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紙の本
棄民世代 政府に見捨てられた氷河期世代が日本を滅ぼす (SB新書)
著者 藤田孝典 (著)
雇用政策において翻弄されてきただけではなく、自己責任という言葉のもとに、あらゆる社会政策から放置されて今に至る就職氷河期世代。彼らが高齢者になったときには、一体何が起きる...
棄民世代 政府に見捨てられた氷河期世代が日本を滅ぼす (SB新書)
棄民世代
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商品説明
雇用政策において翻弄されてきただけではなく、自己責任という言葉のもとに、あらゆる社会政策から放置されて今に至る就職氷河期世代。彼らが高齢者になったときには、一体何が起きるのか。社会福祉の現場から考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
『下級老人』が流行語大賞の候補としてノミネートされたのが2015年。
下流老人とは「生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者」と定義され、高齢者の貧困問題に警鐘を鳴らした。
しかし、当時の高齢者が抱える問題より、はるかに深刻なのが、中高年化した氷河期世代が老後を迎えるときである。
氷河期世代は雇用政策において翻弄されただけでなく、自己責任という言葉のもとに、あらゆる社会政策から放置されて今に至る。
まさに政府に犠牲にされた『棄民世代』といってもよい。
彼らが高齢者でなったときには、下級老人の比ではない貧困問題を抱えた棄民老人が誕生する。
それは当事者である彼らだけの問題だけでなく、日本全体を揺るがす衝撃の未来が待ち受ける。
誰にとっても他人事ではないこの事態にいかに対処するか。
社会福祉の現場から来るべき危機に警鐘を鳴らす。
【商品解説】
氷河期世代の没落と衝撃の未来【本の内容】
目次
- 序章「棄民世代」とは何か
- 「いのちの電話」統計資料から見えてくるもの
- 第1章 データから見えてくる就職氷河期世代の過去と現在
- そもそも氷河期世代とは
- 「氷河期=非正規」では必ずしもない
- 氷河期世代は「後から正社員」タイプが多い
- ニート、ひきこもりは増えている
- 世帯形成できなかった世代
著者紹介
藤田孝典
- 略歴
- 〈藤田孝典〉1982年生まれ。首都圏で生活困窮者支援を行うソーシャルワーカー。聖学院大学心理福祉学部客員准教授。NPO法人ほっとプラス理事。著書に「中高年ひきこもり」「貧困クライシス」など。
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電子書籍
自己責任論を否定し、政府の失策と責任転嫁を指摘する
2021/03/07 18:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆる就職氷河期世代のことを、本書では棄民世代と称しています。著者自身もこの世代に該当するようです。
氷河期世代というと、たまたま運が悪い時期に就職活動を迎えてしまったとか、就職できなかった人は努力不足と揶揄されることもあったと思います。対して、本書では政府の失策が原因であり、政府に棄てられた世代なのだという見方をしています。
本書では、実際に非正規での仕事を転々とした人の話を交えつつ、問題を引き起こした政策について解説しています。同世代に向けて書いたというよりも、氷河期世代の不遇をもたらした原因が何なのかを他世代に理解してもらうために書かれているように思いました。
ちなみに、失業率などの経済指標値を他世代と比較しているのは良いのですが、文章とグラフの見方がわかりにくいと感じた部分もありました。
紙の本
ロスジェネから棄民へ
2020/07/08 17:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
失われた世代というボンヤリとした表現を、ズバリ「棄民世代」と言い当てています。中高年のニートや引きこもりといった切実な問題に対して、地域社会の支援の必要性を感じました。
紙の本
棄民とまで揶揄される世代に生まれて
2020/10/08 07:50
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
自身が氷河期世代なので、「棄民」とまで言われると正直腹が立つ。当事者意識ゼロの上から目線が目障り。とはいえ、腹が立つということは図星なのだろう。データやグラフ、表などは参考になる。我が身の母子手帳と思ってページをめくった。
これから頻発する社会問題に危惧を抱いているのはわかる。さて、それをどのように解決するかの策について、具体性が乏しい。
いずれにせよ画期的な策なんてないのだが、できることを淡々とやるしかないのである。それに尽きる。あなたにはこれができますよという可能性を示す文章も時には必要である。人を絶望の淵に立たせてはいけない。