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紙の本
草原の制覇 大モンゴルまで (岩波新書 新赤版 シリーズ中国の歴史)
著者 古松崇志 (著)
中国はいかにして中国になったか。五胡十六国の戦乱から大元ウルスの統一まで、騎馬軍団が疾駆し隊商が行き交う広大なユーラシア東方を舞台に展開する興亡史を描きだす。【「TRC ...
草原の制覇 大モンゴルまで (岩波新書 新赤版 シリーズ中国の歴史)
草原の制覇
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商品説明
中国はいかにして中国になったか。五胡十六国の戦乱から大元ウルスの統一まで、騎馬軍団が疾駆し隊商が行き交う広大なユーラシア東方を舞台に展開する興亡史を描きだす。【「TRC MARC」の商品解説】
南の中原に拠る農耕王朝と北の草原に拠る遊牧王朝。生業を異にする二つの王朝は、千年にわたり対峙し、たがいに覇権を争った。五胡十六国の戦乱から大元ウルスの統一まで、騎馬軍団が疾駆し隊商が行き交う、広大なユーラシア東方を舞台に展開する興亡史。伝統的な中華史観の枠組みを超え、多様な民族が往来する多元世界の歴史を描きだす。【商品解説】
五胡十六国時代から大元ウルス一統まで,騎馬軍団が疾駆する広大なユーラシア東方を舞台に展開する興亡史.【本の内容】
目次
- いま、中国史をみつめなおすために――シリーズ 中国の歴史のねらい(執筆者一同)
- はじめに
- 序 章 ユーラシア東方史と遊牧王朝
- 一 中央ユーラシアの騎馬遊牧民
- 二 遊牧と農耕が出会うユーラシア東方史
- 第一章 拓跋(タブガチ)とテュルク
- 一 鮮卑拓跋部と北魏
著者紹介
古松崇志
- 略歴
- 〈古松崇志〉1972年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程退学。同大学人文科学研究所准教授。博士(文学)。専門はユーラシア東方史。
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紙の本
コンパクトかつ高度
2021/12/06 00:57
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:健 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最新の研究成果をコンパクトかつ高度にまとめていて、本当によくできた概説書だと思います。著者は遼金やモンゴル時代の歴史を漢文史料を中心に専攻していて、そうした成果も取り込まれています。
紙の本
歴史に興味ある人が現在の到達点をさらいたい時に読むと良い作品
2020/05/19 15:51
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この四半世紀の日本を中心に進んだ研究を網羅した決定版の趣がある。そしてついに「征服王朝」というタームが消えた。日本史だけでの理解はありえない。中国はもとより半島との関わりを考えないと、列島の歴史を動かす要因は見えてこない。もっといえばヨーロッパまで横断可能は機動力と戦闘力を持つ草原の騎馬民族の興亡史が背景にない各国史は意味なくなるかも。徹底的に中国史を「草原から」描くというのがこの本の狙いか。唐を拓跋政権としたり、宋を沙陀系王朝の系譜に繋げたりとかなり強い言葉を使っているが、それくらいのインパクトが必要ということか。北魏や突厥、契丹、金に大きく紙面をさき、普通中国史では宋がメインで「その他諸々」になってしまうところを、宋代をユーラシア東方の「他国体制」として周辺の国家の存在を宋と「同等に」扱う概念など、「中国史」とされてきた考え方を打ち破るインパクトが感じられる。
紙の本
世界史的意味
2020/03/22 10:52
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国史における元の時代は、世界史的に見てとくにユーラシア大陸ではジンギス汗以来大転換期の時代である。それを踏まえての中国史である。つまり、中国史という縦軸とユーラシア・大モンゴルという横軸をどのように交差させるかが重要です。本書は、とくに東アジアについてその視点を踏まえて説明がされていて、入門書として良いと思います。