エトセトラ フェミマガジン ＶＯＬ．２（２０１９ＦＡＬＬ／ＷＩＮＴＥＲ） 特集Ｗｅ♥ＬＯＶＥ田嶋陽子！

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ミソジニーによってゆがんで見えていたものを、正面から捉え直すことができた素晴らしい1冊。
〈私は、男嫌いではないよ。〉なんという柔らかさ！
いま田嶋先生の著書を読み直したら、間違っていたものを補正できそうな気がする。

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これは、もう最高の本！

上野千鶴子も好きだが、田嶋陽子の言動を知ると、上野先生はアカデミックに過ぎ、影響力が限定的であることが分かる。田嶋先生は、普通の人の目線まで下りてきている。比喩力が高い。ユーモアのセンスがいい。人を笑わせる。すべての人と闘う。

20代の私が知らず知らずのうちに、男社会に対する不信感・警戒心を持っていたのは、そして、そこで自分を損なわずに、自分として生きていけているのは、TVタックルで吠えていた田嶋先生のおかげだったのではないか？

彼女が、明らかに若い世代の私たちのために戦ってきてくれたことを感謝する。そして、30代、20代と、若い世代にフェミニズムが引き継がれていることがうれしい。

TVタックルの時代よりも、いまはセクハラも減ったし、男女差別も減っているけれど、女性はまだまだ見えない義務感（結婚・子育て・介護）に1人焦燥し、見えない価値観（美しくあらねば、やさしくあらねば、、）に縛られている。

女も（そして男も）、もっと自由にのびのびと生きれるようになれるといい。そうなりつつあるけれど、もっとそうなるといい。

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●痴漢被害は「女にスキがあるからだ」に対して。
→家の鍵が空いていても、家に入ったら、それは泥棒だ。泥棒が悪い

●性別役割分業が文化にまでなっている。だからそれにいちいち「ノー！」を唱えるのは大変

●性別役割分業されて、家事労働・子育て・介護、そういうのが全部女に押し付けられる。金の成る木（対価のある仕事）は、みんな男が持っていく

●時間は命だ。女性には時間が本当にない。

●丸を二つ描いて、「こっちの丸が女で、こっちの丸が男。オーバーラップしたところが結婚。完全に重なり合わない。重なったこの部分だけが二人の世界。それ以外はそれぞれの世界」

●女は、内なる奴隷根性と戦わなければならない。
山内マリコ「内なる奴隷根性と闘う私は、あなた（夫）のパンツは洗わない！」と宣言。

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「史上最強の田嶋語録、だから、なんなのさ」
「声なき叫び」：レイプ被害者の女性の目線から取られた映画

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常日頃、感情的だと思われないような言動を心掛けている。他方、TVタックルで観ていた田嶋さんは悪いお手本だとずっと勘違いしてた。しかし本書を読み、田嶋さんがそのようなイメージを引き受けながらも孤軍奮闘していたことを知り、自身の見方に反省すると共に彼女への大きな敬意を抱いた。エネルギッシュで物怖じせずに意見を言える女性は本当にかっこいい。

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最高。わたしも田嶋陽子さんや責任編集のおふたりそして先達のフェミニストの皆さんのように爆イケになりたい。