- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/02/20
- 出版社: あけび書房
- サイズ:19cm/244p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-87154-177-0
紙の本
ロスジェネのすべて 格差、貧困、「戦争論」
失われた世代、就職氷河期世代、貧乏くじ世代、非正規第一世代、自己責任呪縛世代、そして「戦争論」世代…。一億総中流が崩れた社会を走る5人の当事者たちが、ロスジェネをめぐるす...
ロスジェネのすべて 格差、貧困、「戦争論」
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商品説明
失われた世代、就職氷河期世代、貧乏くじ世代、非正規第一世代、自己責任呪縛世代、そして「戦争論」世代…。一億総中流が崩れた社会を走る5人の当事者たちが、ロスジェネをめぐるすべてを徹底的に語り合う。【「TRC MARC」の商品解説】
失われた世代、就職氷河期世代、貧乏くじ世代、非正規第一世代、自己責任呪縛世代、「戦争論」世代、
そして、一億総中流が崩れた社会を走るトップランナー世代…。
作家、研究者、運動家、いま注目のロスジェネ5人の論客が、
ロスジェネのすべてを語り合った、あまりにも刺激的な対話の記録。
「今から10年以上前、私たちは「ロスジェネ」と名付けられた。
現在の30代なかばから40代なかばを指す。
失われた世代。就職氷河期の影響をもろに食らった世代。貧乏くじ世代。非正規第一世代。呼び方はいろいろあるが、
どれも嬉しくないものばかりだ。(中略)
そうして周りを見渡せば、いまだ正社員の職がなく、結婚もせず子どももいないという同世代が山ほどいる。
一軒家を建てるどころか、ずーっと六畳一間の安アパート住まいという者もいれば、ネットカフェ暮らしの者もいる。
低賃金ゆえ実家から出られず親と同居するものの、「このままでは数年以内に介護離職かも」と怯える者もいる。(中略)
そんなロスジェネだが、「失われた20年」の中、厳しさを増す雇用環境の中を生きてきた私たちは、
一億総中流が崩れた社会を走るトップランナーとも言える。
ロスジェネと「今」について、存分に語った」
(本書「まえがき」より)【商品解説】
目次
- まえがき
- 序章 ロスジェネをめぐるこの十数年 (雨宮処凛)
- 第1章 ロスジェネと『戦争論』、そして歴史修正主義 (倉橋耕平×雨宮処凛)
- 第2章 ロスジェネ女性、私たちの身に起きたこと (貴戸理恵×雨宮処凛)
- 第3章 「自己責任」と江戸時代 (木下光生×雨宮処凛)
- 第4章 貧乏だけど世界中に友達がいるロスジェネ (松本哉×雨宮処凛)
- あとがき
収録作品一覧
ロスジェネをめぐるこの十数年 | 雨宮処凛 著 | 11−26 |
---|---|---|
ロスジェネと『戦争論』、そして歴史修正主義 | 倉橋耕平 述 | 27−89 |
ロスジェネ女性、私たちの身に起きたこと | 貴戸理恵 述 | 91−144 |
著者紹介
雨宮 処凛
- 略歴
- 〈雨宮処凛〉1975年北海道生まれ。作家・活動家。「生き地獄天国」でデビュー。「生きさせろ!」でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。ほかの著書に「「女子」という呪い」など。
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迷いながら進む世代
2020/05/15 12:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
思春期を世紀末的なムードに過ごし、バブル崩壊の後始末に追われる悲哀が滲み出ています。多様な生き方を模索するロスジェネたちに、僅かな希望を感じました。
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ロスジェネは逆襲する体力を温存しているのか?
2020/10/08 07:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここ3年ほど、就職氷河期や非正規のことでメディアから取材を受けることが増えた。取材といっても、特に個人の意見が表に出るものではない。特集や記事の基礎資料となるもので、匿名である。
度々インタビューを受けるので、資料のひとつとして読んだ。
宝塚市役所の就職氷河期枠雇用の話に始まり、遡って「就職氷河期世代」と呼ばれる人々が味わってきた辛苦とはいったい何なのか、複数の人との対談形式で綴られている。