紙の本
これは自分か?
2020/07/24 19:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S - この投稿者のレビュー一覧を見る
「これは自分か?」と思うほど強烈に共感しました。
連載エッセイの筈ですがものすごく物語的に構成されていて、ノンフィクション長篇のような読みごたえがあります。
電子書籍
結婚に至る経緯
2021/12/10 11:08
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投稿者:はらみ79 - この投稿者のレビュー一覧を見る
能町さんが結婚に至るまでの心情が、過去の振り返りながら丁寧に綴られています。
入籍はされてないようですが、敢えて結婚と公言することで能町さんに起こった気持ちの変わり様等、読み応えありました。
LGBTでなくても婚活していたり、結婚を迷っている人にもお勧めです
紙の本
結婚の奴
2020/01/18 13:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えりどん - この投稿者のレビュー一覧を見る
章ごとのタイトルが凝ってて美しいです。
能町さんの生き方を、近くで知る事が出来ます。
あまり深く考えていなかった結婚も、そう言われてみればこういう事なんだなと、考えさせられた一冊です。
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最初がなんとも軽ーい感じなので、このまま、面白おかしく行くんかな、と思いながら、中盤からはかなりヒリヒリする、息苦しい様な、冷めたような、そんな、リアルな話が始まる。
なんだこの振れ幅は。なんだこの思ってたんと違う笑えない話たちは!
でも、気持ちはよくわかる。
恋愛ごっこは楽しめる。
でも、「本当に好きな人」「本当の恋愛」なんてわからない。
20200501
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読み始めてすぐに、自分の脳みそのコチコチになったところが溶かされてガラガラ自由になっていく感じがする。
そういう自由は想像したことがあったけど、とても怖くて手が出せないもののように思っていた。
でも、いけるかも!と思える。
わたしは自分は恋愛の楽しさがわからないとは思わないけど、どうしてみんながそんなにすいすいうまくいっている(ように見える)のかはかなり長い間謎で、今も謎だ。
同じ恋愛でも、私はもしかして求めているものが世間一般できちんと恋愛を恋愛らしく楽しめている人とは違うのかもしれないとなんとなく思った。
わたしは恋人ではなくて、仲間が欲しいのかもしれない。
パーティー。
もっとたちがわるいかもしんないけど。
人は一人ひとり価値観が違って当たり前ということを、常識の前段階で話しかけてきてくれる、そのことがすごくうれしい。
そしてその上で能町さんが見つけた指先がほんのり暖かくなるような優しさや明るさが本物のように思われて、それでちょっと涙が出そうになる。
雨宮さんのくだりは、本当に怒りを感じて、文字から振動を感じる。
あの文章を読んでいるときは、能町さんが自分に乗り移ったかと思った。
恋で、悲しくて、はらわたが煮えくり返って、無。
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あまりに赤裸々に書かれていて、
読んでいて気持ち悪くなるところがありました。
偽装結婚の話は久保みねヒャダでもしていたので興味がありました。
そうしようと思うに至った思考の道筋はよく分かりました。
あと雨宮まみさんに対する気持ちが読めたのは良かった。
気になっていたので。
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人生を変えるような恋愛だの結婚だのは無理だが、ひとりは嫌だ――
ゲイの夫(仮)と「結婚」と称して同居を始め、
恋愛でも友情でもない二人の生活をつくるまでを綴った能町みね子の最新作。
「ウェブ平凡」連載『結婚の追求と私的追究』の単行本化。
するすると一気に読み終えた。
こういう結婚のあり方もいいものだ。
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入籍まではしていないようなので、結婚(仮)でしすね。
とかくに住みにくいこの世ですが、誰かと共生することでうまく物事が回ることもあるのかもしれない。
明日死んでもいいということをつづっていた部分があるが、その感覚はすごくわかる。
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他人に対して恋愛感情を抱けない人をAセク(無性愛)というらしい
