- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/12/04
- 出版社: ポプラ社
- サイズ:19cm/279p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-591-16485-3
読割 50
紙の本
わたしの美しい庭
著者 凪良ゆう (著)
統理と百音、路有が住んでいるマンションの屋上には小さな神社がある。断ち物の神さまが祀られていて、悪いご縁を断ち切ってくれるといい…。縁切り神社を訪れる〈生きづらさ〉を抱え...
わたしの美しい庭
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商品説明
統理と百音、路有が住んでいるマンションの屋上には小さな神社がある。断ち物の神さまが祀られていて、悪いご縁を断ち切ってくれるといい…。縁切り神社を訪れる〈生きづらさ〉を抱えた人たちと、「わたし」の物語。【「TRC MARC」の商品解説】
マンションの屋上庭園の奥にある「縁切り神社」。
そこを訪れる<生きづらさ>を抱えた人たちと、「わたし」の物語。
『流浪の月』の凪良ゆうが贈る、救いに満ちた感動作!
<内容紹介>
小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。
百音と統理は血がつながっていない。その生活を“変わっている”という人もいるけれど、日々楽しく過ごしている。
三人が住むマンションの屋上。そこには小さな神社があり、統理が管理をしている。
地元の人からは『屋上神社』とか『縁切りさん』と気安く呼ばれていて、断ち物の神さまが祀られている。
悪癖、気鬱となる悪いご縁、すべてを断ち切ってくれるといい、“いろんなもの”が心に絡んでしまった人がやってくるが――
<プロフィール>
凪良ゆう(なぎら・ゆう)
2006年に『恋するエゴイスト』でデビュー。著作に『神様のビオトープ』『すみれ荘ファミリア』『流浪の月』など。【商品解説】
収録作品一覧
わたしの美しい庭 1 | 5−22 | |
---|---|---|
あの稲妻 | 23−104 | |
ロンダリング | 105−175 |
著者紹介
凪良ゆう
- 略歴
- 〈凪良ゆう〉2006年に「恋するエゴイスト」でデビュー。ほかの著書に「神さまのビオトープ」「すみれ荘ファミリア」など。
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紙の本
温かい人々に心ホッコリ
2021/02/04 23:50
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
縁切り神社が屋上にあるマンション住人の話。
マンション住人でもお互いに色んな話をして、友達以上家族未満の関係。
彼らがもつそれぞれの苦悩を知りながら、良い距離を保ちながらサポート。
苦悩を抱えたことで人間として大きく成長したのか、皆優しい。
心温まる素敵なお話。
紙の本
”ふつう”ってなんだろう?
2020/02/10 18:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
普通ってなんだろう、と考えさせられる内容でした。
誰も明確な悪意を持って接してるわけではなく、むしろ善意のつもりなのに、こうあるべき、みたいな思い込みで他人を傷つけているんだなと、自分も反省しきりです。
連作短編集形式で、登場人物にはみなつながりがあります。
縁切りマンションなんて言われるとおどろおどろしい感じがしますが、実際は悪い縁を切っていい縁を結んでくれるんだから、マンション屋上の美しい庭とあわせて、行ってみたいなあと思いました。
面白かったけど、この話の1話がBLで描かれたら1週間くらい立ち直れないな…って思ったので、一般文芸として書かれてよかったです……。
紙の本
いろんな生き方を尊重
2023/12/03 15:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
独身女性、性的思考の違い、鬱病。まわりの人たちだけでなく家族からも、特別な目で見られたり、おせっかいなこと?を言われ傷つけられる。この本を読んで、そういう立場の人がどんな気持ちでいるのか少し理解できた気がしたし、共感できた。いろんな生き方がある。
紙の本
今まで抱えてきたものを手放してもいいと思いました
2021/12/02 21:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みさと - この投稿者のレビュー一覧を見る
大切な人との関係が崩れたり途絶えてしまうと、人は深く傷ついたり自分を見失ってしまう。傷は簡単には癒えなくて、長い間、抱えてしまった気持ちで苦しくなる。
「ぼくたちは違うけど認め合おう」
この言葉が私には救いでした。苦しみながら今まで抱えてきた想いを、もう手放していいよと優しく背中を撫でながら伝えてくれた小説です。
紙の本
愛だって人生だって多様だ
2021/03/26 08:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
★いろんな形の愛のお話が詰まっている
誰を好きになっても、忘れられない人がいても、血が繋がっていなくても。どれも素敵なのに、一般的な「普通」から少し外れて仕舞えば「変な人」「可哀想な人」にされてしまう。
「みんな違ってみんないい」なんて言葉を心の底から使えている人はほとんどいないのだと思った。
★読後の余韻と、考えさせられるテーマ
重たいテーマだと思いますが、読後感はさっぱりとしています。
でも余韻は素晴らしく、「普通」とか「愛」についてしばらく考え込んでしまいました。
今、生きづらさを感じている人に、どうか一度読んでみてほしい作品です。
紙の本
登場人物がみんな魅力的
2020/10/29 20:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
荷物が多いから、必要な想像力も多くなって、
人に寛容になる、というのは
そう諭してくれる人がいるからこその幸せ。
「ロンダリング」は、
そんな辛さと幸せとおかしさと悲しみが
テンポよくミックスされていて、
とても好きでした。
紙の本
カバーデザインも美しい!
