立して生きるための提言も。大笑いしながら、人生後半の生き方を考えずにはいられない、渾身のエッセイ ■目次
はじめに― 私、ヨタヘロ期真っ最中
・人生後半の安心生活 してよかった25のこと
第1章 84歳の建て替え引越し大冒険
・耐震性欠如が建て替えの決め手
・捨てられる物の哀れ ・悩ましき住宅費
・金欠から貧血へ コラム BB―貧乏ばあさん増加中
第2章 おひとり高齢者の食生活
・中流型栄養失調症 ・「ごはん友だち」増加作戦
・買い物は人生の自由、自立、そして快楽
コラム 80歳は、調理定年?
第3章 老いて歩けば・街角にベンチが欲しい
・トイレやいずこ・ 安心パッドとの再びの出会い
コラム 私の室内ウォーキング
第4章 「人生100年丸」に乗って
・倍にのびた夫婦芝居の幕ひき
・もう男性は、介護から逃げられません
・介護離職ゼロ作戦ー君、辞め給うことなかれ
・ケアされ上手でありたい
コラム 「ヘルプ・ミー」と言えますか
第5章 大介護時代をどう生きる?
・時よ止まれ、老いた私が遅すぎるから
・認知症 みんなで支えりゃこわくない
・認知症を世の光に・老いて迎える誕生日
コラム 幸せに生きる人の共通点
第6章 老いての自立と支え合い
・災害を超えて老いを生きる1
・災害を超えて老いを生きる2
・ペットロスではないけれど
・「このおばあちゃん」と呼ばれて おわりに
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1932年生まれ、東大文卒、樋口恵子さん「老~い、どん!」、2019.12発行。70~90代、あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる。はい、存じてますw。高齢者の健康は薬より食生活。こまめに買い物、外出すれば人に会い話をする。健康寿命の3本柱は、食、運動、社会参加(人と出会う)。生きものとも話をw。了解です(^-^) 登記書類、通帳など定期的に確認。人生100年は、結婚生活も二幕の時代に(元気な30年と介護の30年)。ケアされ上手に。ポイントは、ユーモアとありがとう。
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80歳は80歳にならないと分からないと、亡き祖父に言われたものだが、年寄りと一括りにできないほど、長生きできる世の中になった。
身体も精神もヨロヨロになっても、楽しみを見つけ、周りに感謝し、必要な時には助けを求め、よく食べよく歩くことが大切。買い物も過ぎてはいけないが、大切な意思決定だから、適度にした方がいい。