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有島武郎をめぐる物語 ヨーロッパに架けた虹
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  • 発売日:2020/03/25
  • 出版社: 青弓社
  • サイズ:210×148mm/320ページ
  • ISBN:978-4-7872-9253-7
  • 国内送料無料

紙の本

有島武郎をめぐる物語 ヨーロッパに架けた虹新刊

著者 杉淵 洋一 (著)

「白樺」派に属し、明治期・大正期に活躍した小説家として名高い有島武郎。その代表作『或る女』は1919年に刊行されたが、その7年後にフランスで前編だけが翻訳され、現在まで唯...

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有島武郎をめぐる物語 ヨーロッパに架けた虹

税込 4,400 40pt

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商品説明

「白樺」派に属し、明治期・大正期に活躍した小説家として名高い有島武郎。その代表作『或る女』は1919年に刊行されたが、その7年後にフランスで前編だけが翻訳され、現在まで唯一のフランスでの有島の翻訳作品として読まれている。なぜ、どのような経緯で有島の作品が遠いフランスの地で翻訳されたのか。

その謎を解き明かすために、2人の翻訳者の来歴を調べ、翻訳されたテキストと原著を詳細に比較・検討して、翻訳に至ったプロセスを描き出す。そして、翻訳者と有島本人との関係性を探り、そのバックグラウンドにあった新渡戸稲造・芹沢光治良・鶴見祐輔・谷川徹三らとの人的なネットワークや共同体の実態を掘り起こす。

有島たちの思想に世代間の関係性がどう影響していたのかも検証して、小説家としてだけでなく、日本の近代化の一翼を担った稀有な人物として有島武郎とその系譜を再評価する野心的な試み。

目次
序 章 

第1部 [フランス語版]有島武郎『或る女(前編)』フラマリオン(一九二六年)をめぐって――Arishima Takérô, Cette femme-là, Ernest Flammarion, Paris, 1926.

第1章 出版に至る経緯と翻訳作品の構造――翻訳の特殊性と精度についての一考察

第2章 有島武郎に潜む政治性と外交性――共同翻訳者・好富正臣とアルベール・メーボンの活動から

第3章 フランスにおける有島武郎『或る女』の評価――作品への偏見と作家の生き方への興味

第4章 翻訳行為における〈共同/協働〉の可能性――ベルクソンから有島へではなく、有島からベルクソンへ

第5章 『或る女』に表象されるベルクソン的音楽世界――小説への〈純粋持続(la durée pure)〉概念導入の試み

第6章 有島武郎はどのように西洋を翻訳したか――『或る女』にみる文化翻訳

第2部 有島武郎が形成した共同体

第7章 有島武郎・草の葉会と鶴見祐輔・火曜会――恩師・新渡戸稲造の人材育成教育の延長として

第8章 有島武郎における文学的精神と社会的良心――作家・芹沢光治良の眼差しから

第9章 受け継がれた有島武郎の「〈美〉を見る「眼」」――哲学者・谷川徹三の草の葉会参加を起点として

第10章 有島武郎「クラヽの出家」をめぐる二つの聖地――〈軽井沢〉で〈アッシジ〉を描くということ

第3部 思想伝達の系譜――父から子へ

第11章 有島武郎テクストと政治との関連性についての一考察――原敬首相暗殺事件の周縁から

第12章 有島武郎における〈学…【商品解説】

著者紹介

杉淵 洋一

略歴
1977年、秋田県生まれ。愛知淑徳大学初年次教育部門講師。専攻は日本近現代文学、比較文学。共著に『文化表象としての村上春樹――世界のハルキの読み方』(青弓社)、論文に「有島家とフランスとのかかわりをめぐって」(「有島武郎研究」第22号)、「有島武郎の『草の葉』会とその弟子たち」(「ホイットマン研究論叢」第31号)、「井上靖におけるフランス――そのテクストから見えてくるもの」(「井上靖研究」第14号)など。

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