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商品説明
人情の機微を描き出す円熟の古典落語、即興の妙が光るマクラ…。噺家・柳家小三治が、生い立ち、初恋、入門、修業時代、真打昇進、落語論から、バイク、クラシック音楽、俳句、忘れじの人々まで、すべてをたっぷり語り下ろす。【「TRC MARC」の商品解説】
円熟の古典落語,軽妙なマクラで,聴くものを魅了してやまない噺家・柳家小三治.本書では,生い立ち,初恋,入門,修業時代,落語論から,バイク,クラシック音楽,俳句,忘れじの人々まで,すべてをたっぷり語り下ろす.独特の語り口もそのままに,まさに読む独演会.芸と人生に対する真摯な姿勢が,初めて明らかに.【商品解説】
目次
- 前口上
- 一、 父と母のこと
- 二、 野菊の如き君なりき
- 三、 落語と出会う
- 四、 しろうと寄席
- 五、 小さん師匠に入門
- 六、 私の北海道
- 七、 真打昇進
- 八、 うまくやってどうする?
著者紹介
柳家小三治
- 略歴
- 〈柳家小三治〉1939年東京生まれ。噺家。五代目柳家小さんに入門。69年真打昇進、十代目柳家小三治を襲名。重要無形文化財保持者(人間国宝)認定。落語協会顧問。著書に「ま・く・ら」など。
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紙の本
追悼・柳家小三治さん - 落語は人生の縮図
2021/10/29 07:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
落語家の柳家小三治さんが10月7日に亡くなりました。
とぼけた風合いの噺家という印象がありましたが、人間国宝にもなったほどですから落語界の大看板でした。
その小三治さんが自身の生い立ち、初恋、今でも語り草になっている素人が挑戦するラジオ寄席での15週連続勝ち抜き、高校卒業後大学進学を希望する両親(何しろ父親は小学校の校長でした)のすすめを蹴って、五代目柳家小さんに入門。
そして、そのあとに出会った多くの人たちとの交流。
さらには、大好きだった映画やバイクのことなど、話は多岐にわたる。
卒寿を機に2019年12月に刊行された「自伝」であるが、よくぞ残して頂いた、という貴重な一冊である。
「人間を理解できなきゃ、落語はできない。落語は人生の、社会の縮図ですから」と、小三治さんは語る。
お笑いを商売にしている噺家だが、時に話は哲学的にさえ思えてくる。
「なにをもっておもしろいっていうんだろう、噺のおもしろさっていうのはなんだろう。おもしろいって一体どういうことなんだろう」
小三治さんはこんなことを考えていたのかと、ハッとさせられる。
芸の話以上に考えさせられたのが、母親とのこと。
小三治さんは「おふくろは、私の一生のテーマ」とまで語るが、決していい意味ではない。
「あの世へ行っても仲良くなれない」なんて、愛憎そのもの。
小三治さんの芸が生まれたその根っこのところに、母親へのこんな気持ちもあったのかと思うと、怖さすら感じる。
紙の本
噺家
2021/10/25 18:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大賀蓮 - この投稿者のレビュー一覧を見る
落語家じゃなくて噺家。上手くやるんじゃなくて心をはなす。天邪鬼な人生をほんの少し明かしてくれたんじゃあ無いかと思わせて頂きました。
紙の本
芸人というよりも人間として
2022/02/10 02:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間国宝にまでなった噺家が
自分の半生を振り返り、
語り下ろした本です。
芸を追求しつつ多様な趣味にも
打ち込める、その靭やかな心に
驚きを感じます。