読割 50
紙の本
濱地健三郎の霊なる事件簿 (角川文庫)
著者 有栖川有栖 (著)
心霊探偵・濱地健三郎には鋭い推理力と幽霊を視る能力がある。事件の加害者が同じ時刻に違う場所にいる謎、ホラー作家のもとを訪れる見知らぬ幽霊の謎…。ミステリーと怪異が絶妙に融...
濱地健三郎の霊なる事件簿 (角川文庫)
濱地健三郎の霊なる事件簿
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商品説明
心霊探偵・濱地健三郎には鋭い推理力と幽霊を視る能力がある。事件の加害者が同じ時刻に違う場所にいる謎、ホラー作家のもとを訪れる見知らぬ幽霊の謎…。ミステリーと怪異が絶妙に融合する7篇。〔2017年刊の加筆修正〕【「TRC MARC」の商品解説】
心霊探偵・濱地健三郎には鋭い推理力と幽霊を視る能力がある。事件の加害者が同じ時刻に違う場所にいる謎、ホラー作家のもとを訪れる幽霊の謎、突然態度が豹変した恋人の謎……ミステリと怪談の驚異の融合!【商品解説】
収録作品一覧
見知らぬ女 | 5−43 | |
---|---|---|
黒々とした孔 | 45−82 | |
気味の悪い家 | 83−125 |
著者紹介
有栖川有栖
- 略歴
- 1959年大阪生まれ。同志社大学法学部卒業。89年「月光ゲーム」でデビュー。「マレー鉄道の謎」で日本推理作家協会賞を受賞。「本格ミステリ作家クラブ」初代会長。著書に「暗い宿」「ジュリエットの悲鳴」「朱色の研究」「絶叫城殺人事件」など多数。
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書店員レビュー
有栖川有栖の新たな探偵
ジュンク堂書店福岡店スタッフさん
〈霊(くしび)なる〉とは〈不思議な・霊妙な〉という意味だという。
本作『濱地健三郎の霊なる事件簿』はタイトルのとおり心霊探偵・濱地健三郎のもとに持ち込まれる不思議な事件にまつわる短編集だ。
超自然現象が絡む依頼を解決に導く濱地は古い映画から抜け出したような佇まいの年齢不詳の紳士。助手の志摩ユリエは好奇心から心霊探偵事務所に就職した物好きなところのある女性。依頼人が古びたビルの2階にある探偵事務所を訪れるところからはじまる探偵譚には胸をおどらせるミステリ愛好の方々も多いのではないだろうか。
濱地は幽霊が視える。幽霊に語りかけ、諭し、怪事の真相を探り解き明かす。自分の現状が理解できず困惑しているもの、思いに囚われて頑なになっているものを行くべき所へ導き現実の世界では事件を解決する。
探偵小説の醍醐味のひとつ、探偵と助手のちょっとテンポがずれた絶妙なやりとりも愉しくひとつひとつの作品の最後の一文の余韻がたまらない。一息に読んでしまうのもよいが、作品ごとに趣向もちがうのでぜひ一作ずつゆっくり読んで味わってほしい短編集。
電子書籍
幽霊よりも怖いもの
2020/05/14 08:30
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
探偵に除霊能力がある、異色の推理ものです。この世に未練を残したものたちよりも、生きている人間のたちの悪さに圧倒されます。
電子書籍
最初は
2021/02/28 20:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラーかと思いきや……そうでもない推理モノでした!濱地健三郎の設定も良いですね。何より短編の連作なんですが、それぞれに、悪人が出てくるし……トリックが中々なのもあるし……切ない感想のもあります
紙の本
霊(くしび)なる事件簿
2020/11/29 22:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
心霊能力をもつ探偵濱地健三郎が主人公の短編集。怪談とミステリーの融合を目指したようですが、どうも中途半端。「肩透かし」の一冊でした。