「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/11/26
- 出版社: 集英社
- サイズ:19cm/303p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-08-788030-4
紙の本
近鉄魂とはなんだったのか? 最後の選手会長・礒部公一と探る
著者 元永知宏 (著)
2004年11月30日、プロ野球で最後に消滅した近鉄バファローズ。“お荷物球団”“いてまえ打線”と呼ばれた個性あふれる球団の真実を、監督、選手、球団代表、ファンへの徹底取...
近鉄魂とはなんだったのか? 最後の選手会長・礒部公一と探る
近鉄魂とはなんだったのか? 最後の選手会長・礒部公一と探る
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
2004年11月30日、プロ野球で最後に消滅した近鉄バファローズ。“お荷物球団”“いてまえ打線”と呼ばれた個性あふれる球団の真実を、監督、選手、球団代表、ファンへの徹底取材をもとに明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
2004年11月の球団消滅からちょうど15年。個性あふれる球団「近鉄バファローズ」の真実に迫る。
「私の愛した近鉄は、ただ単にメチャクチャで破天荒な球団だったわけではなく、恐ろしいほどの練習量を誇り、先輩を敬い、伝統を大切にし、同僚を尊重する、今思えば理想的な球団だったのかもしれません。元永氏との取材を通じて、もう一度あの時代を振り返ることができたのは、私の野球人生でも大変貴重な経験となりました。かつての近鉄ファンはもちろん、今の“12球団"のプロ野球を愛するすべての方にも、あのときの歴史を改めて知ってほしいです」(礒部公一)
最後の選手会長として球団合併問題やストライキ問題に奔走した礒部公一。彼とともに、梨田昌孝、栗橋茂、金村義明、ラルフ・ブライアント、水口栄二、岩隈久志ら近鉄に在籍した監督・選手に加え、最後の球団代表だった足高圭亮や、いまも近鉄バファローズを愛し続ける熱烈なファンなど、多数の関係者に徹底取材。近鉄バファローズの歴史をトピックごとに伝える9つの「表」章と、今回深く取材した選手ら近鉄関係者、個人の想いに迫った9つの「裏」章が交互に展開していく、まさに野球のような「表・裏」構成のプロ野球ノンフィクション。
「僕は西本幸雄の分身みたいな感じで“近鉄バファローズ"の血が入っている」(梨田昌孝)
「近鉄というチームは、私にとってすべて。人生の中で大きな意味を持っている」(ラルフ・ブライアント)
「できる限り長く野球を続けたい。近鉄の選手だった誇りを持ってプレイしていくつもりです」(岩隈久志)
プロローグ 本当に故郷がなくなった球団
1回表 「お荷物球団」を優勝に導いた西本幸雄 1回裏 梨田昌孝の近鉄魂
2回表 近鉄から見た「江夏の21球」 2回裏 栗橋茂の近鉄魂
3回表 仰木彬と「10・19決戦」 3回裏 金村義明の近鉄魂
4回表 野茂英雄の出現、そして…… 4回裏 ラルフ・ブライアントの近鉄魂
5回表 「球団を見返すために」という選手も増えた迷走期 5回裏 水口栄二の近鉄魂
6回表 球史に残る劇的な“最後"のリーグ優勝 6回裏 浅川悟の近鉄魂
7回表 近鉄最後の監督、梨田昌孝のチーム作りの哲学 7回裏 岩隈久志の近鉄魂
8回表 合併交渉、ストライキをめぐるそれぞれの想い 8回裏 足高圭亮の近鉄魂
9回表 最後の大阪ドームもサヨナラ勝ち。すべての背番号は永久欠番に 9回裏 礒部公一の近鉄魂
エピローグ そして、近鉄魂とはなんだったのか?
元永知宏 もとなが・ともひろ
1968年、愛媛県生まれ。立教大学野球部4年時に、23年ぶりの東京六大学リーグ優勝を経験。大学卒業後、ぴあ、KADOKAWAなど出版社勤務を経て、フリーランスに。『期待はずれのドラフト1位――逆境からのそれぞれのリベンジ』(岩波書店)、『『敗者復活 地獄をみたドラフト1位、第二の人生』(河出書房新社)、『荒木大輔のいた1980年の甲子園【商品解説】
著者紹介
元永知宏
- 略歴
- 〈元永知宏〉1968年生まれ。愛媛県出身。立教大学野球部4年時に東京六大学リーグ優勝を経験。卒業後、出版社勤務を経てフリーランスに。著書に「野球を裏切らない」「補欠の力」など。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
典型的な昭和のチームやった!
2020/03/28 05:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:た~ま - この投稿者のレビュー一覧を見る
南大阪の豪快なチーム。
僕は、阪急ファンやったけど、近鉄の豪快な野球は嫌いじゃなかった。。。
阪急身売り後は、そのままがんばろう神戸のオリックスファンだったけど、合併の話はNHKの朝のニュースで知って驚愕したのを覚えてる。
ブレーブス・ブルーウェーブからバファローズになったときは、少し悲しかったけど、近鉄の歴史も含めてこのチームを応援していく!改めてそう思った本でした。
紙の本
なにもあの日に身売りを発表しなくても
2022/02/14 21:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
10・19、近鉄が優勝を目指していたその日、阪急は身売りを決めた、私は阪急というチームが陰気で嫌いだったが、最後の最後まで陰気だった、なにもあの日に身売りを発表しなくても
紙の本
昭和のパリーグ、特に近鉄ファンだった方は必読のノンフィクション
2020/11/04 18:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
2004年の球界再編問題の際、近鉄バファローズはオリックスと合併することになり、球団創設以来55年の歴史に幕を閉じました。本書は近鉄が初めてリーグ優勝をした1970年代から年代ごとに球団でキーマンとなった人たちのインタビューをもとに、2004年までの約30年間を振り返るノンフィクションです。
1970年代の証言者は故西本幸雄氏。阪急ブレーブスを常勝チームに鍛え上げた名監督西本氏が近鉄に移籍した当時の状況を語っておられ、西本氏の監督像を当時現役であった梨田昌孝氏が証言しておられます。
1970年後半から1980年代は”あの”「江夏の21球」の日本シリーズの時代を栗橋茂氏が証言しておられます。穏やかな印象の西本氏が、実は大変な熱血漢であった描写など、興味深いエピソード満載です。
1980年代は仰木彬氏です。ロッテとの「10.19のダブルヘッダー」は勿論ですが、その翌年に西武ライオンズとの天王山で4打数連続ホームランを放ったラルフ・ブライアント氏、主力選手であった金村義明氏の証言も興味深いです。
1990年代は野茂英雄氏のデビューとメジャー移籍のころ。優勝はなかったのですが、当時の様子を水口栄二氏が語ります。
そして2000年以降は、最後のリーグ優勝となった2001年の模様を当時監督の梨田氏、岩隈久志氏が証言されています。
最後は2004年当時の選手会長であった磯部公一氏、球団代表であった足立圭亮氏が、選手会ストライキを経て球団合併に至るシーズンの内幕を証言されています。
他にも各シーンで登場する元選手は羽田耗一、マニエル、小野和義、山崎慎太郎、鈴木貴久、阿波野秀幸、佐野慈紀、中村紀洋などなど、近鉄ファンなら「懐かしい!」と思える名前がズラリと。
こうしてみると、どの時代のエピソードも「あー、そうだったなぁ」という物ばかり。私が小学生のころ、甲子園球場まではちょっと遠いこともあってプロ野球観戦と言えば日生球場か藤井寺球場の近鉄戦がほとんどでした。近鉄バファローズを応援していた人ならば、どの部分を読んでも懐かしい気持ちに浸れると思います。