紙の本
世界でいちばん変な虫 珍虫奇虫図鑑
著者 海野和男 (著・写真)
なぜこんな虫がいるのか−。虫を求めて世界を旅する昆虫写真家が、「強烈な色彩の蝶」から「特別気持ち悪い虫の集団」まで、人間の想像を超えた230種のおかしな虫たちを紹介する。...
世界でいちばん変な虫 珍虫奇虫図鑑
世界でいちばん変な虫:珍虫奇虫図鑑
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商品説明
なぜこんな虫がいるのか−。虫を求めて世界を旅する昆虫写真家が、「強烈な色彩の蝶」から「特別気持ち悪い虫の集団」まで、人間の想像を超えた230種のおかしな虫たちを紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
珍虫奇虫を追い求め世界中を歩いて50年。
世界で最も奇妙な昆虫はなにか。たどり着いた結論とは。
著者は言う。昆虫とはすべて進化適応の過程で"珍虫奇虫"化しやすい存在だ。
しかし、ここでは一般の人にもわかりやすいとびきりの珍虫を取り上げた。
なぜこんな虫がいるのか。人間の想像を超えた、おかしな虫たち。
強烈な色彩、ヘンテコな形、不思議な生態。
何かの目的があって、そんな形をしているのだろうが、
説明のつくものと、まったくわからないものがある。
人間の空想などというものは大したことはないと思わせる。
すべてのデザイナーの想像を上回る色と形がある。
230種、写真300枚を集大成した海野流昆虫図鑑の決定版。
「強烈な色彩の蝶」「世界最大のゴキブリ」から「変な形の虫」
「特別気持ち悪い虫の集団」など、著者特写の昆虫たち。
<内容より>
珍しい色と模様――カメンバッタ/ジンメンカメムシ など
珍しい形――テングビワハゴロモ/ユカタンビワハゴロモ など
大きい虫――ゴライアアスオオトビナナフシ/オオメンガタゴキブリ など
珍しい生態――タマオシコガネ(フンコロガシ)/コケムシゾウムシ など
不思議な集団――アツマリテントウ/コモリハバチ など 【商品解説】
目次
- 第1章 強烈な色彩・驚くべきデザイン――珍しい色と模様
- ●カーニバルの仮面をかぶって、目立ちすぎ カメンバッタ
- ●木の幹に同化。どこまでが虫なのか ヒラタコケツユムシ
- ●なぜ、「相撲取り」の顔をしているのか ジンメンカメムシ
- ●どう見ても「寄り目」のようにしか見えない アカハネナガウンカ
- ●地味なガの仲間では最も美しい ニシキオオツバメガ
- ●ここまで似せなくても、いいのではないか マネシアゲハ
- ●オレンジ色だったり、緑色だったり トリバネアゲハ
- ●マニア垂涎、この美しい色と模様 ミイロタテハ
- ●ジャングルで青く輝く奇跡のチョウ モルフォチョウ
著者紹介
海野和男
- 略歴
- 〈海野和男〉1947年東京生まれ。東京農工大学の日高敏隆研究室で昆虫行動学を学び卒業。昆虫を中心とする自然写真家。海野和男写真事務所主宰。「昆虫の擬態」で日本写真協会年度賞受賞。
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「いちばん変」な虫はどれ?
2020/07/31 14:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界中に昆虫を求め歩いた著者の記憶に残る、とびぬけた特徴を持つ昆虫たちの写真集。色やデザイン、形や大きさなどで章に分けてはあるが、どこからどう開いてみても楽しめる。大きくてきれいな写真を愛でるだけでなく、ちょっとした著者の体験談も楽しい。
本書のタイトルの「いちばん変」な虫はどれだろう。「面白い」とか「変」というのは主観的なものだから、案外それは「自分が一番驚いた」という「ひとそれぞれ」になるのかもしれない。
世界中探せば、まだまだ驚くべき昆虫はいると思う。でも身近なものにもまだまだ驚かされるものはいる。先日散歩で見つけた小さい甲虫も「脱皮するとき変形したか?!」と思うような不思議な頭部をしていたが後で調べたらちゃんと学名ももらっている虫だった。
身近な小さい「おどろき」をみて、いつかは著者のような「大きな驚き」も感じてみたい。そう思わせる一冊。