- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/12/16
- 出版社: ハーパーコリンズ・ジャパン
- レーベル: ハーパーBOOKS
- サイズ:15cm/702p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-596-54128-4
読割 50
紙の本
贖いのリミット (ハーパーBOOKS)
著者 カリン・スローター (著),田辺千幸 (訳)
元警官の惨殺死体が発見された。一面血の海だったが、それは現場から姿を消した女のものと判明する。特別捜査官ウィルは残された銃が別居中の妻アンジーのものと知り動揺する。やがて...
贖いのリミット (ハーパーBOOKS)
贖いのリミット
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商品説明
元警官の惨殺死体が発見された。一面血の海だったが、それは現場から姿を消した女のものと判明する。特別捜査官ウィルは残された銃が別居中の妻アンジーのものと知り動揺する。やがて事件の背後に恐るべき闇が浮かびあがり…。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
贖いのリミット
2020/01/26 08:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:J.J. - この投稿者のレビュー一覧を見る
殺された元警官の捜査を進めるうちに明らかになるウィルの妻アンジーの過去、サラとの関係はどうなるのか、底知れぬ暗闇が明らかになる。
紙の本
誰も救われない物語
2020/12/15 03:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
原著は2016年だが、なんとも“今の時代”っぽい話であった。
痛めつけられる女性と子供、あらがう女性たち、でも暴力をふるう側の者たちもまたかつては子供だった、という誰も救われない話。
いや、カリン・スローターが書くのは基本的にそういう話だけども。
原題は“THE KEPT WOMAN”:守られた女? 守ってもらえた女?
大量の血液にまみれた惨殺死体が発見された。被害者は元警官ということで警察は色めき立つが、血痕は当人のものではなく、別の人物-女性が現場にいたことがわかる。GBIの特別捜査官ウィル・トレントは相棒のフェイス・ミッチェルとともに現場に急行するが、近くで発見された拳銃がウィルの戸籍上の妻アンジーのものだとわかり・・・。
このシリーズではウィルの関係者の身にいろいろ起こりすぎなのだが、アンジーに関しては「いつか必ずこういうことが起こる」のは約束されていたようなもの。
だから本作はシリーズのターニングポイントになるのかな、と思っていたけれど・・・『三連の殺意』などシリーズ最初の頃はアンジーにはカッコいいところもあったのに、どんどんイタくてひどい女になっていったのが悲しかったのだが、アンジーを再出発させるためにはこういう展開が必要だったのだろうか。
ウィルの恋人で検死官のサラのダメ加減も明らかになり、「完璧な人間はいない」を強く印象付ける(サラの恋愛に関するグダグダは反省材料で、いたたまれなくなるわ~)。
そして事件では「カネのためならここまでやるのか、カネにしか価値を見出せない人生ってなんだ」と思わされ・・・そう思える私は幸せなんだろうな、と感じるのがとても悲しい。
フェイスの見せ場が少なかったのが寂しい。彼女はとてもいい捜査官になっている。