- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/01/27
- 出版社: アスコム
- サイズ:18cm/223p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7762-1026-9
読割 50
紙の本
人は、なぜ他人を許せないのか?
著者 中野 信子 (著)
炎上、不謹慎狩り、不倫叩き、ハラスメント…。世の中に渦巻く「許せない」感情はなぜ生まれるのか? 歪んだ正義感の裏に潜む脳の構造に迫り、心穏やかに生きるためのヒントを提示す...
人は、なぜ他人を許せないのか?
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商品説明
炎上、不謹慎狩り、不倫叩き、ハラスメント…。世の中に渦巻く「許せない」感情はなぜ生まれるのか? 歪んだ正義感の裏に潜む脳の構造に迫り、心穏やかに生きるためのヒントを提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
炎上、不謹慎狩り、不倫叩き、ハラスメント…
世の中に渦巻く「許せない」感情の暴走は、
脳の構造が引き起こしていた!
人の脳は、裏切り者や社会のルールから外れた人など、わかりやすい攻撃対象を見つけ、
罰することに快感を覚えるようにできています。
この快楽にはまってしまうと、簡単には抜け出せなくなり、罰する対象を常に探し求め、
決して人を許せないようになってしまいます。
著者は、この状態を正義に溺れてしまった中毒状態、「正義中毒」と呼んでいます。
これは、脳に備わっている仕組みであるため、誰しもが陥ってしまう可能性があるのです。
他人の過ちを糾弾し、ひとときの快楽を得られたとしても、日々誰かの言動にイライラし、必要以上の怒りや憎しみを感じながら生きるのは、苦しいことです。
本書では、「人を許せない」という感情がどのように生まれるのか、その発露の仕組みを脳科学の観点から解き明かしていきます。
「なぜ私は、私の脳は、許せないと思ってしまうのか」を知ることにより、自分や自分と異なる他者を理解し、心穏やかに生きるヒントを探っていきます。【商品解説】
目次
- ○第1章 ネット時代の「正義」―他人をつるし上げる悦び
- ・SNSが隠れていた争いを「見える化」した
- ・著名人にとってSNSは諸刃の剣
- ・自分と異なるものをバカにしあう不毛な社会
- ・炎上ビジネスに踊らされる正義中毒者たち
- ・多様性を狭めた集団は滅亡に向かう …他
- ○第2章 日本社会の特殊性と「正義」の関係
- ・愚かさの基準は国によって大きく異なる
- ・日本は「優秀な愚か者」の国
著者紹介
中野 信子
- 略歴
- 〈中野信子〉1975年東京都生まれ。東京大学大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。脳科学者、医学博士、認知科学者。東日本国際大学教授。著書に「不倫」「キレる!」など。
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紙の本
知らないうちに正義中毒
2020/03/18 11:05
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
我こそは正義と思ってしまうと、他人に正義の制裁を加える。そして脳の快楽中枢が刺激され、ドーパミンが放出されると、正義に溺水しまった中毒状態に陥るという。それが他人を許せなくなる脳のしぐさなのだ。正義中毒は、彼に伴う脳の保守化が関与するのかもしれない。正義中毒から自分を解放するためには、自分をいつも見つめ直し、そして自分にも他人にも、一貫性はないということを認識しなくてはいけない。明確な解決方法はないかもしれないが、答えがないからこそ考え続けなくてはいけない。
紙の本
「正義中毒」の構造を、丁寧に、わかりやすく解いていく。
2022/07/25 14:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
許せない。
納得できない。
そんなことがあっていいのか。
誰もが抱く、「あるべき姿」でないことが起こったときの感情。
それを著者は一刀両断する。
「人の脳は、裏切り者や社会のルールから外れた人など、わかりやすい攻撃対象を見つけ、
罰することに快感を覚えるようにできています。
この快楽にはまってしまうと、簡単には抜け出せなくなり、罰する対象を常に探し求め、
決して人を許せないようになってしまいます」
(「はじめに」より)
著者は、この状態を正義に溺れてしまった中毒状態、「正義中毒」と呼ぶ。
これは、脳に備わっている仕組みであるため、誰しもが陥ってしまう可能性があるのだと。
その構造を、丁寧に、わかりやすく解いていく。
だが、いわゆる「上から目線」ではない。
だから、納得と共感が、心の中に広がっていく。
人が社会で生きていく限り、悩みがなくなることはない。
だから、その最善策は何か。
どうしたら、良いのか。
考え続け、行動し続けていく中にしか、答えのようなものはない。
電子書籍
誰もが陥る「正義中毒」。 その構造を、丁寧に、わかりやすく解いていく。 だから、納得と共感が、心の中に広がっていく。
2022/07/17 07:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
許せない。
納得できない。
そんなことがあっていいのか。
誰もが抱く、「あるべき姿」でないことが起こったときの感情。
それを著者は一刀両断する。
「人の脳は、裏切り者や社会のルールから外れた人など、わかりやすい攻撃対象を見つけ、
罰することに快感を覚えるようにできています。
この快楽にはまってしまうと、簡単には抜け出せなくなり、罰する対象を常に探し求め、
決して人を許せないようになってしまいます」
(「はじめに」より)
著者は、この状態を正義に溺れてしまった中毒状態、「正義中毒」と呼ぶ。
これは、脳に備わっている仕組みであるため、誰しもが陥ってしまう可能性があるのだと。
その構造を、丁寧に、わかりやすく解いていく。
だが、いわゆる「上から目線」ではない。
だから、納得と共感が、心の中に広がっていく。
人が社会で生きていく限り、悩みがなくなることはない。
だから、その最善策は何か。
どうしたら、良いのか。
考え続け、行動し続けていく中にしか、答えのようなものはない。
電子書籍
脳科学者
2021/11/23 23:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
視点は脳科学者です。その目線から、芸能人が何故こんなにバッシングを受けるのか……が書かれています。自分も高校生の時、風紀委員になったら、校則違反が、許せなくなり、やたら違反者探し……これって……。
紙の本
正義中毒
2020/12/30 07:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
芸能人の不倫など「この人は叩いてもいい」となると、よってたかって叩く今の風潮。
「正義中毒」と著者がいう最近のSNSでの言論に対する危機感
脳科学者の視点からの作品で面白かった