ジェンダーが性別だけではわけきれないと知って
平等という割にこのAセクの人には
人生の半分損してるとか、わからないという言葉を
無意識に投げかけしまうだろうな
それもセクハラなのに、、、、
今回の夫(仮)、結婚のやつは
相手が何の気なし炬燵でテレビを見ているときに
それを気にしないで隣の部屋で気にしながら他の事をできる人
関係性は恋愛に縛られないことは
案外難しいなぁと
同性のルームメイトだと生活を守るためだろうし
異性だと性愛がそこに生まれる可能性があるし
雨宮まみさんと約束した
売れてつまらなくなって平凡になったって言われようという
難しさを感じながら
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不毛な話をずっと聞かせ聞かされしてきた高校からの友人に、「これを読んで回り回って(わたし)に何か変化があれば面白いなと思って」ともらった。いくつになっても彼氏の一人はおろかそういった話が一切ないわたしを面白がっての贈り物だけど、本をもらったのはうれしかった。
能町みね子のことは久保みねヒャダで1、2回見たことあったかなぐらいで、性転換した人で、なんかやたらおしゃれな人ぐらいのことしか知らなかった。
恋愛に対する意識、「みんな当たり前のように楽しんでるのに自分が楽しめないのはおかしい、というか損してる」とか「周りみんなずるい」みたいな考えはすごく共感するものがあって、読み進めるほどウッ…となった。
共感するというのも図々しいというかおこがましいというか、そもそもこれを共感するために読んでるわけでもないし、でも「あ〜…そう…こういうこと思ってるな〜…」と思わざるを得ない部分が大いにあった。それで「自分と同じ考えの人がちゃんといる!」と勇気付けられるわけではもちろんないし、かといって落ち込むわけでもないし、正直特に感情は揺れずに?読み終えたような気がする。そりゃそうだ。
なんか、特に感想は出てこない。プラスにもならなかったしマイナスにもならなかった、でも途中で読むのが嫌になるわけでも、飽きるわけでもなかったから、こういう本がいいのかもしれない。
強いて言うなら「いいな〜」かも。書いてあったけど、人との生活って本当に劇的にちがうものなんだろうなあ。ひとりじゃできないことができるんだろうな。そんでこのひとが言うんだから、本当にそうなんだろうな。
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能町みね子さんの本を手にするのは2冊目。
でも、読了したのは初めて。
『ときめかない日記』という本を以前何気なく手に取り、買った。
買ったけれど、途中で読むのをやめた。
読めなくなった。なぜだかもう忘れたけれど、辛いとかしんどいとか気持ち悪いとか、たぶんそんな感じ。
今なら読めるかな?
能町さんの文章はすっきりしていて、頭の良い人が書いてる(思考回路がクリア)という印象。
ちょっとした言い回しが小気味よく、好きな所もあった。
「自分の精神性の形状記憶ぶり」とか素敵でシビれる。
ご自身のちょっと変わった結婚の話や過去のおつきあいの話など、いろいろと冷静に判断しつつ経験を重ねて事を進めていくバイタリティが凄くて、読んでいて圧倒された。
ただ、感情が乗っかっている分読むのがしんどい箇所もあった。こちらも抉られているような気がするし、爆発した哀しみや怒りを同じように感じたり、とにかく感情が揺さぶられる。
ナメてかかるとダメージ大、そんな感じの本。
ほんわかとか絶対しないけど、頭をはたかれて目が覚めた、的な刺激はある。
面白かった。
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72ページの名前の誤変換のところ、とても親切だ。「結婚とは恋人ではなく、親友とするものだ!」と十八歳くらいの頃に気づいたが、どっちもムツカチイ。
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すごい久しぶりに本を一気読みした。機能重視の結婚、ほんとわかる、私は結婚願望も子供ほしい願望も結局わからない大人になってしまったけど、波長があう人と生活するのは大変プラスなんだよね
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夫(仮)、いい。恋愛のときめきや嫉妬とは無縁の、思いやりと気を遣わない程よい距離感と信頼。老夫婦的なそんな夫婦(仮)、いい。
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一人で生きること二人で生きることあるいは結婚について語りまた実行するその行動力が新鮮だ.結婚について新しいあり方があるということをしみじみ納得させられるような感じ.こういうのもとてもいいと思った.