墓の中にはなにもない

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男はつくづく自分が嫌になったので､自ら墓に入った｡ 男は身体を捨て､新しい人生をはじめた｡ これからは自由だ･･･〟暑くも寒くもない､疲れもしない､眠くもならない｡誰とも何事とも関わらず､ただただ彷徨い続けるだけ･･･やがて男は､風を､香りを､温もりを､傷みを､悲しみを､孤独を､人を､喜びを､関わりを｢返してくれ!｣と叫び､自分の墓に戻ってくるのですが･･･｡ 生と死､自死を戒める､大人のための創作絵本です｡＜千の風になって＞の歌詞が､頭の中をかけ巡っていきました｡

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月イチ絵本。
絵はよい。
内容はよくわからない。
一度目の死は肉体の死。
二度目の死は魂の死。
･･･かな？
死には無限の自由がある。
無限の自由には何もない。
不自由のなかにこそ喜び悲しみその他すべてのものが存在する。
･･･かな？
無限の自由を手にしてしまったものは不自由には戻れない。
自由になったものは何も手に入れることが出来ない。
何かを手に入れるには不自由で無くてはならない。
･･･かな？
そしてさらに先にあるのは無のみ。
完全な死。
そこを目指して日々生きるのである。
人は。
･･･かな？