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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/12/27
- 出版社: KADOKAWA
- サイズ:19cm/222p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-04-604499-0
読割 50
紙の本
ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言
これまで何千人もの患者を診てきた認知症の専門医は、認知症になって何を思い、どう感じているのか。自身の半生や生き方、日本の認知症の歴史に触れながら、日本人に伝えたい「遺言」...
ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言
ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言
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商品説明
これまで何千人もの患者を診てきた認知症の専門医は、認知症になって何を思い、どう感じているのか。自身の半生や生き方、日本の認知症の歴史に触れながら、日本人に伝えたい「遺言」を語る。『読売新聞』連載を加筆し書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
「この本は、これまで何百人、何千人もの患者さんを診てきた専門医であるボクが、また、『痴呆』から『認知症』への呼称変更に関する国の検討委員も務めたボクが、実際に認知症になって、当事者となってわかったことをお伝えしたいと思ってつくりました」――(「はじめに」より抜粋)
2017年、「長谷川式スケール」開発者である認知症の権威、長谷川和夫さんは自らが認知症であることを公表しました。その選択をされたのはなぜでしょう? 研究者として接してきた「認知症」と、実際にご自身がなってわかった「認知症」とのギャップは、どこにあったのでしょうか?
予防策、歴史的な変遷、超高齢化社会を迎える日本で医療が果たすべき役割までを網羅した、「認知症の生き字引」がどうしても日本人に遺していきたかった書。認知症のすべてが、ここにあります。
〈目次〉
第1章 認知症になったボク
第2章 認知症とは何か
第3章 認知症になってわかったこと
第4章 「長谷川式スケール」開発秘話
第5章 認知症の歴史
第6章 社会は、医療は何ができるか
第7章 日本人に伝えたい遺言
〈内容例〉
「確かさ」が揺らぐ/自ら公表/認知症の定義/多かったのは脳血管性/治る認知症も/危険因子は加齢/MCIとは/予防で重要なこと/固定したものではない/時間を差し上げる/役割を奪わない/笑いの大切さ/その人中心のケア/騙さない/「長谷川式スケール」とは/スケール創設の経緯/何を検査しているのか/「93から7を引く」は間違い/「お願いする」姿勢/全国を歩いて調査/納屋で叫ぶ人/国際老年精神医学会の会議開催/「痴呆」は侮蔑的/スピリチュアル・ケア/進む日本の政策/有効な薬/薬の副作用/耐えること/いまの夢/死を上手に受け入れる……ほか【商品解説】
目次
- 第1章 認知症になったボク
- 第2章 認知症とは何か
- 第3章 認知症になってわかったこと
- 第4章 「長谷川式スケール」開発秘話
- 第5章 認知症の歴史
- 第6章 社会は、医療は何ができるか
- 第7章 日本人に伝えたい遺言
著者紹介
長谷川和夫
- 略歴
- 〈長谷川和夫〉1929年愛知県生まれ。認知症介護研究・研修東京センター名誉センター長、聖マリアンナ医科大学名誉教授。
〈猪熊律子〉読売新聞東京本社編集委員。著書に「#社会保障、はじめました。」など。
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紙の本
たくさんのメッセージ
2021/11/20 23:04
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
認知症の人への偏見はないつもりだったけど、自分が認知症になったら人にはもう会いたくないとか、人生終わりだな、などと、考えていた。
認知症医療の第一人者、長谷川和夫さんの言葉の数々を、本書で読んで、そうした考えのおかしさに気付かされた。
認知症になったからといって、急にその人が変わるわけではないし、人生は続いているのだ。
認知症とは、治らない恐ろしい病気、何も分からなくなる病気と思っている人は多いと思う。
認知症でない人間が勝手にステレオタイプに受け止めているだけ。
実際には、できるところとできないところ、調子の良いとき悪い時がグラデーションみたいにあり、みんな同じでもない。考えてみたら当たり前のことだ。
自身も認知症になった長谷川さんが、
認知症になると周囲はこれまでと違った人に接するかのように叱ったり子供扱いしたりしがちです。だけど本人にしたら自分は別に変わっていないし自分が住んでいる世界は昔も今も連続している(略)途端に人格が失われたように扱われるのはひどく傷つきますし、不当なことです。
とつづっている部分は、胸が締め付けられた。
長谷川さん、たくさんの言葉を残してくださり、ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。
電子書籍
身につまされる
2020/08/07 14:36
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いのぜい - この投稿者のレビュー一覧を見る
認知症の専門家が自分の「認知症」について書いている、本当に身につまされることだ。
電子書籍
認知症
2022/12/21 23:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぼちゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アルツハイマー型認知症になりました。以前、伯母が座敷牢に入れられていました。今で言う認知症だと思います。
自分がアルツハイマー型認知症にかかって入院していました。かなり経ちますが、入院していました。薬とかでどうにか一人で外出できています。
長谷川式テストを受けました。
医師が百から七を引いてと言うのもやったし、五つぐらいの品物を見て、記憶したら思い出してと言うのもやりました。
この本はわかりりやすくて、よいと思います。
紙の本
言葉が心に響きました。学びになりました。
2021/04/11 18:36
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミモレ - この投稿者のレビュー一覧を見る
先生のひとつひとつの言葉が、こころに響きました。先生の優しさや温かさが感じられました。認知症になっても「心は生きています。」の言葉がとくに心に響きました。ケアにあたって大切にしたい言葉です。
紙の本
日本人全員に宛てた遺書
2021/12/19 00:54
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
長谷川式認知症スケールの開発者であり、痴呆症たいう言い方から認知症へと変えられた方。長きに亘り認知症と向き合ってこられた方だけに、ご自身がそれとわかった時の思いはいかほどであったろうと思う。まさしく我々日本人全員に宛てた遺書。
電子書籍
心は生きている……その通りですね
2021/12/11 01:15
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は、自分の回りでは親族をはじめ、たくさん、認知症の人、いるんです。もちろん、亡くなった人もいますけど……。でも、この本を読んでおくと、なんとなく、ほっとしたーというか……。