2020/01/29 23:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ころ - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家さま買いです。
表紙の美しさに期待が高まり、楽しみに読み始めました。
この屋上神社には生きづらさを抱えた人々がそれぞれ「何か」と縁を切りにやってくる…
まるで自分のような、隣人のような、どこにいるのかはっきりとわからないけれどすぐ側に息づいているような…物語と現実がリンクするような人たちのお話でした。
度々涙がこみ上げて、その後やさしく背中を押されます。
「流浪の月」に続き善意のナイフを持つ自分に気付きをもらいました。
紙の本
大切にしたい縁
2023/11/10 22:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに読んでみました
縁切りさんと呼ばれるマンションで暮らすちょっと事情のある住人たち、おしゃべりしてるのが楽しそう。
生きづらい この言葉が苦手です、あらすじ等で使われている作品を読むときは少し構えてしまうけど、こちらは肩に力が入りすぎてない感じで気持ちを荒げることなく読み進められます。
紙の本
マイノリティの現実
2021/03/17 01:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
縁切り神社が屋上にあるマンションの住人やその関係者達の物語。
切りたいのは「縁」というよりは「しがらみ」なのかな。
アラフォー独身で無理やりお局様ポジに追いやられている女性。
オープンゲイで両親に絶縁された男性。
パワハラでうつになり仕事を辞めた男性。
血の繋がりのない父娘。
世間や周囲がはる勝手なレッテルに傷つけられ振り回され「価値観が違う考え方を認めてほしい」「認められないなら通り過ぎてほしい」と願う。
彼ら彼女らは極端な例だけど、大小の差があっても現実誰もが直面してる問題だなぁ。
でも、誰がどんなことで傷つくのか、傷ついているのかは見えないから、傷つけあってしまうものだし。
傷ついているからこそ、私が傷ついているからみんなも傷つけばいいとばかりに攻撃してくる人もいるし、人と人が関わる以上ずっと苦しまないのは無理なんだよね。
本当に、せめて「認められないなら通り過ぎてほしい」と思うよ。
紙の本
屋上のオアシス
2020/03/23 09:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
無機質なマンションのてっぺんにひっそりと佇む、小さな神社には癒されます。疑似親子から恋愛依存性まで、今の時代の人と人との繋がりについても考えさせられました。
紙の本
人間模様が面白い
2020/02/19 12:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エヌ - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物がみな個性的だし、それぞれが壮絶な過去を持って生きている。
読み進めていく中で、登場人物それぞれが徐々に成長や未来に向かって歩んでいく姿がとても素敵。
また、各登場人物目線でストーリーが展開されていく点も、過去が良く伝わってきたので、より物語に深く入り込めました。
是非読んで欲しいと思います。
紙の本
縁切りマンション
2020/02/15 17:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
屋上に縁切り神社がある通称『縁切りマンション』に住んでいる人々を中心に、何気ない日常を描いたお話。
何気ない日常・・・違うか。一癖も二癖もある人たちの心温まるお話。
なさぬ仲の親子、恋人を亡くした女性、うつ病になった男性などなど、魅力的な人たちが登場。
小さい問題、大きな問題、モヤっとする気持ちを一つ一つ乗り越えてきます。
電子書籍
短編集
2019/12/30 03:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
全部で、4人の話ですね。
中でも、路有くんの話が一番共感を覚えました。ダメ彼氏をどうしても切れない気持ち、もっても分かります。それだけに、ラストは、スッキリです。
基くんの話では、真由に共感しました。病人は勿論、辛いだろうけど、それを支える人って、物凄く大変だと思う。
桃子さんの話は、王道少女漫画っぽくて、話の流れが読めてちょっと微妙だったかな?