紙の本
カブールの園 (文春文庫)
著者 宮内悠介 (著)
【三島由紀夫賞(第30回)】米国に住む日系三世の玲は、小学校で苛められた凄絶な記憶と、二世の母との関係に苦しんでいた。祖父母のいた強制収容所の跡を訪れた玲は問う−「わたし...
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カブールの園
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商品説明
【三島由紀夫賞(第30回)】米国に住む日系三世の玲は、小学校で苛められた凄絶な記憶と、二世の母との関係に苦しんでいた。祖父母のいた強制収容所の跡を訪れた玲は問う−「わたしたちの世代の最良の精神」はどこにある? 「半地下」併録。【「TRC MARC」の商品解説】
シリコンバレーで起業した30代後半、日系3世の女性レイ。
80年代アメリカの小学校時代に周囲から受けた壮絶ないじめの後遺症を今も抱えながら、黒人の同僚とコンビで自社製品のプレゼンに駆り出される日々を送る。
精神安定剤を手放せないレイは、大仕事を前に休暇を命じられ、旅に出る。
日系1世の祖父母が戦中に入れられたマンザナー強制収容所、レイの母がひとり暮らすリトル・トーキョー。自らのルーツを歩いたレイは、目を背けていた本心・苦しみの源泉を知った。
複雑な形で差別の問題が日常にある3世の苦しみ、母親との関係。
日本とは、日本人とは、私とは何か――。
VRや音楽のミキシングアプリを対比させ、問題を鮮やかに巧みに
浮かび上がらせる。「マイノリティとしての私たちのこと」を問いかけた傑作。
第30回三島賞受賞。芥川賞候補。
「一読者として非常に感銘を受けた」平野啓一郎(選考委員)
様々な人種が暮らし、薬物の誘惑も幼児虐待も当たり前に転がるニューヨークで、女子プロレスラーとして働く姉の稼ぎで小学校時代を送った。やがて当たり前のように、一つの悲劇が起こる――日本人青年が、かつての生活を振り返る「半地下」も収録。
解説・鴻巣友季子【商品解説】
少女期に受けた壮絶な虐めの後遺症を抱えシリコンバレーで働く日系三世のレイは、自らと向き合う旅に出る。三島賞受賞作他一編。【本の内容】
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