寝ても覚めても恋の罠！？ Ｓｕｚｕｋａ ＆ Ｍａｓａｈｉｒｏ （エタニティ文庫 エタニティブックス Rouge）

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父の会社が倒産したことを切っ掛けに婚約解消した鈴香。かなりの回り道だったけど、あのまま結婚していたら雅洸とちゃんと向き合うことは出来なかったかも。そう思うと、この５年間は必要なものだったのだな。と思う。雅洸にとっては、もどかしい時間だっただろうけど。再会してからの鈴香と雅洸のすれ違いはとにかくもどかしい。何時でも堂々としていて自信満々に見える雅洸が、鈴香の前では不器用になるのは見ていて楽しかったけれど。お互いを想い合い、相手のために何かしたいと思っている２人。これからも助け合いながら暮らして欲しい。

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お嬢様だった鈴香は、父親が事業に失敗したことが分かった際、許嫁の「結婚してあげる」発言で目が覚めて自立するため就職。5年間、一人で頑張ってきた鈴香は元婚約者・雅洸と再会。雅洸は5年前は鈴香を妻にして、飽きたら浮気すればいい、と最低な考えを持っていたけど頑張る鈴香を見ているうちに本気で愛するように。刑部さんと殿村さんのお節介オジサンコンビがいいですね。最初はまさか刑部さんがこんなに関わってくるとは思わなかった。
鈴香と雅洸の共通の友人・尚也と鈴香の同僚・千夏がどうして付き合うことになったのか、それも読みたかったなぁ。

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鈴香はお嬢様暮らしの頃から人任せな人生や雅洸との結婚に疑問を持ち、実家が倒産してからは自立の道を歩んだしっかりさん。雅洸はそんな鈴香に「結婚してあげる」と言い、心の中では適当に他で遊ぶことを考えていて、なんかなぁ。鈴香から婚約破棄を告げられて、逆に鈴香に惚れたみたいだけど、もっと鈴香に振り回されてキリキリするところが読みたかった。