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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 4件
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  • カテゴリ:幼児 小学生
  • 発売日:2020/02/07
  • 出版社: 偕成社
  • サイズ:26cm/32p
  • 利用対象:幼児 小学生
  • ISBN:978-4-03-333000-6
絵本

紙の本

さくらの谷

著者 富安陽子 (著),松成真理子 (イラスト)

満開の桜の花にうもれる不思議な谷にまよいこんだわたしは、色とりどりの鬼たちといっしょに、お花見をすることになった。そこにはなつかしい人たちの姿が…。父親を見送った夜に見た...

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さくらの谷

税込 1,430 13pt

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商品説明

満開の桜の花にうもれる不思議な谷にまよいこんだわたしは、色とりどりの鬼たちといっしょに、お花見をすることになった。そこにはなつかしい人たちの姿が…。父親を見送った夜に見た、幸せな夢をもとに描いた物語。【「TRC MARC」の商品解説】

かつて、わたしが一度だけ行ったことのあるふしぎな谷のお話です。
まだ山が枯れ木におおわれる春の手前、林の中の尾根道を歩いていたわたしは、のぞきこんだ谷を見ておどろきました。そこだけが満開の桜にうめつくされていたのです。
聞こえてくる歌声にさそわれてくだっていくと、谷底で花見をしていたのは、色とりどりの鬼たちでした。鬼なのに、ちっともおそろしいという気がしません。まねかれるまま、わたしは花見にくわわります。目の前のごちそうは、子どもだったころ、運動会の日のお重箱に母がつめてくれたのとそっくりです。
「かくれんぼするもの、このツノとまれ」
ふいに、一ぴきの鬼がとなえると、鬼たちはたがいのツノにつかまって長い行列になりました。列の最後の鬼のツノにつかまったわたしは、かくれんぼの鬼をすることになります。わたしは、林の中をかけまわってさがすのですが、なかなか鬼たちをみつけることができません。
そのうちに、だんだんふしぎな気持ちになってきました。わたしがおいかけているのは、ほんとうに鬼なのでしょうか。だって、いま、あの木のうしろにかくれたのは、わたしのおばあちゃんのようでした。こっちの木のかげには、おかあさんが。そこの木のうらには、おとうさんがかくれました。それは、みんな、みんな、もうこの世をさってしまった人たちなのでした。
でも、そうか。みんな、ここにいたのか。桜の谷であそんでいたのか──。
そうわたしが思ったとき、風がふきわたり、谷じゅうの桜がいっせいに花びらをちらします。
気がつくと、わたしはひとりぽつんと雑木林の中に立っていました。満開の桜はきえていましたが、ヤマザクラの枝さきに、大きくふくらんだ花のつぼみが見えました。どこかで、あの鬼たちの歌声が聞こえるようでした。【商品解説】

著者紹介

富安陽子

略歴
〈富安陽子〉1959年東京都生まれ。「小さなスズナ姫」シリーズで新美南吉児童文学賞受賞。
〈松成真理子〉1959年大分県生まれ。イラストレーター。絵本作家。「まいごのどんぐり」で児童文芸新人賞受賞。

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みんなのレビュー4件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

『さくらの谷』

2020/02/29 19:05

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る

さくらの花にうもれたふしぎな谷

いちどだけいったことがあるその谷では
おおぜいの人たちが、たのしそうにお花見をしていました

よくみれば、それは人ではありません
色とりどりの鬼たちでした

  ・

  ・

  ・

去った人たちと残された人が出会うところ

 父を見送った夜、
 なんだか幸せな夢を見ました。
 その夢をずっととどめておきたくて、
 この絵本をつくりました。 富安陽子 ──帯より

異形のものをやさしく描く富安陽子ならでは奇跡のものがたり
松成真理子の描くさくらがうつくしい、お弁当がおいしそう

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2020/10/14 15:09

投稿元:ブクログ

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2021/01/23 17:07

投稿元:ブクログ

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2020/10/05 23:54

投稿元:ブクログ

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